「iOS 11」の新機能・公開時期の噂まとめ

画像は合成です。
『iOS 10』の発表から来月で1年になります。これまでの傾向からすると、Appleは次のバージョンのiOSを近く発表すると考えられます。
現時点で噂されている新機能や、iOS 11の発表・公開時期を整理してご紹介します。
噂されているiOS 11の新機能・変更点
古いアプリ・デバイスのサポート終了
アプリは32ビット対応と64ビット対応の2つに分けられます。このうち32ビットのみに対応するアプリのサポートはiOS 11で終了すると噂されており、これらのアプリはiOS 11で動かなくなる可能性があります。
→ 「iOS 11」で18万個以上のアプリが使用不能になる恐れ
お使いのアプリが32ビットのみに対応しているか否かを調べる方法はこちら。
→ 『iOS 10.3』の気になる変更点まとめ
同時にiOSそのものも32ビットへの対応をやめると考えられます。そのため処理を担うプロセッサが32ビットにしか対応していない『iPhone 5』・『iPhone 5c』・第4世代iPadはiOS 11にアップデートできないかもしれません。
64ビットは32ビットに比べて1度に扱えるデータ量が多く、処理は高速です。『iPhone 5s』・『iPad Air』以降のモデルはすべて64ビットに対応しており、その能力をフルに活かせるのは64ビット対応アプリです。
Appleは以前からアプリの64ビット対応を促しています。これがiOS 11で最終段階に入るものと考えられます。
Siri
Siriがユーザーの習慣や行動をさらに学習するようになる、と言われています。ただし具体的にどんなことが可能になるのかは不明です。
iOS 10でもSiriと他社製アプリは連携できますが、Siriに命令して実行できるアクションは少ない状況です。これがiOS 11で拡充されるという噂もあります。
FaceTime
電話アプリで相手に電話する際、FaceTimeによる音声通話が標準の通話方法になると噂されています。現在は携帯電話会社の回線を使う方法が標準です。
もしこの方法が採用されると通話時間に応じて通話料が発生するのではなく、通話内容や時間に応じてデータ通信量を消費することになります。
相手がFaceTimeを利用できない場合は、自動的に携帯電話会社の回線を使うそうです。
FaceTimeを使い、最大5人のグループでビデオ通話が行えるようになるとも噂されています。現在は1対1のビデオ通話しかできません。
Workflow似の自動処理機能を追加
アプリから受け取ったデータを元に、あらかじめ決められた作業を自動で実行できるアプリ『Workflow』の開発元がAppleに買収されました。
→ iPhoneに欲しい機能を自作できるアプリ『Workflow』無料化、Appleが買収
このことから、将来のiOSではWorkflowのような機能が最初から組み込まれているのではないか、と考えられています。現時点で具体的な情報は出ていません。
Apple Payで個人間の送金が可能に
Apple Payを使い、ユーザー間で金銭のやりとりができる機能について、Appleは提携企業と交渉中だと報じられています。年内に発表とされていますが、iOS 11に間に合うのか・日本でも導入されるのかは不明です。
さらにAppleは自社のデビットカードを発行するため、カード会社のVisaと交渉中とも噂されています。
低電力モードの自動化
低電力モードはiPhoneの消費電力を減らせる機能で、『iOS 9』から導入されています。
→ 【iOS 9】バッテリーの持ちが最大3時間延びる「低電力モード」追加(追記あり)
これがiOS 11では、時間帯・場所で低電力モードのオン・オフを切り替えるなど、オン・オフを切り替えるきっかけとなる物事を設定できるようになるのではないか、と考えられています。
iPadだけの新機能
iOS 11でiPadだけに追加されるものとして、3つの機能が噂されています。
1つ目はユーザー切り替え機能。PCのようにユーザーごとにアプリ・設定・写真や曲などのコンテンツを管理できるようになり、使用者に応じてユーザーを切り替えられる機能と考えられています。
2つ目は液晶タブレット機能。Macと連携させ、iPadをMacの液晶タブレットとして使えるようにするものです。
→ iPad Pro 2はMacの液晶タブレットにもなる、Appleが開発中か
3つ目は、2つのアプリを同時に利用できるSplit Viewの強化。3〜4つのアプリの同時利用に対応すると予想されています。
iOS 11の発表・公開時期
Appleが現地時間の6月5日から6月9日まで開催する、開発者向けイベント『WWDC』での発表が期待されています。
→ Appleが6月にイベント開催、iPhone 8・新iPad発表は?
昨年は、このWWDCでiOS 10が発表されました。
→ 【画像速報】WWDC 2016発表内容まとめ
発表後、開発者に限定して開発途中のiOS 10を公開。その年の7月には一般ユーザーも参加できる公開テストが始まり、9月に正式リリースされています。
iOS 11も、同様のスケジュールで正式リリースに至ると考えられます。
参考
- Sketchy rumor claims iOS 11 will bring long overdue group FaceTime calling | 9to5Mac
- Sketchy rumor claims iOS 11 will enhance Siri with iMessage integration, user behavior learning, more | 9to5Mac
- Comment: Rumored Apple TV account switching in tvOS 11 may suggest multi-users for iPad with iOS 11 | 9to5Mac
- Report: Apple in talks to extend Apple Pay with person-to-person payments, offer its own prepaid debit cards | 9to5Mac
- Apple to launch iOS 11 with Siri 2.0, and more WWDC 2017 Info – AppleToolBox
- Rumor: iOS 11 Features Automatic Low Power Mode, Make FaceTime Audio Calling As Default, More | Redmond Pie
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