【FGO】冬祭り神戸クリエイタートーク詳細レポート。聖杯転臨数や星3礼装Lv.MAXランキングが公開
アプリ『Fate/Grand Order』のリアルイベント「FGO冬祭り 2017-2018 ~冬のファラオ大感謝祭~」で開催された「クリエイタートークイベント」(神戸会場)のステージレポートをお届けします。
「クリエイタートークイベント」には、FGO PROJECT クリエイティブディレクターの塩川洋介さん、マーケティングディレクターの石倉正啓さん、サウンドチームの白山俊太郎さんが登壇し、さまざまな開発の裏話が披露されました。
「冥界のメリークリスマス」のボックスガチャリセット数の最大値が発表
最初のトークテーマは、現在開催中のイベント「冥界のメリークリスマス」の振り返り。
塩川さんによると、何かあるたびに「これは実装フラグなのでは?」と話題になっていたエレシュキガルは、だいぶ前からクリスマスイベントで実装されることが決まっていたそうです。
イベントのストーリーをクリアした人はわかりますが、「冥界のメリークリスマス」は第七特異点をクリアし、ストーリーを理解したうえで体験するとおもしろさがより分かるイベントでした。
塩川さんが事前に「お願いですから終局特異点をクリアしてください」と何度も発信していたのはこのため。
ただ、「第七特異点をクリアしてください」と伝えてしまうとエレシュキガルが実装されてしまうとわかってしまうため、少し濁したアナウンスになっていたそうです。
クリスマスイベントといえばその年のサンタ役が注目ポイント。二年連続でオルタサーヴァントが担当していたため、「今年はどのオルタ?」と予想されているところにアルテラ・ザ・サン〔タ〕が実装されました。
方向性が変わった今年のクリスマス配布サーヴァントですが、来年にどうするかはまだ決まっていないとのこと。
石倉さんは以前に三代目は翁ちゃんでどうかと言っていたそうで、冗談で「今度こそ四代目は翁ちゃんでどう?」と提案していました。
ここで、ボックスガチャのリセット回数の話題に。昨年の二代目はオルタちゃんの最大リセット回数は、なんと「642回」。発表時には会場から驚きを含んだ笑いが巻き起こりました。
今年の「冥界のメリークリスマス」は、数日前のデータで「209回」が最大値で、砂をためて回していない人もいるため、まだ未知数とのことでした。
挙手制で会場にリセット回数を聞いたところ、100回以上、200回以上でも手が挙がっていました。神戸会場に記録保持者がいるのかも……しれません。
ちなみに、塩川さんは現在30回、石倉さんは11回くらいリセットしているそうです。
1,700のSEを制作したサウンドチームのクリエイターが登場
続いてのコーナーは、サンタアルテラとエレシュキガルの宝具SEを制作したという白山さんについて迫る「FGOのココ担当してます!」。
白山さんの主な担当業務はSE制作、開始演出のジングル制作、BGM制作、イベント会場のBGM制作、ゲーム全般のボイスSE、BGMを聴きやすく調整するなど多岐にわたります。
これまでで一番大変だったのは第七特異点と終局特異点で、効果音を250個、BGM11曲を三週間で制作するというかなりのハードスケジュールだったそうです。
当初は魔神柱戦のBGMを使い回す予定で制作が進行していたそうですが、実際に作ってみて「やっぱり同じ曲ではおかしいのでは?」と開発スタッフの中で意見があがり、急きょ、そこから三週間で制作することになったそうです。
『FGO』のサウンドチームは現在3人体制。白山さんが入社したのは昨年の4月ごろで、これまでに制作したSEは全部で1,700個にものぼるとのこと。
当初はそこまで多くのSEを制作していなかったそうですが、『FGO』のゲームがどんどんリッチになっていくにつれて、SEの数も増えていったそうです。
SEの中では特に爆発が多く、作り分けるのが大変だったと振り返っていました。
ちなみに、白山さんがこれまでに制作したSEの数の内訳は、ADVパートが450個(26.4%)、バトルが550個(32.4%)、宝具SEが700個(41.2%)です。
白山さんはアレンジも担当されていて、ターミナルの曲「カルデア」をアレンジしたものは『FGO VR』のダンスシーン(バスターカード選択)で使用されています。ほかにも「FGO夏祭り2016」のアレンジBGMも担当しているそうです。
このほかにも多数の編曲や作曲を担当。サウンドトラックのDISC2に収録されている19〜26曲目、DISC3の1〜3、17、20、22、24、29曲目、「カルデア・ラジオ局」のテーマ曲なども白山さんが制作しています。
ラジオ局のテーマは勇ましい感じや勇壮な感じを目指して制作されたそうで、なんと作曲した時期は第七特異点と終局特異点のSEなどを制作していた一番大変な時期だったそうです。
クイズもあった「サウンドにまつわるエトセトラ」コーナー
続いては、音を作る時にどんな工夫をしているのか、などをテーマにした「サウンドにまつわるエトセトラ」コーナー。最初は『FGO VR』のSEについて振り返りました。
実際の作業として、VRはSEを作って実装するところまでは普通のゲームと同じそうですが、実装した後にマシュが近くにいる距離感などを意識して、リアル感を出す調整をしていたとのこと。
このリアル感はデータ通りに設定してもうまく表現できないそうで、人間が見て脳で認識した位置関係などと実際に聞こえる音に違和感が出ないように、缶詰になりながら苦労して制作していたそうです。
このほか、VRで苦労したことしてアルトリア編のために東京・奥多摩で自然音の環境音を収録したことを振り返りました。
ここで会場にクイズが出題。記事を読んでいる皆さんもぜひ挑戦してみてください。
問題:「アルトリア・ペンドラゴン VRドラマ」の環境音収録時に、とある音が原因でかなり苦労させられました。とある音とは次のうちなんでしょう?
1.飛行機
2.車
3.鳥
会場の回答は三番の「鳥」が一番多く、次に飛行機でした。
正解は、三番の鳥。白山さんいわく、鳥Aが鳴いたら鳥Bが鳴いて、続いて鳥C→鳥Dと、会話をしているのか延々と鳴かれてしまい、環境音の収録に苦労したそうです。
もう1つ苦労した点として、宝具SEがどんどん増えてきたことについてのクイズが出題されました。
問題:全サーヴァントの中で、宝具に使用されているSEの数が一番多いのはどのサーヴァントでしょう?
1.BB
2.イシュタル(ライダー)
3.土方歳三
会場の回答で一番多かったのはBBでした。
正解は、全15個のSEが使用されている2番のイシュタル(ライダー)。ほかのサーヴァントは平均6個や7個だそうで、さらにイシュタル(ライダー)には専用のBGMもあるため、そこも大変だったそうです。
「復刻:教えて塩川さん!FGO一問一答!」
次は、事前に募集したユーザーさんの質問に塩川さんが答えていく久しぶりのコーナー「復刻:教えて塩川さん!FGO一問一答!」へ。
事前質問ではラヴィニアに関する内容が多かったようですが、アクリルマスコットのラインナップにラヴィニアがいることについて触れ、言葉を濁していました。なんだか昨年のエレちゃんの質問を思い出しますね(笑)。
Q1:スタッフおすすめの星3礼装は?
実際にユーザーが使っている礼装ということで、レベルMAXにされている数が多い星3礼装のランキングが発表されました。
1位.龍脈
2位.宝石剣ゼルレッチ
3位.柳洞寺
Q:聖杯、誰に使えばいいですか? 迷っているので教えてください。
ここでは、今年2017年に追加されたサーヴァントでユーザーが聖杯を捧げている数が多かったサーヴァントTOP3が発表されました。
1位.BB
2位.バニヤン
3位.パッションリップ
ちなみに、昨年のイベントでは星3以下で同じ質問があり、答えはランサーのクー・フーリンでした。
塩川さんは誰に聖杯を捧げているかという質問には、まだ迷っていて使っていないと回答。白山さんも同じく迷っており、石倉さんはジャンヌ・オルタに捧げたそうです。
Q:メモリアルクエストで一番周回されたクエストは?
1位.第一特異点 メモリアルクエスト(総クリア数は1,149,682回)
2位.第二特異点 メモリアルクエスト(総クリア数は1,016,409回)
3位.第四特異点 メモリアルクエスト(総クリア数は914,915回)
なお、クリア数がもっとも少なかったのは特異点F メモリアルクエストだそうです。順当に難易度順といった印象ですね。
チャレンジクエストステージのレギュレーションが公開
「チャレンジクエストステージ」は、各会場ともに15時30分から開催されるユーザー参加型コーナー。
各会場ごとに決められたクエストに挑戦し、最大ダメージを競います。
制限時間はクエストクリアまで含めて5分で、令呪と聖晶石の使用はなし、フレンドが登場した時点で挑戦失敗というレギュレーションで行われます。
神戸会場は「冥界のメリークリスマス」の「砂集め 第四の門 クリスマス開拓史」がお題となり、3Wave目の最大ダメージを各マスターが競いました。
ほかの会場でも実施するそうなので、腕に覚えのあるマスターは最大ダメージ用のサーヴァントを育成して、挑戦してみましょう。参加賞も用意されています。
筆者がステージを見ていた時には、120万弱くらいのダメージが1位でした。
ちなみに筆者はステージ近くで個人的に星3ライダーのメドゥーサさんで3回くらい挑戦して、90万弱のダメージを出すのが精一杯でした……。宮城会場までに星5のスキルレベルを上げておきます。
公式ハッシュタグが変更へ
Twitterでの『FGO』公式ハッシュタグが「#FateGO」から「#FGO」に変更されたことが発表されました。
おそらく、Twitter Japanが発表した「2017年にもっとも使われたハッシュタグ」で「#FGO」が3位にランクインしたことを受けての変更だと思われます。
サプライズで宝具&モーション改修が発表
ステージの最後で、星5キャスター「玉藻の前」のバトルモーションおよび宝具演出の全面改修が発表されました。
公開されたのは改修後の動画のみで、時期については明かされませんでした。
【14時開催ゲストトークステージの様子はこちら】
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・販売元: Aniplex Inc. ・掲載時のDL価格: 無料 ・カテゴリ: ゲーム ・容量: 184.5 MB ・バージョン: 1.32.2 |
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