たった1画面で描かれる、凝縮されたドラマ。芸術的発想にうならされる『エンゼルロード』レビュー

雪の降る街の通りが舞台の短編アドベンチャーゲーム『エンゼルロード』のレビューをお届けします。


一部の記憶を失った青年が少しずつ記憶を取り戻していく物語でして、通りから出ようとしてもなぜか同じところに戻ってしまう本作。一画面と限られた世界の中で描かれる物語はどのように展開していくのか気になってきます。

果たして、青年は記憶を取り戻したとき、何を思うのでしょうか。(文:ニュー侍)

なぜ、帰ろうにも帰れないのだろうか……。

「遅いなぁ……、いつまで待たせるんだよ……」から始まる本作。青年が誰かを待っているのがわかると思います。

なかなか来ないし、雪が降ってきたこともあって、自宅へ帰ることに……。


帰り道はこちらだと確認。画面の端をタップして自宅へ帰ろうとします。


すると、さっきいた場所に戻ってきてしまいました。何が起こっているのか、現時点では何もわかりません。


原因がわからないのでタバコで一服することに。これが本作のメインとなるシステムでして、


青年が現在の状況から何が起こっているのかを予想(考える)するタイムに入ります。状況が整理されると物語が進むという流れです。


何もできないまま進むのかと思いきや、座り込んでいる人に話しかけられました。

すでにお気付きの方もいるかと思いますが、青年以外の人は枠線だけなんですよね。

これが意味していることも本作の謎のひとつかもしれません。


売れないミュージシャン(?)に状況のことを相談してみると、通りを歩く人に聞き込みでもしてみな! って提案されることに。
(※ミュージシャンも色付きのキャラクターになったけど!?)


通りを歩く人に聞き込みをしていくと物語は進む……。この先に青年を待ち受けている運命とは。続きが気になったらアプリをプレイしてみましょう。


ひとつの画面で展開される物語は奥が深かった!

「たったひとつの画面でどのような物語を表現することができるのか…」と気になってプレイしてみたのですが、広さなどは関係ありませんでした。

通りすぎる人、ひとつひとつの場面が、物語を広く感じさせてくれるのに。ある意味、ゲームというよりも芸術的な発想の勝利と言えるかもしれません。

プレイすると、最初は狭っ苦しい世界だと思うかもしれません。でも、どうかゲームを先へと進めてみてください。空間の広さではなく、凝縮されたドラマに胸を打たれるはずですので。

通りを歩いている人の中には、主人公である青年の名刺を持った人もいます……。

「青年がここで何かをしていた?」と予想することも本作の楽しみのひとつ。


記憶が戻ってくるとこんな展開も……。


倒れているのは誰? 過去に何が起こったのか。気になる展開がずっと続き、プレイを中断することなく最後までプレイしてしまうと思います。

青年の記憶が戻ったとき、どのようになるのか。物語が気になったらぜひ、プレイしてみてくださいね。

エンゼルロード ・販売元: Daigo Sato
・掲載時のDL価格: 無料
・カテゴリ: ゲーム
・容量: 58.3 MB
・バージョン: 1.0.6

© Daigo

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