『Cytus II』やPS4『DEEMO』発表。コンサートと新作発表が融合したRayarkカーニバルレポート
Rayarkが12月9日に台北で開催した「Rayarkカーニバル – RayarkCon 2017」のオフィシャルレポートをお届けします。
20人編成のオーケストラと歌手、ソリスト、DJ等がRayark作品でおなじみの楽曲を演奏したほか、音楽ゲーム『Cytus』の続編『Cytus II』(Cytus 2)が2018年1月にリリースされることなど、さまざまな新情報も公開。
コンサートと新作発表が融合したユニークなイベントのオフィシャルレポートをどうぞ!
オーケストラと電子音楽の融合
今回のイベントの音楽監督は『DEEMO』、『Sdorica』の作曲家巨彥博(Chamber Chu)が担当。オーケストラで構成された多様な曲目に、空中投影の立体効果を合わせ、視覚的にも聴覚的にも華やかな演出となりました。
今年のコンサートでは、多くのソリストの存在もイベント全体に美しい色合いを足すために欠かせないものでした。
巨彥博(Chamber Chu)がピアニスト兼指揮を担当した他、日本人アーティストTHE SxPLAY (菅原紗由理)やバイオリニスト廖柏雅(Kevin Liao)、ボーカリスト連筱筠(Hsiao-Yun Lien)、及びギタリストYichen等、会場を盛り上げるため素晴らしいパフォーマンスを披露していただきました。
本イベントが『Sdorica -sunset-』の壮大な音楽と共に幕を開くと、観客は『Sdorica -sunset-』のファンタジーな世界へといざなわれ、続く『DEEMO』の演奏では、感動的な旋律と会場中にこだまするピアノの音色が、ゲーム中のあの涙を誘う物語を思い起こさせました。
この前半のオーケストラとソリストによる演出は、会場がまるでコンサートホールに変化したかのよう錯覚を起こさせました。
後半に入ると、会場はますます盛り上がりを見せ、最後の30分間には、Rayark音楽チームメンバーであるIceとKIVΛがステージに姿を現し、『Cytus』の楽曲でDJショーを行いました。
そこに両サイドで演奏するオーケストラの音色も加わり、電子音楽とオーケストラの完璧な融合によって新しいハーモニーが生まれると、会場全体が熱気にあふれ、歓声が鳴り響きました。
『Cytus』の続編『Cytus II』がまもなくリリース
DJショーの終わりが近づいてきた時、新しい音楽ゲームのゲームプレイ映像が現れました。
一つ一つ光るノーツ、そしてそれをタップした際にはじける色鮮やかな光。これらはRayarkファンの前にまもなく新作ゲームが登場することを暗示していたのです。
音楽パフォーマンスが終了すると、スクリーンにはRayark最新音楽ゲーム『Cytus II』予告ムービーが流れ、映像は2018年1月で止まりました。
会場が興奮の声に包まれる中、プロデューサーのGuluが登壇し、『Cytus II』が来年1月にリリースされることを発表すると、会場内の盛り上がりは最高潮に達しました。
イベントのメインとなった『Cytus II』の他、『Sdorica -sunset-』を含め、『Soul of Eden』や『DEEMO』3.2アップデート、次世代ゲーム『DEEMO -Reborn-(仮称)』及びArchprayと協力開発中の『Project MO(仮称)』等、Rayarkが現在進行中の各プロジェクトのプロデューサーも今回のイベント上で最新情報を発表いたしました。
『Sdorica -sunset-』ゲームデザインの過程を公開
『Sdorica -sunset-』の発表は世界初公開となる完全版OP映像ではじまり、テーマ曲〈Sdorica “The Story Unfolds〉と合わせゲームの世界観を披露しました。
プロデューサーの謝昌晏(Holymars)は『Sdorica -sunset-』の世界を作り上げていく行程をはじめ、各エリアや種族ごとの文化、キャラクター内での争いや物語の発展を設計する過程などに関しても紹介しました。
その他にも、会場ではゲームのコアとなるバトルの設計理念について、策略系ターン制バトルを基礎に、チーム編成やバトル中の情勢分析、操作技術の3方向から観察し、全てを兼ね合わせて進めていくバトル方法を、最新のバトル映像を用いて細かく紹介し、コンテンツをアップデートし続けて長期間運営した後も、プレイヤーを飽きさせることなく、いつまでも新鮮味を感じられるプレイ方法でありたいと語りました。
最新予告映像を公開すると共に、謝昌晏(Holymars)は来年の春に『Sdorica -sunset-』リリースすると発表しました。引き続きゲームの最新情報をチェックしてください。
『Soul of Eden』新しく生まれ変わって登場
同じくイベント内で2018年にリリースされるもうひとつの新作ゲーム『Soul of Eden』についても、プロデューサー林昱廷(QQ Lin)及びゲームプランナー劉庭亦(Andy Liu)が登壇し、斬新なデザインを世界中のプレイヤーに公開いたしました。
2人は2016年末に行った約1万人のクローズドβテストから得たデータを元に、フィールドやキャラクターを大幅に変更したことを述べ、最後にはゲームのプレイ方法やゲーム中に登場する4つの種族の戦術の違いのほか、種族ごとの特色の強いキャラクターやそのスキルについても紹介し、観客の注目を引きつけました。
また、プロデューサー林昱廷(QQ Lin)はこれはRayark初のeスポーツゲームであることを強調し、リアルタイムストテラジーとカードゲームを組み合わせたプレイ方法は、プレイヤーが何度遊んでも飽きることのないゲームになるだろうと語りました。

次世代新作ゲームは2019年リリースを予定
10月に発表した制作中のPS4新作『DEEMO -Reborn-(仮称)』について、シニアゲームプランナー賴盈瑞(Rick Lai)が現在開発中のプレイ画面とゲームの過程を紹介しました。
会場に集まったファンは一足先に『DEEMO』の城の中を探索する映像を目にすることとなりました。この次世代『DEEMO』では、『DEEMO』が2Dの絵本の世界から飛び出し、3Dの世界に生まれ変わり、ユーザーに投入式の体験をお届けします。
また、DualShock 4とPlayStation Move、2種類のコントローラーをサポートしており、ユーザーの皆さまに音楽と探索の特別な組み合わせを体験していただきたいと思います。
ソニー・ミュージックエンターテイメント(SME)のゲームパブリッシング事業を行う新レーベルUNITIESからPlayStation 4にて、2019年にリリース予定です。
冒険と謎解きの新作
『Project MO(仮称)』はRayarkとArchprayが協力開発中のゲームとなっており、Rayarkゲーム総監督の李勇霆TonyとArchprayの共同創業者、侯景議(lan Hou)が登壇しこの謎のゲームの情報を露にしました。
シンプルなゲームデザインをベースとし、想像力が溢れるゲームとなっております。神秘的なストーリーの他、プレイヤーはゲーム内で1匹のMOという青緑色の謎の生物と出会い、一緒に実験場の中で知られざる秘密を探索、研究していきます。
侯景議(lan Hou)の紹介によると、遊び方は「移動」+「ジャンプ」+「コントロール」を用いた組み合わせになっており、そのうち「コントロール」は寄生の概念と似ており、ゲーム内のキャラクターの中に寄生することで、ゲームのストーリーを進めていきます。
Archprayは南台科技大学メディアエンターテイメントサイエンス学科の卒業生が結成しました。
李勇霆(Tony Lee)は、ゲーム製作の過程でRayarkはプロデューサーの役を務め、これまでの制作やマーケティングにおける経験を伝授していくこと、また、2018年にArchprayチームと共に最高の作品を皆さまにお届けする予定であること、さらに、このような経験を通して、産学連携の更に安定したやり方を見つけていきたいと語りました。
また、今回のイベントでは『DEEMO』もバージョン3.2が近日中にリリースされる予定であることを公開しました。
今回のアップデートでは「Funkot Collection」、「Feryquitous Collection」及び「M2U x Nicode Collection 2」のそれぞれ特色がある3つの楽曲パックを収録いたします。
ゲームの最新情報を発表の他、会場では『Implosion』のゲームの前の物語を描いたアニメ『Implosion:ZERO_DAY』の5分間の映像を流し、RayarkのCEO游名揚(Ming-yang)は現在のアニメ映画の最新情報を発表しました。どうぞご期待ください。
イベントの最後、游名揚(Ming-yang)は出演者とプロデューサーチーム一同を舞台に招いた後、今回イベントに参加してくださったプレイヤーと素晴らしい時間を共有できたことに感謝の気持ちを述べると共に、2018年への期待を込めてRayarkCon 2017は幕を閉じました。
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・販売元: Rayark International Limited ・掲載時のDL価格: ¥240 ・カテゴリ: ゲーム ・容量: 1,560.5 MB ・バージョン: 10.0.0 |
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