ベータ版『iOS 11.3』にバッテリー診断・管理機能が登場、その詳細を解説

『iOS 11.3』のベータ第2弾で、iPhoneのバッテリーを診断する機能と、バッテリーの状態に応じて処理能力を制限する機能をオフにできる機能が公開されました。
iOS 11.3でバッテリーを診断できる
設定アプリの【バッテリー】→【バッテリーの状態】で、バッテリーの交換が必要であるか否かを確認できるようになります。
この診断機能が利用できるのは『iPhone 6』(Plus含む)以降のモデルと『iPhone SE』です。『iPhone 5s』・iPad・iPod touchでは使えません。
バッテリーは劣化すると容量が減ります。新品時には100%ですが、Appleによると500回のフル充電サイクルを繰り返したあとは80%以下になります。
【バッテリーの状態】では、この容量が現在どれくらいなのかを確認できるほか、バッテリーが著しく劣化している場合にはその旨を伝えるメッセージも表示されます。
パフォーマンス管理機能のオン・オフも可能
バッテリーは劣化すると大電力を瞬時に供給できる能力が低下することから、一般公開中の最新版である『iOS 11.2.5』では、iOSがiPhoneの処理能力を制限して大電力が瞬時に必要になる事態を回避し、電源が突然オフになる事態を予防しています。
iOS 11.3では、このパフォーマンス管理機能をオフにできるようにもなります。
管理機能をオフにできるのはiPhone 6/6s/7(Plus含む)とiPhone SEです。『iPhone 8』と『iPhone X』は含まれていません。
ただし、実際に管理機能をオフにできるようになるのは、iOS 11.3にアップデートした後で、バッテリーの劣化によって大電力を瞬時に供給できずにiPhoneの電源が突然オフになる事態が初めて起きてからです。
パフォーマンス管理機能をオフにするには、設定アプリの【バッテリー】→【バッテリーの状態】を開き、青字の【無効にする】をタップします。
1度無効にすると手動ではオンに戻せません。iPhoneの電源が突然オフになると、パフォーマンス管理機能が再び自動でオンに戻り、再び無効にできるようにもなります。
【バッテリーの状態】機能とiOS 11.3は開発途中のベータ版なので、現在公開されている・判明している通りの仕様で正式に公開されるのかは不明です。
参考
iPhone のバッテリーとパフォーマンス – Apple サポート
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