コンサートで聴くような広い音場を実現した高音質イヤホン
iPhoneやAndroidなどスマホで高音質なハイレゾ音源が聴ける時代。ハイレゾに対応したイヤホンも、今や珍しくありません。
そこで、ひと際目を引くのが音響メーカー『ラディウス』です。「スマホでハイレゾを聴く」の先駆け的なメーカーであり、イヤホンからハイレゾ再生アプリまで様々なオーディオ機器を手がけています。
そんなラディウスの技術の集大成といえる最上位機種のイヤホンが『ドブルベ』シリーズ。このシリーズの中で初めてハイレゾに対応した『ドブルベ ヌメロキャトル』『ドブルベ ヌメロトロワ』という2つのイヤホンの魅力に迫ります。
商品の詳細はこちら
→ハイエンドイヤホン ドブルベ ヌメロキャトル ルージュ
→ハイエンドイヤホン ドブルベ ヌメロトロワ ノワール
ダイナミック型でありながら高域の描写に優れたハイレゾ対応イヤホン
『ドブルベ』シリーズが特にこだわったのは、「イヤホンの核」となるドライバーユニットです。
一般的にハイレゾ音源特有の超高音域をクリアに再生するためには、バランスド・アーマチュア型(以下、BA型)ドライバーが使われることが多いですよね。しかし、ラディウスは「ダイナミック型ドライバーを使った高音域のクリアな再生」に着目したのです。
そこで、ドブルベシリーズのイヤホンにはどのような特徴があるのか、ラディウスの営業部の香田さんにお聞きしました。
ーーなぜ、ダイナミック型にこだわったのですか?
香田さん:
BA型はもともと補聴器に使われていたことからわかるように、小型化できることが最大のメリット。小型なので複数のドライバーを組み合わせて音作りができるというメリットもあります。一方でヘッドホンやスピーカーは再生周波数帯域に余裕のある大型のドライバーを搭載できるので、小型なBA型を使わずダイナミック型が搭載されているんですよね。
ドライバー径が小さなイヤホンでも、ダイナミック型ドライバーでハイレゾ対応の良い音が作れるのではないか。そこから“DDM方式”というドライバーユニットの開発が始まりました。
ーーDDM方式のドライバーユニットとはどういったものなのでしょうか?
香田さん:
DDM方式とは、2枚の独立した振動板を組み合わせたラディウス独自技術のドライバーユニットです。中低音・高音と鳴らす音域をわけて鳴らす仕組みになっているんです。
高音を鳴らす振動板は「セラミックピエゾ振動板」と呼ばれる非常に硬質なドライバーユニットで、とても細かく安定感のある振動をするため、一般的なダイナミック型ドライバーと比べて高音が綺麗に鳴りますよ。
また、中低音を鳴らす振動板にはベリリウムコーティング*が施してあり、歯切れの良い音質になりました。また、このDDM方式のダイナミック型ドライバーを採用することによって、BA型が不得意だった「低音の鳴り」も改善できたんです。
*ベリリウムコーティングはヌメロキャトルのみ施されています。
コンサートホールで聴くような臨場感あふれる音の空間表現
ーー試聴してみたのですが、音の解像感はもちろんのこと、すごく音場が広いですよね。
香田さん:
そうなんです。これも、2枚の振動板を鳴らすDDM方式ならではの特徴です。
2枚の振動板で中低音・高音と分けて鳴らしていても音が重なる部分がでてきます。その重なる部分があることで、コンサートホールで演奏を聴くような臨場感が得られるんです。
たとえば、2つのバイオリンがあったとして、1つだけ鳴らしたときと2つ同時に同じ音を鳴らしたときでは、音の厚みや広がりが違いますよね。
DDM方式もこのように音が重なることで、コンサートホールで演奏を聴くような臨場感が得られるんです。音の臨場感と解像感が高いので、どの位置で何の楽器が鳴っているかというのもわかりますよ。
ヌメロキャトル・ヌメロトロワの違いとは?
ーーラディウスの最上位機種『ヌメロキャトル』と『ヌメロトロワ』の構造はほぼ同じですよね…?カラー以外になにが違うのでしょうか。
香田さん:
はい。たしかに構造はほぼ同じです。でも、音質は全然違うんですよ。試しに聴いてみてください。
ーーあ、聴いた瞬間違いがわかりますね!ヌメロキャトルのほうが音の輪郭がハッキリしています
香田さん:
すぐにわかりますよね。ヌメロキャトルの音はシャープで元気のある音質。そして、ヌメロトロワは低音部に温かみのある優しい音質なんです。
実はこれ、先ほどチラッと紹介した「中低周波振動板」のコーティングの差だけなんです。ヌメロキャトルにはベリリウムコーティングを施してあり、ヌメロトロワにはしていません。ベリリウムでコーティングをしたことで、中低音がシャープになるんです。
ーーえ!?コーティングだけでこんなに変わるんですね。
香田さん:
かなり変わります!!音質に直接つながる部分なので、わずかな差でも音の味付けに違いが出るんです。
どちらが優れているかというよりも、元気な音が好きならヌメロキャトル、温かみのある優しい音が好きならヌメロトロワというように好みで選んで欲しいですね。
ーー本日は、ありがとうございました。
▽ドブルベ ヌメロキャトル ベリリウムコーティングのドライバー▽
▽ドブルベ ヌメロトロワ コーティング無しのドライバー▽
商品の詳細はこちら
→ハイエンドイヤホン ドブルベ ヌメロキャトル ルージュ
→ハイエンドイヤホン ドブルベ ヌメロトロワ ノワール
編集後記:独自の技術をふんだんに使ったラディウス渾身のイヤホン
ラディウスの最上位機種を実際に試し、こだわりについてお聞きしてきました。音を聴いた瞬間「これは本当にイヤホン?」と思うほど。
2枚の振動板を分けた構造は、スピーカーのツイーターとウーファーの構造を想起させるものがあり、それをコンパクトなイヤホンで表現している点、ラディウスの強いこだわりを感じますね。
今回は、最上位機種の音に着目した話をお聞きしましたが、他にもケーブル着脱式の構造や、耳孔深くまで届く「ディープマウントイヤーピース」など使用感も最上位にふさわしいと感じさせられましたよ。
ラディウスのハイレゾ対応商品はコチラ
- ハイエンドイヤホン ドブルベ ヌメロキャトル ルージュ
- ハイエンドイヤホン ドブルベ ヌメロトロワ ノワール
- Lightning接続イヤホン HP-NHL11R レッド
- ハイレゾ対応 DAC搭載 AL-LCH81K 24bit 192kHz 対応
- Lightning接続Flashメモリ AL-LCS12K 64GB
- Lightning接続Flashメモリ AL-LCS11K 32GB
ラディウスのハイレゾ再生アプリもチェック
![]() |
・販売元: radius co., ltd. ・掲載時のDL価格: 無料 ・カテゴリ: ミュージック ・容量: 10.4 MB ・バージョン: 1.0.6 |