Wi-Fiの問題を修正したiOSは今月中に提供か

画像は合成です。
Wi-Fiのセキュリティに関する機能の1つである『WPA2』に、『KRACK』と呼ばれる重大な弱点が見つかりました。
Appleはこの弱点に対して、iOSなどのアップデートで対応する予定です。
数週間以内に提供の予定
これまでの情報では、開発途中のベータ版iOS・watchOS・macOS・tvOSでKRACK問題に対応済みとされていました。
iOSはiPhone・iPad・iPod touch、watchOSはApple Watch、macOSはMac、tvOSはApple TV用のソフトウェアです。
問題は、それがいつ提供されるのか。『Lifehacker』にAppleが寄せた声明によれば、KRACK問題に対応したiOSは数週間以内に公開されます。
また、『9to5Mac』は『watchOS 4.1』が10月中に公開されると指摘。そこから、KRACK問題に対応したiOSなどは今月中にリリースされるのではないか、と推測しています。
iOS 11.1かは不明
「ベータ版のiOS」とされていますが、これが開発者やテスト参加者に限って公開されているベータ版『iOS 11.1』を指しているのか、それとも非公開でテストされている別のバージョン(iOS 11.0.4?)を指すのかは分かっていません。
iOS 11.1では、3D Touchを使ったアプリの切り替え機能の復活・簡易アクセスのバグ修正・新しい絵文字の追加などが予定されています。
iOS 11非対応機種への対応は?
気になるのは『iOS 11』にアップデートできない、『iPhone 5』・『iPhone 5c』・第4世代iPad以前のデバイス、第5世代iPod touch・初代iPad miniの処遇です。
仮にiOS 11.1がKRACK問題を修正したバージョンだとすれば、上記のデバイスはKRACK問題に対応できず、未修正のまま。KRACK問題の詳細は公表済みなので、今後これを悪用した攻撃が増える可能性があり、Wi-Fiを利用する際にはリスクが伴うことになります。
iOS 11でも、『iOS 10』では未修正だった、ほかのセキュリティの弱点が修正されています。iOS 11にアップデートできない機種から対応機種へ買い替える時なのかもしれません。
参考
- Wi-Fi WPA2 security cracked: Android & Linux most vulnerable, but iOS and macOS too [U] | 9to5Mac
- Your Wi-Fi is Vulnerable to Attack—Update Your Devices to Fix It – Lifehacker
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