【アプリ開発者向け】スクエニやエウレカがユーザーに愛されるアプリづくりを語る

7月20日(木)、Ad Generation(アドジェネ)とAppsFlyer主催で開催されたアプリ開発者向けイベント「愛されるアプリへのベストプラクティス」に参加させていただきました!

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登壇されたのは以下の方々!

株式会社エウレカ Pairs事業部責任者 金田 悠希さん
株式会社スクウェア・エニックス キングスナイト -Wrath of the Dark Dragon- アートディレクター 星野 小夜子さん
AppsFlyer Japan カントリーマネージャー 大坪 直哉さん
Supership株式会社 広告事業部 アドテクセンター 動画リワードPM 迎 昭宏さん

アプリ開発者の方だけではなく、広告を出稿する方にも勉強になるセミナーで、筆者としても大変勉強になりました。
このイベントでお話されていた中からいくつかピックアップしてご紹介します。

恋愛・婚活マッチングサービス運営のポイント

株式会社エウレカ
国内最大級の恋愛・婚活マッチングサービス「Pairs」について「愛されるアプリとは」をテーマに、プロダクトオーナーの金田氏の視点からお話いただきました。

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マッチングサービスとゲームのユーザーの喜びと時間経過の違いについて

マッチングとゲームの違いについて金田氏は、ゲームは最初のガチャでレアを引かせてバトルで勝ってもらうなど、登録したユーザーの喜びやテンションを右肩上がりにしていくように設計していく傾向があるとのこと。

一方マッチングサービスでは、マッチングするユーザー双方の喜びを上げていく必要があるそうです。

例えば相性が合わない男女を無理やりマッチングさせることで、男性側の喜びが上がることはあるが、それによって女性側の喜びが下がってしまうようなことはあってはならないため、マッチングの設計はゲームの設計とは違った難しさがある。とのことでした。

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そのためPairsでは、男女間のテンションを近いバランスで保つことを目的に、サービス全体のマッチング状況を見て偏りを無くしていき、マッチングする件数ではなくUU数を最大化させることを意識して設計しているそうです。

オンラインデーティングサービスについて

また、金田さんたちのプロダクトは厳密には「マッチングサービス」ではなく「デーティングサービス」と位置付けており、オンライン(アプリの中)だけでなくオフライン(外との交流)にも責任をもち、その施策の一つとしてオフラインイベントを開催しているとのこと。

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企業としては、アプリを継続的に利用して貰う方が利益につながりやすくなりますが、「Pairs」をより多くの人に使ってもらい、マッチング後に実際にデートを重ねた後、交際をスタートさせて「幸せに」退会してもらう流れを重要視しているそうです。

Pairsでの成功体験が広まることが、新たなユーザー登録やカップル成立のきっかけにもなるとのことでした。

KING’S KNIGHTを愛してもらうために

スクエア・エニックス株式会社
現在開発中のアプリ「キングスナイト」をもとに「愛されるアプリとは」をアートディレクター星野氏の視点からお話いただけました。

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愛されたい・愛して貰いたいところを決める

キングスナイトは、元々ファミコン版で発売されていたゲームです。
そのファミコン版を知っているユーザーや原作を知らなくてもアクションゲームが好きなユーザーをターゲットにしているそうです。

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また、ユーザーにどこを愛してもらいたいのか、どう愛してもらえるのかを多方面から考えることで、愛されたいポイント(推しポイント)を愛されたい人たち(ユーザー)に届けられるように工夫したとのことです。

星野氏は「キングスナイト」を例に、実際に工夫したところをいくつか話してくださいました。

現代の技術で壁を新生

キングスナイトにある「壊せる壁」の表現もただ現代的な表現にするのではなく、あえてドットそっくりな見た目の3Dブロックにしているとのこと。

< img src="https://www.appbank.net/wp-content/uploads/2017/07/KINGZ-KNIGHT-480x334.png" alt="KING'Z KNIGHT" width="480" height="334" class="alignnone size-medium wp-image-1384500" />



床面も、ドットの再現の為にファミコンとそっくりなテクスチャ(画像)を描き込んでいるそうです。ただし、ただ当時を再現するだけでなく、画面手前をファミコンの絵柄のビビットなドット、奥をフォグ(空気感)がかかった立体の世界にすることで、画面一つで昔から現代への30年間のグラデーションを表現したそうです。

キービジュアルで作品の「顔」をつくる

キービジュアルは作品の「顔」となり、届けたいメッセージや商品の押しどころになります。
今回のキービジュアルはファミコン時代の配置を踏襲するようにしたそうです。

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同じキャラクターをいろいろな手法で描いてみた上で、グローバル配信も決まっていたので萌え要素を廃止し、クールなリアル調のビジュアルに決定したとのことでした。

動画リワード広告とアドジェネの取り組み

Supership株式会社
動画リワード広告についてSupershipの迎氏からお話を頂きました。

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動画リワード広告は、動画広告を最後まで見たユーザーにアプリ内で報酬が発生する広告です。
広告を見るかどうかをユーザーが選ぶことができ、ユーザーにリワード(インセンティブ)を与えることでユーザーのアクティブ率をあげ、課金へのきっかけを作ることができるそうです。

さらに詳しいことについては以前のアプリ開発者様向けイベントで詳しくお話されていました。その時のレポート記事がありますので興味がある方は要チェック!
【開発者向け】お酒ありのアプリ勉強会「ビールナイト」に行ってきた!

アドジェネでは過激なクリエイティブや詐欺広告が出た時の対策としてSDKの品質向上に力をいれており、品質管理チームによる自動テストで検証をしているとのことでした。

アドフラウドの危険性

AppsFlyer
最後に登壇したAppsFlyerの大坪氏は「アドフラウドの危険性」について注意喚起をされていました。

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アドフラウドとは広告詐欺のこと。広告詐欺は他の詐欺行為と比較した場合、難易度が簡単で儲かっており、この3ヶ月間で日本でも急激に広まっているとのこと。
インストールをハイジャックされてしまったり、1回クリックしただけなのに10回クリックしたようにみせかけられてしまったり…。

その為、実際は全然成果がでていないのに成果が出ているように見えてしまい、開発者も広告主も詐欺広告を優良な広告だと勘違いしてしまうのだそうです。
計測ツール等で逐一確認することをオススメします。

今後の動向に注目!

今回のセミナーは開発者の「愛」が伝わってくるイベントでした。
また、Supershipさんがオススメしていた動画リワード広告ですが、AppBankでも動画リワード広告を提供中です!!

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AppBank Video Networkは、スマートフォンアプリを利用中のユーザーに対して、動画広告を配信するアドネットワークです。
『AppBank Video Network』をご利用いただくことで、アプリ内に動画広告を掲載することができ、ユーザーがアプリを終了する際にその動画広告を表示することで、ユーザーのアクティブ率や継続率を向上することが可能となります。

AppBank Video Networkの特徴詳細は以下よりどうぞ。
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AppBank Networkは、AppBankが運営するアドネットワークです。
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