【開発者インタビュー】夫婦二人で作ったゲームが世界のAppStoreで取り上げられた理由とは?
この記事では、難しいけどハマる高速シューティングゲーム『Missileman(ミサイルマン)』を紹介します。
(なぜか)ミサイルに乗った主人公(ミサイルマン)が、ミサイルの軌道を操り敵にぶつけます。
ミサイルマンのライフが0になるまでに、どれだけのステージを進めるかに挑むゲームです。
敵の攻撃パターンや、ダメージの受け方が多彩で、すぐにやられてしまいます。
しかし何度もやりたくなる中毒性があるんです!
空いた時間にちょこっと遊ぶにも、ガッツリやりこむにもおすすめなタイトルです!挑戦してみてください!
ミサイルを敵にぶつけるシューティングゲーム
Missilemanをスタートします!高速縦スクロール2Dシューティングです。


© 2017 Game or Die
左手でミサイルマンを移動し、右手でタップすることでミサイルを発射します。
ミサイルを打ったミサイルマンは、下から飛んでくるミサイルを掴みます。
敵を撃ち落とすと歯車が落ちてきます。集めると経験値が溜まり、レベルアップします。
1つのステージをクリアすると、【UPGRADE(アップグレード)】タイムです。
ミサイルマンを、自分好みに成長させましょう!

ミサイルマンを一定育てると、【スキル】を覚えます。
3つの選択肢から選べるのですが、毎回違う3択が表示されるので毎回違う戦いを楽しめるんです!
僕が気に入ったのは、【援護射撃】のスキル!
理由は、ミサイルがいっぱい出て安心感があるからです。

ミサイルを相手に当てるだけなのに、なぜMissilemanが難しいのか。
それはライフが3つしかあらず、ダメージを受けるポイントが多すぎるから。
壁に当たってもダメージを受けますし、大量にいる敵の本体、攻撃に当たってもダメージを受けます。
簡単に見えてかなり難しいので、みなさんもプレイしてみてください。
Missilemanについて紹介しました!実はこのゲーム、個人開発のゲームなんです。
今回は、Missilemanを作った大橋様にインタビューを行いましたよ!
開発に至った経緯や、開発中の苦労話などを伺いました。
Missilemanを作った大橋様にインタビュー
-Missilemanが初めてリリースされたアプリのようですが、個人でアプリを開発しようと考えた経緯を教えてください!
大橋様:
2013年にHotline Miamiというゲームを遊んで衝撃を受けました。商業ゲームにはない圧倒的なオリジナリティに強く惹かれたからです。
それ以来、Steamでインディゲームを漁るように遊び始めました。当時はプログラマとしてゲーム会社でゲーム制作に携わっていたのですが、インディゲームを遊んでいるうちに自分も個人でゲームを作ってみたいという気持ちが大きくなり、2015年に会社を辞めインディゲーム開発者としてゲーム制作を始めました。
-アプリ開発は何人で行っていますか?
大橋様:
妻と2人で作りました。妻も以前はゲーム会社でUIデザイナーとして働いていて、Missilemanではグラフィック全般を担当しています。私はプログラムとゲームデザインを行いました。
-開発中の苦労などを教えて下さい!
大橋様:
正直、開発中ずっと苦しかったです(苦笑)
会社でゲーム開発に携わっている時は、締切に間に合わせるために深夜までの残業や休日出勤の連続で体力的に辛いことが多かったのですが、個人開発の場合は時間の融通がつけやすい反面、作ったモノの責任は全て自分に返ってくるので、精神的に苦しかったです。
開発中盤、クオリティが上がらず辛い時期がありました。作っても作っても納得がいかないということが数ヶ月続き、妻も私も疲弊しきってしまい、リリースを諦めようとしたことがありました。しかし、たとえ納得がいなかないクオリティであったとしても、それが我々の今の実力でありそれをリリースすることは今後の成長に繋がるだろうという結論に至り、あと1ヶ月だけ頑張ろうと決めました。
すると不思議なもので、クオリティがどんどん上がっていきました。今まで終わりが全く見えなかったのに急にゴールが見え始めたので、2人で力を合わせ一気に作業を進めて完成に漕ぎ着けました。結果的に私達2人にしか作れないオリジナリティ溢れるゲームに仕上がりとても満足しています。
-イラストが非常に綺麗で、ゲームがサクサク動くことに驚きました!アプリ製作にはどれくらいの時間をかけましたか?
大橋様:
2016年の3月から2017年の1月まで作業をしていたので、11ヶ月かかりました。
-ミサイルに乗って攻撃、次のミサイルに飛び移るという「行為」が面白いのですが、ミサイルマンは何をしているんですか?(笑)
大橋様:
正直、そこは深く考えていないところでした(苦笑)
Missilemanの仲間が地上からミサイルを撃ってくれているので、Missilemanはそのミサイルに飛び乗り誘導して敵に向けて発射しているという感じでしょうか。

↑ミサイルを放つと、下からミサイルが!!!これは味方が打っているミサイルで、ミサイルマンはこれにしがみつくんです。なんで?(笑)
-僕(筆者)はステージ2までしか進められないんですけど、難易度設定はどのように行いましたか?また大橋様は全クリできるのでしょうか?
大橋様:
もちろん私はクリアできますよ(笑)だいたい95%くらいの確率でクリアできると思います。
私は高難易度のゲームをクリアした時の達成感が好きなので、それをプレイヤーにも感じてもらいたいという思いから、Missilemanも難易度を高めに設定しました。初見では確かに高難易度に感じられるかもしれませんが、全ての敵には有効的な対処法があります。それが一度分かってしまえば余裕を持って対処できると思うので、その対処法を見つけることを意識しながらプレイすることをオススメします。
-僕のように攻略に手間取っているユーザーが大変多いと予想できます!攻略のコツはありますか?
大橋様:
最初は貧弱なMissilemanですが、レベルアップを重ねるごとにドンドン強くなっていきます。レベルを効率的に上げるためにはコンボが欠かせません。コンボを繋ぐほど得られる経験値も多くなりレベルアップのスピードも上がっていきます。

↑画面右上の数字がコンボ数!隣のゲージがなくなるまでに次の敵を倒さないとコンボが途切れてしまう。
-クリアの難易度を下げるためには、ミサイルマンをどのように強化していくのがオススメですか?
大橋様:
上でも触れたとおりコンボを繋ぎいかに素早くレベルアップを行うかが非常に重要です。というわけで、ショットと援護ミサイルを強化することを最優先に行うと良いです。
オススメのスキルですが、まずは「壁抜き」。これがあるとショットが壁や炎に弾かれなくなるので戦闘が楽になり、結果的にコンボも繋ぎやすくなります。「コンボマニア」もオススメです。これを取るとコンボゲージの減り方が遅くなるので、コンボの繋ぎがぐっと楽になります。初心者には「インパクトリチャージャー」もオススメです。ライフが減るとシールドが急速に回復するので、結果的に長時間戦えるようになります。
-有料アプリでのリリースですが、ぶっちゃけいくらくらい売り上げが上がっていますか?
大橋様:
全世界のAppStoreでフィーチャーしていただけたので、日本だけでなく海外でも売れています。しかし、まだ開発費を回収できるほどの売上は出ていないので、もう少し売れて欲しいですね。
-次回作の予定があれば教えて下さい!
大橋様:
次回作の詳細はまだ全然考えられていない状況ですが、Missilemanのような高難易度のゲームになることは間違いないと思います(笑)
-大橋様、どうもありがとうございました!
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・販売元: Shinnosuke Ohashi ・掲載時のDL価格: ¥360 ・カテゴリ: ゲーム ・容量: 183.4 MB ・バージョン: 1.0.3 |