『iOS 11.1』はWi-Fiの「KRACK」問題も修正済み

公開された『iOS 11.1』では、機能の復活や改善などが行われています。さらに、セキュリティに関する問題も修正されています。
Wi-Fi通信の内容を盗み見できる問題を修正
Appleの発表によると、「KRACK」と呼ばれているWi-Fiの問題が修正されています。
この問題を悪用することでWi-Fiの通信内容を盗み見たり、その内容を変更したりできるため、適切に保護・暗号化されていない個人情報が盗まれる恐れがあります。
→ Wi-Fiのセキュリティに重大な弱点、対策は?(2017年10月)
ほかに7件の問題を修正済み
KRACK問題のほかに、7件のセキュリティに関する問題が修正されています。
- 悪意のあるコードを含むテキストファイルでアプリを強制終了できる問題
- アプリが権限を取得して任意のコードを実行できる問題
- ロック画面からメッセージ返信機能を使って写真アプリにアクセスできる問題
- ロック画面に表示しない設定の通知をSiriで読み上げさせられる問題
- 悪意のあるコードを含むZIPファイルでアクセス制限領域を編集できる問題
- 保護されている入力欄に記入した文字列が確認できてしまう問題
- 悪意のあるウェブサイトにアクセスした際に任意のコードが実行できる問題
目立った新機能がいまのところ見当たらないiOS 11.1ですが、セキュリティに関する問題が修正されているので、忘れずにアップデートしましょう。
参考
About the security content of iOS 11.1 – Apple サポート
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・販売元: iTunes K.K. ・掲載時のDL価格: 無料 ・カテゴリ: ユーティリティ ・容量: 110.5 MB ・バージョン: 1.2 |