高貴に戦え、Be Noble! おじさんゲーマーだって、キラキラな貴銃士にあこがれたい【千銃士レビュー】
『千銃士』(3月22日配信)は銃をイケメンに擬人化したゲームと聞いて、「これは女性向けのゲームかな」とスルーしそうになっていた僕(一児を持つおじさん)ですが、とある歌を聞いて心を動かされることに。
動画:スマホアプリ「千銃士(せんじゅうし)」キャラクターソング試聴動画 ブラウン・ベス(CV:八代 拓)
やっべー! なんかかっけー!
アニソンやキャラソンが好きな自分にとって、このブラウン・ベスのキャラクターソングはドストライク!
熱くてテンポがよくて、しっかりとバトルソング! なんとなく、やたらと愛をささやく男性アイドル的な曲(偏見)が使われていると思っていたのに、この正統派なキャラソンにやられてしまったわけです。
こうして『千銃士』に興味を持った僕は、2月25日に配信された『千銃士(せんじゅうし)』の番組「千銃士 LINE LIVE~生だけの絶対高貴を、君に。~」を見ていたのですが……そこでまたもや気になるキャラに出会うことに。
それは、浜田賢二さんが演じるレオポルトおじさん。

日々の仕事と生活に疲れているおじさん(僕)にとって、ハマケンさんの気品あふれる優雅な重低音ボイスはまさに癒し。
一目ボレというか、一聴ボレしてしまいました。これ、遊ぶしかないわ。原案担当の八破ツバシさんに行ったインタビューでも、いろいろと面白い話を聞けたし。
そんなわけで、若くて凛々しいブラウン・ベスと、渋くて優しそうなレオポルト。2人のイケメン貴銃士に胸キュン(死語)したことをきっかけに『千銃士』を遊び始めた昭和生まれの僕は、いったいどちらを選ぶことになるのでしょうか?
男の子の胸をくすぐる「絶望的な戦い」というシチュエーション
本作の主人公はメディックという位置付けで、自分が戦うのではなく、古銃の化身「貴銃士」をサポートする役割です。
主人公は世界帝軍に抗うレジスタンスとなるのですが……その戦力差がヤバい!
敵が強力な現代銃(マシンガンなど)を擁しているのに対して、レジスタンス側にいるのは古銃(アメリカ独立戦争で使われた銃や、火縄銃など)のみ。
……先行き不安ですな。
さておき、ゲームを進めます。
▼いろいろと教えてくれる先輩&上官的な恭遠・グランバードさん。
▼プレイヤー名だけでなく、ゲーム中に貴銃士たちから呼ばれる主人公名も設定可能。初期設定は「マスター」ですが……。
▼「兄貴」に変えてみました。こんな弟たちが欲しかった!
余談はさておき、手に「奇跡の力」が刻まれた主人公は、2人の貴銃士を目覚めさせることに。
▼ブラウン・ベスとシャルルヴィルが仲間に! いきなり本命の推しキャラを仲間にできてうれしい!
▼ブラウン・ベスったら……。生意気ながらも、たまに見せるデレゼリフが素晴らしい。
高貴に戦え、Be Noble! バトルはキャラソンが流れまくりで超にぎやか!
バトルは基本的にオートで進み、主人公はメディック=回復役として参加する流れ。貴銃士がピンチになったら助けを求めてくることがありますし、自分から回復してあげることもできます。
▼バトル開始の際には、毎回「高貴に戦え、Be Noble(ビー ノーブル)!」という決め台詞が入ります。なんたるキラキラ感……嫌いじゃないぜ。
▼キャラごとにちょっと言い方が違うのもポイント。キセル(左下のグラサン)みたいなドスが聞いた声が混ざると、いい意味で違和感です(笑)。
回復の際にはMP(メディックポイント)が必要となり、こちらは実時間の経過で回復する流れ。
本作には、いわゆるスタミナがないので延々とクエストを遊び続けることができますが、MPが切れると貴銃士の回復ができなくなるので、自分はそのタイミングで一休みすることが多かったです。
ちなみに貴銃士のHPがゼロになると銃の姿に戻ってしまい、数時間ほど出撃できなくなるので、無理は禁物です。
さて、バトルをプレイした感想に話を戻すと、とにかくにぎやか! 「なんだこれ、オペラRPGかよ」ってツッコミを入れたくなるほど、とにかくキャラソンが流れまくります。
ゲーム的な仕様を説明すると、高貴な行動を取った貴銃士は高貴ゲージが上昇して「絶対高貴」状態になり、その貴銃士のキャラクターソングが流れます。
▼キャラソンがかっこよくて、男の子的には戦隊モノの特撮番組とか思い浮かべちゃいます。とにかく熱い!
あ、「高貴な行動って何?」という疑問については後述するので、まずはキャラソンの熱さについて語らせてください。
この記事の冒頭でも書きましたが、女性向けのラブソングというよりも、バトル中に流れるのにふさわしいアップテンポな軍歌系が多いことが特徴です。
しかも、仲間になる全キャラ分の貴銃士のキャラクターソングが用意されており、曲のかぶりもなし! なんたる豪華仕様!
僕の感覚としては、アニソン寄りの熱い曲が多いので、ぜひ公式サイトで試聴していただければと思います。
どれもお気に入りですが、男の子視点ではロック調の曲が多い「アメリカ独立戦争」のブラウン・ベスやケンタッキーがおすすめですかね。
動画:スマホアプリ「千銃士(せんじゅうし)」キャラクターソング試聴動画 ケンタッキー(CV: 梶 裕貴)
というわけで、そろそろ「高貴な行動って何?」という疑問に戻りますが、これは主に「敵にとどめを刺す」「仲間をかばう」といった行動です。
また、主人公が貴銃士のHPを回復する際、最大まで回復した後にさらに長押しを続ける(過剰に回復を続けるイメージですね)ことでも高貴ゲージが上昇します。
こうして「絶対高貴」できる状態の貴銃士が全員「絶対高貴」になると、強力な必殺技である「心銃(しんじゅう)」を使うことができます。
「絶対高貴」できる状態の貴銃士の人数が多いほど「心銃」を使うハードルは上がりますが、その分、威力は強力になります。
とはいえ、基本的にはパーティ全員(6人)が絶対高貴できる状態で遊ぶことになります。一部の貴銃士は少し仲よくならないと「絶対高貴」になれませんが、わりとすぐに「絶対高貴」できるようになりますからね。
なお、バトルの難易度は低め(オートバトルですからね)ですが、逆に言うと、きちんとキャラを育てないと勝てません。
オートバトルなので、プレイヤーのプレイスキルはあまり問われないぶん、キャラの基本性能が重要になりますからね。
貴銃士のエピソードにほっこり&興味津々! いろいろなキャラに目移りしちゃう!
個人的に『千銃士』のキャラソンは大きな魅力ですが、キャラクターを掘り下げるシナリオ部分もまた、本作を遊び続ける強いモチベーションになりました。
▼会話に必要なキャンディは、専用のクエストで集められます。
貴銃士は「銃の化身」ということで、その銃が使われた歴史的な背景が語られることも多く、思わず「へえー」と感心してしまうことも。
▼歴史的に親しい仲にあるキャラたちのやりとりは、ほっこりします。
▼ニコラとノエルは皇帝ナポレオンにプレゼントされた対のピストル。ということは、ナポレオンとからむエピソードも読みたくなりますね!
▼奇銃であるカトラリーは海賊に使われていたそうな。やんちゃな笑顔がかわいっす。
▼タバコ入れに似てるからタバティエールって、覚えやすっ! こういう、やれやれ系おじさんもいいのよねー。
キャラの外見や内面も気になるのですが、こういう豆知識的な情報が入ってくると、妄想をふくらませやすくなるので、好きなんですよね。
地味にポイントが高いのが、バトル中と、プライベートな基地での外見が異なるキャラが多いこと。
ケンタッキーなんかは、基地にいる時だけメガネをかけています。いいね!
▼バトル中はオラオラで強気なキセルさんですが、基地では……。このギャップ、これまたいいね!

ブラウン・ベスとレオポルトおじさん目当てで遊び始めたはずなのに、気がつけば他の貴銃士たちにも興味津々な状況に。キャラクター描写が魅力的なゲームって、本当に楽しいですね!
▼ちなみに、ガスマスクで顔を隠した敵の現代銃にもシナリオが用意されています。ちょっとコミカルな日常が垣間見られることもあり、敵ながら感情移入しちゃうことも!?
▼目がチラッ。あら、いい男! 素顔を見たくなっちゃいますね。
少し心残りなのは、インタビューで「一番闇が深い」と言われたシャスポーは、今回のプレイでお迎えできなかったこと……。まあ、正式サービス時にがんばろうっと。
さて、そんな魅力的な貴銃士たちもさることながら、僕的に大本命なレオポルトおじさんと出会った感想は……いい! とってもヴンダバー(素晴らしい)!
▼おじさま、物腰がやわらかで紳士的! この糸目の笑顔がまた、たまらんですな。
気さくでおしゃれでウィットに富んでいて……僕もこんなおじさんになりたかった!
▼なんて優しいおじさま。癒しだ……!
レオポルトおじさんのキャラソンは、本作の中では珍しくスローテンポ気味ですが、それもまた貴族っぽくてオッケー!
ちなみに本作は同じ貴銃士に対して複数のレア度が用意されているので、普通に遊べばほとんどの貴銃士がそろっていきます。低レアでも、そのキャラの個別の親愛エピソードはちゃんと楽しめます。
「気になるキャラがいたから遊び始めたのに、全然推しキャラに出会えない!」ということは少ないので、キャラ目当てで遊び始めるのもオススメですよ。
まとめ:キャラソンを聞いてピンときたら、遊ばなきゃ損!
『千銃士』を遊んだ感想は、いい意味で「キャラゲー」です。そして、「歌ゲー」です。
とにかく一度、公式サイトで数々のキャラクターソングを試聴して、気になる曲を主軸にそのキャラ目当てで遊んでみましょう。
バトルシステムは難しくないので、アドベンチャーゲームや小説感覚で、キャラクターたちのシナリオを楽しめますからね。
公式サイトには貴銃士のキャラ設定だけでなく、「銃としての歴史的背景」も掲載されているので、気になるキャラは公式サイトで知識を深めるのもオススメ。
個人的には、別に歴史を勉強することが楽しいわけではないのですが、気になったキャラについては、より深く設定を知りたくなっちゃうじゃないですか。そんな感じで、自然とキャラに詳しくなっていくのが楽しいんです。
見た目的には女性ユーザーがメインになるゲームだとは思いますが、ゲーム好き、キャラクター好き、アニソン好きな男性ゲーマーもしっかりと楽しめるゲームだと感じましたので、気になった方はぜひ遊んでみてください。
余談ですが、僕の昔からのゲーム友達との間では、「高貴に戦え、Be Noble(ビー ノーブル)!」が今年のゲーム流行語にノミネートされる予感がしています(笑)。この決めゼリフ、クセになるんだよね〜。
もし声優さんによるキャラソンライブが行われるとしたら、絶対に盛り上がるはず。楽しみです!
『千銃士』注目記事について
AppBankでは「一番闇が深いのはシャスポー!? 古銃の美しさにひかれた原案担当の八破ツバシさんに聞く『千銃士』インタビュー」といったインタビュー記事も掲載しています。あわせてどうぞ!
3月22日の配信まで事前登録受付中
3月22日配信予定の本作は、事前登録を受付中です。詳しくは『千銃士』公式サイトをご確認ください。
©LINE Corporation / Marvelous Inc.
『AppBank』のビューワーアプリをインストールしよう!
![]() |
・販売元: APPBANK INC. ・掲載時のDL価格: 無料 ・カテゴリ: 仕事効率化 ・容量: 62.6 MB ・バージョン: 2.0.6 |