77秒間無敵でゲームバランス崩壊と思いきや!? 『23/7』の「時間操作」バトルを高評価
藤商事より配信予定の新作RPG『23/7 トゥエンティ スリー セブン』。
本作は「ある日、世界中の時計から“9時”が消滅した。そして1日は、23時間となった」という誰も想像することもできないような世界が舞台のRPG。9時が消滅した世界で失われた時間を取り戻す戦いとは?

※AndAppによりPCでもプレイできます。
12月7日から13日まで、Android端末でのクローズドβテストが行われました。今回はメインストーリーやバトル、遠征戦と呼ばれるモードを楽しむことができましたので、クローズドβテストの様子をお届けいたします。
特に注目して欲しいのは、「時間操作」や「時間干渉」という物語のテーマをうまく料理したバトルシステム。バトル開始から「77秒間は無敵」というラノベの最強主人公的な能力は、一見するとゲームバランス崩壊につながりそうですが……!?(文:ニュー侍)
バトルの流れを読み、指先ひとつで決断するアツいバトルシステム!
本作は「時間」をテーマにしたタイトルということもあり、スピード感あふれるバトルを楽しむことができました。
バトルでは「ACCEL(アクセル)モード」、「SHIELD(シールド)モード」、「CHARGE(チャージ)モード」という3つのモードを切り替えて戦います。
ACCEL(アクセル)モードは自分たちだけ倍速で戦える攻撃重視のモード、SHIELD(シールド)モードは防御重視、CHARGE(チャージ)モードでは「バレットタイム」と呼ばれる必殺技的なものを発動するために必要なゲージをチャージできます。
スワイプ操作で一瞬でモードを切り替えられるので、状況を見て迅速な決断を行いながら実行できます。
また、本作の特徴のひとつとして「インビンシブル77」と呼ばれるシステムがあります。簡単に説明すると戦闘開始から77秒間無敵状態に!
マジか。どこのラノベのチート主人公の能力なんですか!
無敵状態のときは攻撃をどんどん繰り出し、爽快感のあるバトルを楽しむことができました。
時間は限られているので、無敵状態で効率よくマップを進めることが重要。クエストによっては無敵時間が77秒ではないものもあり、モードを切り替えることも重要となってきます。
プレイ前は「無敵=何も考えなくても俺TUEEEEEE!=脳筋プレイができる」と考えていますが、実際はリアルタイムで変わる戦況を考えて戦い方を切り替えるほうが効率的に戦うことができ、そこが本作ならではの奥深さや楽しさにつながっていると感じました。
ザコ敵や自分より格下の相手と戦う時は、わりと何も考えずにACCEL(アクセル)モード=自分たちだけ倍速で敵を一掃するという脳筋プレイができ、これはこれで爽快感があって楽しい!
ですが、77秒で倒しきれない強敵との戦いの時は、強力な必殺技的なバレットタイムが有効=隙を見ながらCHARGE(チャージ)モードでゲージをためる必要が出てきます。
そして、無敵状態がきれたあとは敵の猛攻をしのぐ必要があるので、そのタイミングを見計らってSHIELD(シールド)モードで防御することが大事になるわけですね。
▼バレットタイムはいわゆる必殺技的なもので、敵の動きを止めてラッシュを決める攻撃! ただし、チャージする必要があるのでリスクもあります。
▼バレットタイム発動時のカットインがカッコイイ!大ダメージを狙ってみよう。
こうしてクエストをクリアすると経験値やアイテムを獲得できます。
クエストをプレイすることでキャラクターが育つというのはRPG好きなのですごくうれしい。クエストに行き詰まったら、前のクエストに挑戦してレベル上げを!
ストーリーは本格的なライトノベルで展開!
RPGと言えば、注目したいのがストーリーです。「ある日、世界中の時計から“9時”が消滅した。そして1日は、23時間となった」という気になるテーマがあります。なぜ9時が消滅したのか……。
ネタバレになるので物語にはあまり触れませんが、とあることをきっかけに異世界との戦いに巻き込まれた少年の冒険活劇が描かれます。


物語が気になる方は、電撃マオウに掲載された前日譚のコミックを読むのがおすすめです。コミック版では、ゲーム版の主人公の父親(仁)と母親(エリサ)の物語が描かれていますよ。
→コミック版はこちらで読めます:コミックウォーカー
※コミックは、コミックウォーカーなどの電子書籍サイトで無料で読むことができます(2017年12月現在)。
そして、かなり驚かされたのが、ストーリーの見せ方です。一般的なアドベンチャーゲームのようにキャラクターの立ち絵と背景を駆使して展開されるものではなく、文字メインでのガチの小説で展開されるのです。
▼これは電子書籍アプリの画面ではありません。本作のストーリー部分の画面です。完全にノベル!
ひとつの物語のボリュームは満点。文字サイズの変更も可能なので、ゆっくりと場所を問わずに楽しむことができそうです。
ストーリーの展開を集中して読むことができるのはおもしろい試みだなと感じました。クエストではバトルに集中、物語はまとめて読んで楽しむこともでき、プレイヤーによって楽しみ方は変わってくると思います。
いろいろな楽しみ方ができるので、多くのプレイヤーに本作を味わってほしいなと思いました。
また、ストーリー展開がなぜこのようなシステムとなったのかについては、開発者インタビューに掲載されています。ぜひ、チェックしてみてくださいね。
→インタビュー記事はこちら;9時が消えて1日が23時間に!? 77秒は無敵で戦える!? 時間がテーマの新作RPGとは?【23/7インタビュー】
豪華声優&人気イラストレーターによるキャラクターにも注目!
『23/7』のキャラクラーのボイスは豪華声優陣が担当しています。
主人公である神名ヒカリは、アニメ「弱虫ペダル NEW GENERATION」の新開悠人役や「マクロスΔ」のハヤテ・インメルマン役などを担当した内田雄馬さんが担当。
神名ヒカリはある日、東京上空に出現した異次元の軍勢による戦争に巻き込まれた18歳の高校生。 戦いの中で父親の秘密を知ることに。
ヒロインであるウルズ・エヴェレットはアニメ「宝石の国」のレッドベリル役や「バトルガール ハイスクール」の蓮見うらら役などを担当した内田真礼さんが担当しています。
ウルズ・エヴェレットは現代の地球世界が存在する次元・バース7の主契約者。クロッカーズとともに、他の次元からの侵略を陰から防いでいます。
そして、ウォーダンを演じるのは、なんと「暴れん坊将軍」で徳川吉宗役を演じている俳優の松平健さん!
ウォーダンは現代の東京(バース7)に侵略を開始したバース4の王でクロッカーズ。侵略行為を行う好戦的な人格で、勝利のためには手段を選ばない強敵です。
かなり重厚な演技で、敵役=悪役ながらも、その迫力に圧倒されてしまいました!
▼松平健さんは、東京ゲームショウ2017ではウォーダンの衣装で登場。「意外」というと失礼かもしれませんが、こういう中世的な姿も威厳があって、似合っていますね!
その他にも豪華声優陣がキャラクターを熱演しています!
・星野陽太:松岡禎丞さん
・緒方優紀菜:矢作紗友里さん
・伊庭俊明:丹沢晃之さん
・巽芽衣:斎藤千和さん
・ブリュンヒルデ:植田佳奈
その他にもたくさんのキャラクターが出演し、各キャラクターは声優さんが担当しています。ぜひ、声優の熱演にも注目してほしいところです。
また、キャラクターデザインも人気イラストレーターが担当!
主人公たちのキャラクターデザインは『アルトネリコ』シリーズなどに参加している凪良(なぎりょう)さん、『Fate/Grand Order』などに参加しているlackさんが担当しています。
有名なタイトルに参加しているイラストレーターが描くキャラクターにも注目してみてください。
全国のプレイヤーとのアツきバトル! 遠征戦が斬新!
自分でマップを作り全国のプレイヤーを待ち受けて対戦することができる遠征戦。
クエストをプレイするとマップが表示されますが、そういうものを自分で作ることができます。作っておくと他のユーザーが挑戦してくれるかもしれません。
自分のランクにあったプレイヤーと対戦することができるので、ゲームを始めたばかりのユーザーでも挑戦可能なのがいいところ。
難しそうなマップに遭遇することもあるかもしれませんが、失敗しても次につながる何かを得ることができると思います。クエストの息抜きにプレイしてみましょう。
また、最大8人で強敵と戦えるマルチプレイも楽しかったです。
なかでも、バトルに参加していなくても、ホーム画面から戦闘しているメンバーを応援できる「エール」機能がかなり斬新!
▼強敵と戦う協力戦(マルチプレイ)では、スタンプ機能でコミュニケーションも楽しめます。
CBT中にも人気YouTuberの方々が参加していて、多くのユーザーから「エール」を集めて強敵と戦っていました。
こういう「有名人をゲーム内で応援できる」という仕組みは非常にユニークで、この機能を利用してゲームを遊ぶ実況者の方が出てきそうな可能性を感じました!
召喚(ガチャ)の演出にも大注目!キャラクターはゲームを進めることで仲間にも!
ここまでゲームのことについて紹介してきましたが、クローズドβテストで体験することができた召喚についても紹介したいと思います。
▼ゲームを始めるとすぐにキャラクターの召喚が可能。長いチュートリアルなどを終わらせなくてもすぐにガチャができるのは、個人的には好感触。
初回は5連召喚。どのようなキャラクターと出会うことができるのかワクワクしますね。
▼召喚中の演出がかっこいい! こういうポエム的な演出、嫌いじゃないです!
最終的な結果はこのとおり。手に入れることができたキャラクターでパーティを組んで、冒険が始まります。
十分強いパーティになったので、序盤を楽に進めることができました。よかった!
キャラクターを手に入れる方法は召喚だけではなく、クエストを進めることで仲間になるキャラクターがいることも確認しました。
育成すると強いかもしれませんね。こちらについてはアプリが配信されたらチェックしてもらいたいなと思います。
まとめ:手軽に遊びやすくて好感触。時間を組み込んだバトルもとにかく楽しい!
スマホで遊べるRPGということで、バトルは基本的にオートで進みますが、スワイプ操作でモードをチェンジするという駆け引きができるのがおもしろかったです。
また、「インビンシブル77」という時間限定で無敵状態になるというのも斬新でした。「RPGのバトルで無敵状態があるのは大丈夫なのか?」のと思いながら遊び始めてみましたが、逆に時間内に急いで倒すことが大事というゲーム性につながっていました。
そのために倍速(ACCEL(アクセル)モード)を使ったり、全力を尽くしたりと、出し惜しみをしない戦い方を、いい意味で「強いられる」というのは新鮮な感覚でした。なんといいますが、どんな雑魚相手でもオーバーキル推奨、みたいな(笑)。
その一方で、無敵時間内に倒しきれない強敵と戦う時のギリギリ感もいい感じ! 無敵時間を使って、かなり追い詰めているのに、そこからの敵の反撃がすごくて、焦りながら戦うことに……!
普通のゲームだと、バトル後半ほど「あと一歩で倒せる!」という余裕につながりがちですが、本作の場合は「味方がやられる前に削り切れるのか!?」と、これまた新鮮な感覚を味わえます(笑)。
▼無敵主人公とはいえ、強敵相手の時は防御も大事! ちゃんと「死闘感」も味わえます。
このアツいバトル感覚は、ぜひ多くのプレイヤーに体感してもらいたいです。
物語については電子書籍を読んでいる感覚で楽しめたので、場所を問わずにゆっくりと読み込むことができました。24時間のうちの1時間がなくなった世界が舞台の本作。物語はどのように展開されていくのか楽しみです。
また、今後どのようなキャラクターと物語がプレイヤーを待っているのか……。現在、事前登録を受付中なので、気になる方は忘れずに申し込んでみてくださいね!
→事前登録はこちら:『23/7 トゥエンティ スリー セブン』公式サイト
『23/7 トゥエンティ スリー セブン』注目記事
・9時が消えて1日が23時間に!? 77秒は無敵で戦える!? 時間がテーマの新作RPGとは?【23/7インタビュー】
※AndAppによりPCでもプレイできます。
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・販売元: FUJISHOJI CO.,LTD. ・掲載時のDL価格: 無料 ・カテゴリ: ゲーム ・容量: 763.2 MB ・バージョン: 1.0.2 |
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