【iOS11】ユーザ辞書の同期がようやく改善か
文字列と読みを登録できるユーザ辞書は、以前からiPhone・iPad・Macの間で同期できますが、その同期が安定しない状態が続いていました。
この問題が『iOS 11』と『macOS High Sierra』でようやく解決するようです。
ユーザ辞書の使い方はこちら。
同期システムをCloudKitへ移行
John Gruber氏がAppleの広報担当者から受け取ったメールによると、iOS 11とmacOS High Sierraでユーザ辞書の同期に使われているシステムを入れ替え、新たにCloudKitを採用します。
CloudKitは写真・iCloud Drive・メモ・Safariなどで採用済み。これまでのユーザ辞書の同期システムと比べ、信頼性は高いと考えられています。
これまでのシステムでは同期できたり、同期できなかったり、iPhoneからMacへの一方通行的な同期だけができたり、と信頼性は決して高くありませんでした。
移行時期は来月
Appleの広報担当者によれば、この変更を盛り込んだiOS 11・macOS High Sierraのアップデートは来月あたりに提供される予定です。
ベータ版が公開されたばかりの『iOS 11.1』に盛り込まれるのでしょうか。
ユーザ辞書の使い方
変換候補に出ない単語を登録する際にも使えますが、長い文字列も登録できるので、定型文を登録しておくと便利です。
メモアプリなどで登録したい文字列を入力し、選択。メニューを左にスワイプします。
【ユーザ辞書】をタップ。
「よみ」に、文字列を変換候補に出すための読みを入力します。
今回の場合、「おつ」と入力すると定型文が候補に現れます。
登録した単語・文字列は、設定アプリの【一般】→【キーボード】→【ユーザ辞書】で確認・編集できます。
デバイス間でユーザ辞書を同期する場合、すべてのデバイスで同じApple IDでiCloudにサインインした上で、iCloud Driveの同期をオンにしてください。
参考
- Daring Fireball: Update: iCloud Text Replacements Are Moving to CloudKit Soon
- macOS High Sierra and iOS 11 May Fix Long-Standing Sync Issues With iCloud Text Replacements [Update: Soon] – Mac Rumors
- Science confirmed: Text replacements do not sync – MacStadium – MacStadium Community Discussion
![]() |
・販売元: iTunes K.K. ・掲載時のDL価格: 無料 ・カテゴリ: ユーティリティ ・容量: 110.5 MB ・バージョン: 1.2 |