【iOS 10】個人情報を守るための点検項目
『iOS 10』で履歴を削除する方法はこちら。
→ iPhoneに残る「履歴」を消す方法
(2016年11月1日 追記)
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『iOS 10』ではロック画面が便利になった反面、プライベートな情報がiPhoneのロックを解除しなくても見られる場合があります。
こちらもご覧ください。
→ iPhoneの個人情報は意外なところから漏れる
1. ロック画面の設定
ロック画面を右にスワイプすると現れるのが「今日」画面。様々なアプリの情報がチェックできる、ウィジェットが並んでいます。
この画面では詳しい情報までは分かりません。
しかし、パスコードを知らない人でもそのiPhoneを操作できるなら、たとえば予定やリマインダーの件名・インストールしているアプリなどを見ることができます。
ウィジェットを減らす
「今日」画面に表示されるウィジェットを減らせば問題ありません。
「今日」画面の一番下にある【編集】をタップ。
赤いボタンをタップして【削除】をタップすれば、ウィジェットが「今日」画面から消えます。
プライベートな情報を表示するウィジェットは【次の予定】・【Siriの検索候補】・【マップ】・【よく使う項目】・【カレンダー】・【メモ】・【メール】・【リマインダー】・【写真】・【友達を探す】です。
ほかにもウィジェット対応のアプリをインストールしている場合、そのウィジェットからアプリ内の情報が垣間見えてしまう恐れがあります。チェックしてみてください。
余分な機能を無効化
そもそも「今日」画面が必要ない、という場合はまるごと無効化できます。
設定アプリの【Touch IDとパスコード】を開きます。
「ロック中にアクセスを許可」の下にある、【今日の表示】をオフにしましょう。
あわせて【Siri】や【通知の表示】・【メッセージで返信】・【ホームコントロール】・【Wallet】もオフにしておくと、ロック画面にプライベートな情報を表示しないようになります。
2. プレビュー表示
メールやメッセージアプリの通知にはプレビュー表示という機能があります。通知の中にメールやメッセージの一部が表示される機能です。
通知をロック画面に表示するように設定していると、iPhoneを直接操作できる人なら誰でもこの通知を見られるので、メールやメッセージの一部が読めてしまいます。
必要なければ、この機能はオフにしましょう。
設定アプリの【通知】→【メール】か【メッセージ】を開きます。
複数のメールアカウントを登録している場合は個別に設定する必要があります。
【プレビューを表示】をオフにしてください。
3. 通知の表示設定
そもそもロック画面にアプリの通知を表示したくない、という場合には設定アプリの【通知】を開き、各アプリの設定画面を開きます。
そこで【ロック画面に表示】をオフにしましょう。
通知のサウンド・バイブレーションはこれまで通りに鳴る・振動するので、iPhoneが通知を受け取ったことは分かります。
4. Touch ID・パスコード
便利なTouch IDには、寝ている間に指を使われてしまうと、誰でもiPhoneのロックを解除できてしまうという弱点があります。
Touch IDは使いたいが、勝手にロックを解除されてしまうのは困る、という方は以下のページでご紹介している対処法をお試しください。
→ Touch IDの弱点
iPhoneのセキュリティの根幹である、パスコードの強化も大切です。桁数を増やしたり、アルファベットを使ったりして強化できます。
→ 【iPhone小技】「パスコード」を自由に設定する方法
iPhoneの使い方が分かるアプリ
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