社畜の実体験を元にしたLINEスタンプがリアルすぎてヤバい【インタビュー】
© LINE Corporation / ©kouyou—-007
「ブラック企業に就職すると無駄死にするだけだって、何故わからないんだ!」
「歯車には歯車なりの意地がある!俺たちはお前たちと違う!」
そんな、社畜の心に刺さりまくるLINEスタンプを見つけました。
その名も「社畜戦士VS自宅警備最前線24時」。
社畜の心に刺さるのもそのはず。終電は余裕でなくなる・泊まることも多々・休日出勤あたりまえ・・・そんな労働環境で働いていた元社畜クリエイターが実体験を元に作ったLINEスタンプだったんです。
元社畜クリエイターのkouyouさんに、社畜LINEスタンプ誕生の裏話を聞きました。
社畜時代の実体験を元に作ったLINEスタンプ「社畜戦士VS自宅警備最前線24時」
ー「社畜戦士VS自宅警備最前線24時」の台詞って、かなりリアルですよね。
なんでこんなにリアルな台詞が書けるんですか?
kouyouさん:
昔、自分は10年以上、終電は余裕でない・泊まることも多々・休日出勤あたりまえの労働環境で働いていました。
その中で起こった、無理難題・無理な納期・理不尽な言葉・訳のわからないこだわりを持つ人に振り回された体験や、携帯が休みの日でもガンガン鳴る生活の中で感じた経験などを、ネットスラングなどを交えて台詞にして表現してみました。
ーkouyouさん自身、ガチの社畜だったんですね・・・。
台詞のリアル感や重みが半端ないのにも納得です。
kouyouさん:
きっと社畜の方に共感して頂けていると思います。
かなり気になる台詞を発見。その内容が深すぎた。
ー「俺が働かなくても国は回っている それってこの国が平和ってことだろ?」という、意味深な台詞がかなり気になりました。
kouyouさん:
世界情勢を見た時、世界各地で戦争・紛争・貧困地域があり、何ともならない本当に厳しい状況に置かれた国々がある中、
日本は働かなくても何とか両親・周りの人・国が支えてくれて、1人のニートを食わせてくれる環境がある。
もちろん、日本にも色々な事件・事故・災害・悩み・自殺問題等々ありますが、そのような国々に比べたら本当に恵まれた国で、日本に生まれた時点で当たりくじを引いたようなもの。
だから、生きていればいつかはチャンスがある!自殺なんてするな!という思いが込めてあります。
ーそ、そんな深いメッセージが込められていたなんて・・・!
「・・・って、お前(ニート)が言うなw」というオチもありますし、このスタンプを送れば、辛い人を少しでも笑顔にしてあげられそうですね。
リアル感がハンパない理由、それは実体験や趣味を元にしているから!?
ーkouyouさんは、「社畜戦士VS自宅警備最前線24時」のような「映画・TV風LINEスタンプ」をたくさん作っていますよね。
このような「映画・TV風LINEスタンプ」を作ろうと思ったキッカケは何ですか?
kouyouさん:
初期の自分は「ヘタウマ調」のLINEスタンプばかり作成していました。
「ヘタウマ調」のLINEスタンプは競争率が激しく、売り上げがほとんどない状態でした。
そこで、思い切って趣向をガラッと変え、リアルテイストの「FPS・サバゲー・ミリタリースタンプ」を作ってリリースをしました。
kouyouさん:
その思い切りが功を奏したのか、このLINEスタンプはそれまで自分が作ってきたLINEスタンプの中でも特に人気が出ました。
「映画・TV風LINEスタンプ」を作り続けるキッカケとなったのはもちろん、自分がスタンプ作成を続けていくモチベーションにもなったので、本当に自分にとって大切なLINEスタンプです。
ー「映画・TV風LINEスタンプ」のタイトルや内容などは、すべて自分で考えているのですか?
kouyouさん:
はい、自分の実体験や趣味から「映画・TV風LINEスタンプ」のコンセプト・タイトル・内容を考えることが多いです。
ミリタリー系のスタンプのモチーフは、サバゲーをやっている自分の姿をモチーフにしてたりもします(笑)
例えば、「社畜戦士」シリーズは、まさに自分の社畜経験から思いつきました。
「自宅警備最前線24時」シリーズは、「自宅警備」というネットスラングと自分の趣味である「ミリタリー」とを合わせ、さらに自宅警備をしている彼らの日々に密着した表現をしたいと思い「最前線24時」をつけ、スタンプ化しました。


ちなみに、このもともと別シリーズだった「社畜戦士」と「自宅警備最前線24時」という正反対の2つのLINEスタンプを対決させたら面白いと思って作成したのが「社畜戦士VS自宅警備最前線24時」です。

ーイラストや台詞などがかなりリアルなのは、kouyouさん自身の実体験や趣味を元にしているからだったんですね!
映画のポスターに触発されて作った「メイン画像」が凄すぎる
ー「映画・TV風LINEスタンプ」はイラストも台詞もかなりリアルですが、LINEスタンプの「メイン画像」がこれまた本物の映画のポスターっぽくてかなりリアルなのが気になりました。
kouyouさん:
最初に売れるチャンスである「新着」の欄に掲載された時に目立つように、他のLINEスタンプより少しでもインパクトのある表現をしたいと思っていたところ、たまたまショッピングモールで映画のポスターが目に入りました。
「コレだ!」と思い、映画のポスターのようなメイン画像を作るようになりました。

ー「メイン画像」に「スタンプ画像」の一部を使用しているLINEスタンプが多い中、「メイン画像」を1から作っているのは珍しいですよね。
映画ポスター風の「メイン画像」はどうやって作っているんですか?
kouyouさん:
まずは、キャラクターの立ち絵と背景画像をそれぞれ用意します。
次に、効果&演出レイヤーを重ねて加工し、最後にロゴなどを重ねて完成です。
kouyouさん:
ちなみに、キャラクターの立ち絵は、下書きを何枚も描いて作成しています。

ーあの小さい「メイン画像」1つにここまで時間をかけていたなんて・・・!凄いです!
次作のテーマは・・・鬼嫁や会社と戦う夫「奴隷夫」!?
ー今後、「映画・TV風LINEスタンプ」の他シリーズを作る予定はありますか?
kouyouさん:
今考えているのが、鬼嫁に日々無理難題・奴隷のような扱いを受け、鵜飼の鵜のように働いているのにお小遣いも貰えず、休みの日もろくに休ませてもらえない。
そんな毎日でも挫けず懸命に生き抜いて鬼嫁や社会と戦う夫をテーマにした「奴隷夫」を、「社畜戦士」のようなミリタリー調で描きたいと思っています。
ーそれは、「奴隷夫」もkouyouさんの実体験から描かれる・・・ということでしょうか?(笑)
kouyouさん:
え?!いや・・・それは・・・(震え)
ー(図星っぽいな・・・笑)
kouyouさん:
あ、そうそう!それといつか、「社畜戦士」の社畜っぷりを表現した4コマ漫画を描いてみたいと思っています。
もしそれがヒットしたら、背景画像・構図の凝った短編アニメーションでも作れたら良いなと妄想をして、ニヤニヤしています。
ーLINEスタンプだけでもこんなに社畜っぷりが表現できているのに、4コマ漫画やアニメーションになったらもっとスゴそう・・・!
kouyouさんの今後の活躍、楽しみです。インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!
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