GWはスマホゲーをPCで遊ぼう!【23/7×AndAppインタビュー】

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みなさんの大型連休の予定はいかがですか? 旅行にレジャーと外出するのもいいですけど、家でじっくりゲームをするのもいいですよね。

普段のように家でスマホゲーで遊ぶ人もいると思いますが、どうせなら大画面&快適な環境で遊んでみたくありませんか?

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そんなゲーマーにおすすめなのが、PC上で快適にスマホアプリを楽しめるDeNAのプラットフォームサービス「AndApp」です。

会員登録なしで気軽にPCでスマホゲームを遊べるAndAppはここのところ対応タイトルがどんどん増えています。


時間をテーマにした藤商事のRPG『23/7 トゥエンティ スリー セブン』もその1つで、スマホアプリ版を配信したわずか1週間後にPC版(AndApp版)も配信するという、破格のスピード感でPC対応を行いました。

もしかして、スマホゲームをPCで遊ぶのが当たり前という時代が、着々と近づいているのかも?

そんな気になるアレコレをインタビューで聞いてきました!(文:ライターM)

【インタビュー相手】
植野将文氏(右):株式会社藤商事 経営企画本部 DC事業部ディレクター。『23/7』のディレクターを担当。
深井有氏(左):株式会社ディー・エヌ・エー 渉外統括本部 パートナーアライアンス部 パートナー営業グループ。AndAppのタイトルリリースからグロース企画を担当。

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スマホゲームの周回要素とPCでのプレイ環境の相性のよさに着目

ーーそもそも「AndApp」というPC向けプラットフォームを立ち上げた狙いと理由についてお聞かせください。

深井:ユーザー環境というものを考えたときに、スマホゲームは周回要素が強いなど作業的な要素がウェイトを占めるにもかかわらず、電話や通話アプリで中断されてしまいがちです。

周回要素自体に飽きて他のゲームにハマって途中で投げ出してしまうというのも珍しくないのですが、そういうデメリットをPCの中で逃がしてあげることで、より快適にゲームをプレイできるようになることが狙いです。

例えばPCなら、wikiを見ながらとか気軽にチャットをしながらとか、何かを「しながら」遊ぶことって多いですよね。

そういった環境を作ることでゲームの幅が広がるんじゃないかなと考えて、AndAppに取り組んでいきました。

▼AndAppの特徴はこちらの動画で丸わかり!

ーー最近はPCでスマホゲームを遊ぶ環境が増えてきた印象もありますが、植野さんの印象はいかがですか?

植野:開発者の目線からするとバッテリーに依存しないといった部分も含めて魅力的だなと思います。通信環境も安定していて、自宅で有線とかでつないでいたら断線のしようもないですからね。

深井:国内でもPCブラウザゲーム市場がにぎわっていましたし、スマホアプリをPCで遊べたら、スマホに移行した人たちがまた帰ってくるのではと考えていた部分はありました。

ーー「AndApp」の機能にもつながってくるところかと思いますが、PCでスマホゲームを遊ぶ際のメリットについてはいかがでしょうか?

深井:環境的な要因と機能的な要因があると思っています。

まず環境的な要因でいうと、通信が圧倒的に安定しているというところですね。

また、『23/7』ではバトルシーンも細部まで描き込まれていてかなり迫力があるので、大画面ならスマホでは気づけないような部分まで楽しめます。サウンドもすごくよかったりするので、よりリッチな環境で楽しめるところがPCで遊ぶメリットかと。

機能的なところでは「AndApp」のクライアントにもあるのですが、たとえばTwitterの情報が常に更新されていて、スマホのように画面を切り替えることなく情報収集ができます

wikiを調べるのも一画面で全部完結するというところで、圧倒的にはかどる点も魅力ですね。

▼スマホ版のスクリーンショットも十分にキレイです(画面写真はiPadにて静止画撮影)。
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▼コチラが「AndApp」の基本画面。各アプリの公式ツイッターや関連動画などお役立ち情報が満載。
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ーー個人的には攻略用のメモとかオリジナル機能の使い勝手がよくて、インターフェースも完成度が高いと感じました。

深井:そのあたりはユーザーさんのニーズを反映させてクオリティをアップした部分もあるので、さらに使いやすくできたらいいなと思っています。

ーーヘビーなユーザーさんの利用にも耐え得るというか、ゲーマー視点で見ても役立つものが多いなと実感しています。

植野:実際、AndApp経由で来るお問い合わせは、結構突っ込んだ質問が多いですね(笑)。

深井:やはりPCを使って遊ぶとそれなりにコアなユーザーさんがしっかり連携して遊んでくださっているので、『23/7』のコアな部分を体験しているユーザーさんも多いのではないかなと。

ーー『23/7』のアカウント切り替えもスムーズで、一度連携さえしてしまえば簡単に利用できるというのも強みのひとつですよね。

植野:そうですね、いちいち手続きやら設定をする必要もないですから。

深井:実際にやっていただければ分かるのですが、スマホで遊んでいてクエストを中断したとしても、PCで開けば続きから再開できるので、本当にストレスフリーでプレイができます。

『23/7』の操作性やゲーム性はAndAppとベストマッチ!

ーー『23/7』と「AndApp」の相性についてはどう思われましたか?

植野:PCでのプレイ環境と本作のゲーム性は、相性がいいと思いました。

バトルの仕組みとしてやり込める奥深さはあるのですが、基本的には無敵時間とか倍速で自分たちだけが早いといった部分を含めて周回のしやすさも重視しているので、そういう意味では「ながらプレイ」する環境とマッチしているんですよね。

▼「9時がなくなって1日が23時間になった世界」というユニークな世界観もさることながら、しっかりしたゲーム性も魅力となっている『23/7』。

深井:自分はPCで遊ぶことが多いのですが、最近ではマウスのほうが遊びやすくなってきました(笑)。

開発段階では、マウス操作との相性がよくないかもしれないという意見もあったんですよ。

植野:ありましたね。『23/7』は素早くモードを切り替えて遊ぶというアクションゲーム的な部分も強いので、マウス操作だと対応がしにくいかもしれないなと。

深井:実際は期待を上回る操作感で、とっさに切り替えるような操作はマウスでやったほうが早いくらいです。

植野:結構ぎりぎりまで「キーボード操作をどんな仕様にしましょう」みたいな話はしていたんですけどね(笑)。

深井:我々はゲームを作っている側ではありませんが、「どうやったらマウスでも遊びやすくなるのか」など、プラットフォームとしての意見やアドバイスをさせていただきました。

それを藤商事さんがしっかりと受け止めて対応してくださったからこその結果だと思っています。

ーーPCと別端末で2つのアカウントを用意することで、1人で協力戦をしやすいといった利点もありますね。

深井:自分は2アカウント持ちですね。協力戦を遊んでいると自然とエール宝箱が豪華になってキャラ育成をどんどんできるので、サブアカウントでも簡単に戦力を強化できますから。

ーーかなりヘビーゲーマー寄りの言葉ですが、深井さんは『23/7』をどのくらい遊んでいるのでしょうか?

深井光と闇のメインパーティはカンスト(レベル100)させました。今は星5の武器をそろえたくて、トレジャークエストを周回しているところですね。

▼こちらが深井さんのプレイデータ。レベル100(カンスト)のキャラも2パーティ分そろっています!
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ーーすごくやり込んでいるじゃないですか!

植野:相当遊んでいただいてますね。打ち合わせメールに混ざって、よくガチャ結果の画面とか飛んできます(笑)。

深井:普通に仕事の話をしているところで「全然出ない!」とか「あ、スゴイの出た!」とか。そんなことをスクショつけて送ると植野さんが優しく「おめでとうございます」って返してくれるでうれしいです(笑)。

ちょっとユーザー視点でも話になりますが、『23/7』はオート機能も充実していますし、お目当の素材や武器を狙い撃ちしやすい形でクエストが用意されているので、周回でのキャラ育成がしやすいんですよね。

そんな時、動画を見ながらとか裏で作業をしながらとか、そろそろ終わったなという頃合いを見計らって周回に戻るという形でも時間の効率化をはかれるので、仕事をしながらでもどんどんキャラが育っちゃうんですよ

植野:それこそ『23/7』の実況動画を見ながらとか、音楽を聞きながらとかでもいいので、まずはこのゲームに触れてもらえればという思いもあるので。

ーーエール機能(※)も含めて、動画実況との相性もよさそうですね。

※協力戦をプレイすると他のユーザーにエール(応援)が自動的に要請され、パーティ外のユーザーからもエールをもらうことが可能。エールが増えるとステータスがアップするなど、さまざまなメリットがあります。

深井:あとはキャラクターがとにかくきれいなので、大画面で楽しめるところも個人的にはいいなと思っています。

植野:環境的にPCを持っていらっしゃらない方もいるのですが、「PCで遊ぶとこんなにキレイになるんだ!?」という感想をツイッターとかで見るとうれしくなりますね。

ーー最近はスマホの解像度も高いので、大画面に出力してもまったく問題ありませんからね。

植野:液晶も含めてハイスペックになってきましたが、大画面のPCで遊ぶと、また別の体験ができますよ。

深井:すごくキレイですよ。社内ではセカンドスクリーンを設置して『23/7』を遊んでいるんですが、周りからPC用のゲームだと勘違いされるほどキレイですからね。

……あまり言いすぎると、仕事をせずに『23/7』ばかり遊んでいるような誤解を受けてしまいそうですけど(苦笑)。

シリアルコードでの特典獲得など、AndAppで遊ぶメリットも見逃せない!

ーーAndApp版ならではの特徴や要素、特典的なメリットなどはあるのでしょうか?

深井AndAppでゲームを遊ぶと、武器が4種類もらえます。武器を集めるのはミドルユーザーでもなかなか大変なので、初期から武器が4つ手に入るというのはかなりよい特典なのではと思っています。

また、AndApp版専用の「チャレンジ」というミッション的な要素もあるので、その条件を満たすことでアイテムももらえます。

ーースマホで遊んでいるユーザーでも、AndAppと連携すればもらえるのでしょうか?

植野:もらえますね。AndAppで遊べば、すぐに反映される形になっています。

深井:あとは「電撃マオウ」さんとのコラボでやらせていただいたような、シリアルコード入力でアイテムやキャラを獲得できるところもAndAppの強みですね。

そのほか、AndAppならではというところでは、ログインボーナスや「お宝のカギ」というパスワード入力などでもらえるAndAppポイントをモバコインなどと交換できるところが大きいです。

「お宝のカギ」は公式Twitterでもよくつぶやいているので、けっこうたまっていきます。ぜひAndAppポイントをためてモバコインなどと交換して、ゲーム内アイテムをお得に購入していただければと思います。

また、モバコイン自体も頻繁にキャンペーンを行っているので、普通にキャリア決済をするよりもお得に購入できることが多いです。

ーーなんだかスマホ版で課金するよりもお得ですね!

深井:じつはそうなんですよ(笑)。チリも積もればという話で、10連ガチャを回すのにアイテムがあとちょっと足りない時など、AndAppポイントで手が届くことが多いですね。

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ーーちなみにゲーム内インターフェースなどの違いはありますか?

植野:ありません。マウスで遊ぶか、スマホの画面に対して指で操作するかの違いだけです。

ーー大型連休を利用して自宅で腰をすえて遊ぼうといったタイミングで始めれば、ポイントももらえてお得に遊べますね。

植野:ゲーム内でも連休に向けて、ガチャの更新とかいろいろと準備を進めていまので、お楽しみに。

ーー今後もシリアルコードの展開はあるのでしょうか?

植野:4月27日には「電撃マオウ」さんで連載されていたコミックが書籍化されて、その中には風属性のジャンヌ・ダルクがもらえるシリアルコードが入っていますので、ぜひ「AndApp」さんで遊んでみてください。

深井:AndAppでプレイしてもらってジャンヌ部隊を作ってもらって、「ジャンヌパーティ」という言葉をツイートしてほしいなと(笑)。

植野:光、闇、風ときて、みなさん期待されますよね。

▼光ジャンヌは事前登録特典でプレゼントされました。
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ーーここまでくると、さらにその次のジャンヌにも期待してしまいますよね。

植野:まだ何属性か残っていますからね。

会員登録なしで気軽に遊べるのがAndAppの大きな強み

ーーAndAppを遊び始めようと思った人に向けて、注意点や準備などはありますか?

深井:準備はまったくいりません。AndAppの一番の特徴は、プラットフォーム自体に会員登録がないことですから。

ユーザーさんがもっとも煩わしさを感じられるのが、いわゆる個人情報の入力やアカウント設定に時間を取られることだと思うんですね。

AndAppの場合はトップページから4〜5クリックでゲームの開始まで行くことができるので、そういうところはすごくハードルが低いのではないかなと思っています。実際スマホで始めるのとほぼ同じか、それに近い感覚ですから。

PCで遊ぶことに慣れていないユーザーさんもそれなりにいると思いますが、アプリの起動に時間がかかったりうまく起動しない場合にすぐヘルプページに飛びやすくなっています。そういったところもひとつの特徴で、簡易さとフォローというのはすごく大事にしている部分です。

DeNAが運営しているモバゲーでは会員登録を前提とした事業をやらせていただいたのですが、ユーザーが遊び始めやすいのは何がベストなんだろうと考えたときに、まずは会員登録をなしにしようというところでスタートしました。

ーーいわゆるゲストログインみたいな状況でも、ある程度スマホとの連携というのは楽しめるのでしょうか?

深井:スマホでパスワードを発行していただいて、AndAppで入力すればすぐに楽しめるようになっているので、ユーザーさんの作業としてはコードを入力するというだけで始められます。

植野:そういう意味ではiosからAndroidに引継ぎしているのとまったく変わらないですね。

ーー逆にきちんとした会員登録が求められるのは、どのようなタイミングになるのでしょうか?

深井AndApp自体には最後まで会員登録の要素はありません

ただ、モバゲーのアカウントをお持ちのユーザーさんがモバコインで課金をしたいということになってくると、その課金手段を使うためにモバゲーのIDが必要になります。そこで連携していただくということがひとつあります。

これをやると何が起こるかというと、モバゲーのIDにAndAppが紐づけられるので、他のPCでAndAppクライアントをインストールして始めようとしたときに、モバゲーIDを紐づけてあげるとプレイデータをそのまま引き継げるようになります。

今はキャリア決済とかもできるので、とくにモバコインを使わないでそのまま遊びたいよというユーザーさんは、連携していただかなくても遊べます。

ーー「AndApp」を導入すること自体、一切足かせにならないということですね。

深井:そうですね。「手間をかけずに」という部分を売りにしているので、そこはこれからも大事にしていきたいなと思っています。

「AndApp」公式サイトから『23/7』を選ぶと、初回のみクライアントダウンロードが求められます。

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▼ほんの数クリックで準備完了。スマホ版と比べてもまったく遜色がありません。
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ーー『23/7』を遊んでいる人は、まずはPCで気軽に試してみるのがよさそうですね。

深井:植野さんをさしおいて、僕が『23/7』について語り過ぎるのもどうかと思いますが、大画面とかすごい快適な環境でキャラクターの魅力を堪能するのもいいと思います。

個人的に、趣味プレイでもがっつりと『23/7』を遊んでいますが、PCのプレイ環境と相性がいいゲームだと思いますので。

なぜAndAppの深井さんは『23/7』にガチではまったのか?

ーー深井さんがそこまで『23/7』にハマった理由というのを改めてお聞かせいただけますか? 仕事とはいえ、2パーティ分もカンスト状態というのもなかなか珍しいと思いますが……。

深井:お仕事という部分もありますが、それは仕事だから仕方なくという意味ではありません。

それこそ1年以上のお付き合いですからね。外からではありますけれども、ゲームが完成していく過程や配信直前の大変な状況なども見てきた身からすると、『23/7』というプロジェクトに携われたといううれしさもありますから。

ひとつ世の中にコンテンツが生まれてきて、それを一緒にグロース(成長)させようという立場にたって考えようとしたときに、ゲームを知らない人がゲームを良くしましょうという提案は絶対できないと思うんですよね。

作品の魅力を理解したうえで、ここがもっとおもしろくなりますとか、ここはもっとよくしていきたいとか。このゲームが好きな人じゃないとできないと思っているところもあって……。

まあ純粋にゲームがおもしろかったというのもあって、気づいたらこんなことになっていたわけです(笑)。

植野僕よりもランクが高いですからね(笑)。すごくやり込んでもらえていて、うれしいです。

深井:遊び始めた時は、まず藤商事さんに「どのキャラがオススメですか?」って聞いたりもしましたし。

ーーああ、お目当てのキャラを引けるまでやり直すという(笑)。『23/7』だとすぐにガチャを引けてチュートリアルもスキップができるから、最初のガチャの引きにこだわるユーザーにとっては遊びやすいですね。

深井:ガチャの演出もカッコイイですしね。

植野:そこは遊技機のノウハウを生かした部分もあります(笑)。

ーー噂に聞いたところ、とてもレアな演出も用意されているとか?

植野ゴールデンウィークにあわせて実装される新演出ですね。扉が開いたと思ったら……という、時間操作を意識した演出となっていて、いわゆる超当たりのキャラが出ます。

スマホ版からわずか1週間でPC版に対応できた理由は?

ーー『23/7』はスマホ版アプリ配信からわずか1週間後という速さで「AndApp」でもプレイできるようになりましたが、このスピード感にはどのような理由があったのでしょうか?

植野:だいぶ早い時期から、AndAppへの対応を決めていましたね。

深井:ちょうど一年前の年明けくらいに、『23/7』の開発を手掛けたサクセスさんのところでお会いした際に趣旨をお伺いしたんですよ。

当時、スマホゲームをPCでもというスタイルがそこまで浸透していなかったのですが、そういったなかで『23/7』というコンテンツを使ってマルチデバイスで遊べる世界観を作りたいということだったので、それならぜひAndAppでとお話をさせていただきました。

植野:やりましょうと決まるところまで、とても早かったですね。

ーーAndApp側では良質なタイトルを探していて、『23/7』側ではスマホだけではなくPCでもというところで模索していたと。

植野:そうですね。マルチな形でやりたかったというのと、PCならサクサク遊べるのはわかっていたので、「ながらプレイ」を含めてPCでプレイするのはメリットがあるのではと。

また、シリアルコードによるキャラ配布などOSの都合でできなかった部分もあるので、そのあたりに関しても柔軟に相談に乗っていただけました。

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ーーAndAppというプラットフォームを選んだ理由について、また、藤商事から見てAndAppやDeNAとご一緒した感想などお聞かせください。

植野:サポートはだいぶしてもらいました。結構無茶もいいましたからね。

深井:連絡を密に取らせていただいていたので、お互いのコミュニケーションもスムーズで、だからこそスマホ版の配信から1週間でPC版という日程も実現できたのだと思います。

植野:あれやりたいこれやりたいというのも含めて、開発側の立場としては、大前提としてスマホからPCへの移植が容易という部分が大きなメリットになりました。

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ーースマホ版とPC版をほぼ同時開発する流れだったかと思いますが、開発環境的な負担はなかったのでしょうか?

植野:スマホ向けに作ったものがほんの少し手を加えるだけでそのまま動くというコンセプトだったので、メリットは大きかったです。

また、開発を担当したサクセスさんが本作以前にもAndAppで開発をされていたという経緯もあって、大きな問題もなくスイスイと進みましたね。

深井:アカウントの連携やそのあたりの仕組みを理解したうえで進めていただけるので、そこは開発会社であるサクセスさんの経験値というのもあって、すごくやりやすかったなと思っています。

植野:DeNAさんの対応は丁寧で、レスポンスもかなり早いので助かりました。メールのやり取りも、チャットレベルの勢いでやり取りすることがありましたし。

深井:技術担当も含めて体制がしっかりとあるので、開発会社さんが引っかかるであろうポイントもナレッジとしてためています

何かあればという体系はいつでも整っていますし、そこは僕らとしてもストロングポイントになっていると思います。

早いタイミングで技術メンバーが導入支援という形でPC化の準備に携わらせていただくことも可能です。開発を一緒にするというわけではないのですが、出てきた課題とか状況をヒアリングしたうえで、問題解決の手助けをできるかと。

クラッキングやチートといったリスクに対しては、弊社とアライアンスしているDNPハイパーテックさんの「Crackprfoof」というセキュリティソフトを特別価格で提供させていただいたりもしています。

セキュリティ会社との連携も取れているので、導入される側も安心だと思いますし、ユーザーさんとしてもサポート体制が整ったところで遊んでいただけるので安心なのではと思います。

ーー例えば、スマホアプリだけ手掛けるメーカーさんでPCのノウハウがない場合でも、問い合わせがあればしっかりと導入支援を行なっているという感じでしょうか。

深井:そうですね。最近はオファーも増えてきました。AndAppはExe型のタイトルが2タイトルと、ブラウザ型の『グランブルーファンタジー』でスタートした形だったのですが、今では20タイトル強に増えてきたところで、ユーザーさんにも認知されてきたフェイズなんですね。

今月も国内外問わず、いくつもお問い合わせをいただいていたりします。公式サイトには企業向けの問い合わせ窓口も用意しておりますので、ご興味がある会社様はお気軽にお問い合わせください。

開発者直伝! 『23/7』初心者を卒業するための攻略テクニック!

ーー『23/7』はゲームシステムも本格的ですねよね。77秒間は無敵で戦えるという痛快さがありつつ、強敵と戦う際はシールドで守ることも大事ですし、「ちゃんとゲームを遊んでいる」という感覚を味わえるゲームだと思います。

植野:間口は広く、とはいえゲームはゲームなので、戦略性やアクション性を担保した状態で、どこか突き詰められる要素は必要かなと思って作っていきました。

強い敵もただパラメータが高いだけではなく、こういう攻撃を仕掛けてくるからこういう編成がいいよねとか、バランスを考えて難易度調整をしています

余談ですが、本当にうまくなってくると、「!」マークじゃなくて、敵のモーションを見て一瞬だけシールドを使うようになるんですよ。

敵によって、「!」マークが表示されてから攻撃が当たるまでのフレーム数が微妙に違うので、そこを見極めて効率よくモードを変えるという。

▼77秒間の無敵時間や、アクセル、チャージ、シールドという3つのモードの使い分け、フルチャージした状態で任意のタイミングで発動できるバレットタイムなどをいかに使いこなせるかがカギとなります。
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ーーある意味、アクションゲームですよね。最初はアクセルとシールドだけで遊んでいましたが、チャージのバフ効果が強力なことがわかってくると、遊び方が変わってきましたし。

植野:バレットゲージはそれほど溜まりませんが、チャージの技だけ使いたいのであれば、アクセルやシールドから一瞬チャージに切り替えれば、チャージのバフスキルだけ使ってすぐに攻撃に戻れるので、その辺に気づいているコアな方はモードの切り替えがすごく上手ですね。

究極的にはバレットタイムを連発できるとダメージ効率がはねあがるので、そういう意味でもゲージをためられるチャージの使い方は大事になってきます。

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ーースキルをちゃんと見るようになると、初心者卒業といったところはありますよね。

植野:モードに応じて変わるアクセルスキルとチャージスキル、シールドスキルと、バレットタイム時のバレットスキル、サポートメンバーに設定した時のサポートスキルと、状況によってスキルが変わりますからね、

アクセルスキルはいまいちだけど、チャージスキルでのバフ効果が強力でバレットスキルも強力という「バレットタイム特化型」みたいなキャラもいますし、レアリティの低いキャラでも運用次第でとても活躍できるようになっています。

細かいところでは、サポートスキルのなかでも「攻撃タイプ」の場合は、リーダースキルを加味して属性をそろえたり、強い武器を装備させたりして攻撃力を底上げするほうが有利ですが、「バフ&デバフタイプ」の場合は、属性や武器を気にしなくても活躍させることができます。

本作ではキャラごとのアビリティもレベルアップでき、プレイヤーの考え型次第でさまざまな最強パーティを作れるようになっているので、いろいろと試してみてほしいですね。

深井:いやあ、『23/7』の攻略トークって、本当にたのしい! AndAppの話題よりもゲームについてもっと深く語りたいですね(笑)。

あのう……せっかくなので、ここでガチャを回してもよろしいでしょうか? 開発スタッフの方に見てもらいながら回すと、ご利益があっていいキャラが当たりそうなので(笑)。

ーー考え方がガチユーザーじゃないですか(笑)。インタビュー中にガチャを回すなんて!

植野:先ほども話に出ましたが、本当に深井さんは『23/7』を遊び込んでくださっているので、開発スタッフとしては本当にうれしいですね。いつか公式生放送にゲストとしてお呼びして、ガチのチャレンジコーナーに挑んでもらいたいと思っています(笑)。

深井:いやあ、まだ星5武器がそろっていないので、がんばって育てておきます!

それでは、ガチャを回しますね。

▼せっかくなので、深井さんにはインタビュー中にガチャを回していただきました(しかもプライベートで!)。10連×3回の気になる結果は……3回中2回も★5が!! あいにくと遊び込んでいるためダブりも出たものの、未所持★5キャラ(ナポレオン)が出たのでひと安心です。
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深井:ナポレオンをお迎えできてよかったです!

今後のAndAppにはDeNAの内製タイトルも登場!

ーー『23/7』を含め、AndAppで遊べる人気作が増えてきた印象がありますが、今後も毎月数本ペースで対応タイトルが増えていくのでしょうか?

深井:月に何本か出していくことを目標にしつつ、弊社の内製タイトルについても準備が進んでおります。

つい先日発表がありましたが、『ファイナルファンタジー レコードキーパー(FFRK)』について、5月予定でリリースの準備を進めているところですね。

AppBankさんも生放送後すぐに記事として取り上げていただきありがとうございました。

ーー『FFRK』はドット絵でシリーズの名場面を再現したレコードダンジョンをはじめ、コンシューマ感覚で遊べるゲームなので、PCの大画面と相性がよさそうです! 個人的にはDeNAさんの『メギド72』とかもPCで遊んでみたいところですが、画面が縦長だから相性的にどうなんでしょうね。

深井:縦長の画面表示のゲームも数多く対応しているので、画面構成自体がネックになることはありませんね。むしろ、マルチウィンドウで他のことをやりながら遊ぶ際は、縦画面のほうがコンパクトに表示できて、遊びやすいメリットもあります。

AndAppでの対応が難しいゲームというのは、マウス操作と相性がよくないものぐらいですね。ゲーム性として複数の個所を同時にタップしなければいけないようなものや、アクション性が高くてバーチャルパッドを駆使しないといけないものなどは、専用のインターフェースや操作方法を用意する必要が出てきますので。

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ーーAndAppでは『RPGツクールMV』対応のユーザーが作ったゲームを気軽に遊べるのも大きな特徴かと思いますが、こういったユーザー参加型のコンテンツは今後もありうるのでしょうか?

深井:『RPGツクールMV』とのアライアンスは、AndAppと同じ思想だったというのがきっかけとしてありました。同じ文化で遊べるなら一緒にやりましょうというところで、初期は『ツクール』ユーザーさんのお声も大きかったですね。

AndAppというプラットフォーム自体の遊びやすさももちろん大事にしていますが、「どんなゲームを遊べるのか」も当然大事ですので、どちらも力を入れてがんばります。

「AndApp」と『23/7』の今後について

ーー「AndApp」と『23/7』について、それぞれ今後の展望についてお聞かせください。

深井:AndAppに関していうと、最近一気にタイトルが増えていくなかでユーザーさんの認知も広まってきまして、こういうタイトルが欲しいとか、こういう機能が欲しいとか、具体的なご意見もたくさんいただくようになりました。

私たちとしてもひとつずつ期待に沿って改善しつつ、タイトルも増やしつつ盛り上げていければと思っています。スマホゲームをPCで遊ぶということが、ゲームを遊ぶという文化のなかでスタンダードになっていければいいなとがんばっています。

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植野:文化にしていくというところでは、今回AndAppというPCサービスでシリアルコードでキャラを提供するなかで、これをきっかけにPCで遊んでくださる人もいらっしゃったので、ありがたく思います。

最近はスマホオンリーでPC離れをしている若いユーザーさんもいるとは思いますが、PCで遊ぶメリットもありますし、PCの快適な環境で遊ぶ体験は、一度味わうとクセになると思います。

DeNAさんにもご協力いただいて、「PCでスマホゲームを遊ぶ文化」がより広がっていくといいですね。

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『23/7』は5月の大型連休に大きなイベントを用意しています。僕らのほうでもゲームを遊び始めやすい環境を作っていくので、PCで遊ぶ層が広がってくれるとうれしいですね。

『23/7』は若いユーザーさんに向けてキャラとか世界観を作っている部分もあるので、「PCで遊ぶとこんなに快適なんだ」とか、「こんなにいいおまけがついてくるんだ」という部分も認知してもらえるようにがんばっていきたいと思います。

AndAppによりPCでもプレイできます。

23/7 トゥエンティ スリー セブン ・販売元: FUJISHOJI CO.,LTD.
・掲載時のDL価格: 無料
・カテゴリ: ゲーム
・容量: 763.2 MB
・バージョン: 1.0.2

©2018 FUJISHOJI CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
© DeNA Co., Ltd.

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