Safariで選べる検索サイト『DuckDuckGo』とは
© DuckDuckGo.
iPhoneのSafariで検索エンジンとして選べる『DuckDuckGo』は、その名前の通りアヒルの絵が印象的です。どんな検索サイトなのでしょうか。
ユーザーの情報を収集・共有しない
DuckDuckGoは、検索に使ったキーワードやユーザーに関する情報を収集したり、それを他者と共有したりしないと謳っています。
検索を行った際、インターネット上で個人を特定する手段として使われる、IPアドレス・ブラウザの識別情報などを記録しません。
さらに検索に使ったキーワードが外部に漏れないよう、対策が施されています。
オプションを設定した際にはCookieを利用しますが、ユーザーを特定できる情報は含めず、オプションの記憶にしか使わないとしています。
プライバシーの保護を重視した検索サイト、それがDuckDuckGoです。
どうやって資金を得ているのか
『Google』の収入源は主に広告です。
検索キーワード・履歴をもとに、ユーザーが興味を持ちそうな広告を表示します。これをユーザーがクリックすると、Googleに広告料が入ります。
DuckDuckGoは、アフィリエイトを収入源としています。
アフィリエイトでは、ユーザーが特定のリンクから商品を購入すると、その金額の何%かが紹介料として掲載者に支払われます。
DuckDuckGoでは、検索のキーワードに応じて『Amazon』の商品が検索ページの上部に表示されるほか、通販サイトへのリンクはすべてアフィリエイトになっています。
もちろん、このアフィリエイトでも情報の収集・共有は行われていません。
「!Bang」で対応サイトを直接検索
DuckDuckGoのもう1つの特徴が「!Bang」です。対応するウェブサイトを直接検索できます。
たとえばAmazon.co.jpなら「!ajp キーワード」、『Wikipedia』なら「!jawiki キーワード」と入力して検索しましょう。
DuckDuckGoをSafariの検索エンジンとして指定すれば、アドレスバーから利用できます。
Safariにも同様の機能として「クイックWebサイト検索」が用意されていますが、こちらはそのウェブサイトの検索システムを1度使わないと追加されず、利用できません。
→ Safariの検索をもっと快適にする方法
「!Bang」対応サイトはこちらのページでチェックできます。
Safariの検索エンジンをDuckDuckGoに変える方法
こちらのページで手順をご紹介しています。
→ Safariの検索を『Yahoo! JAPAN』に変える方法
まだ完全には日本語への対応が終わっていませんが、Googleなどにはない魅力を備えています。ぜひ1度お試しください。