【あおガルシナリオ集】現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」


2019年1月31日にサービス終了を迎えるスクウェア・エニックスのアイドルゲーム『青空アンダーガールズ! Re:vengerS(リベンジャーズ)』のシナリオ集をお届けします。

この記事では、現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」を紹介します。

目次
現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」第1話「黒百合の邂逅」
現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」第2話「ヒミツの誓い」
現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」第3話「プライベートレッスン」
現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」第4話「仮初の王者」
現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」第5話「歩み寄る心と距離」
現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」第6話「王者、和して同ぜず」
現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」第7話「襲撃!忍ばぬニンジャたち」
現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」第8話「茹だるカオスパーティー」
現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」第9話「強き者の胸の内」
現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」第10話「『    』」
現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」第11話「頂点に輝く者たち」

現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」第1話「黒百合の邂逅」

ーープロダクション室

●ひなた
プロデューサー。
ごめんね、急に呼び出して。

朝起きた時に観たテレビCMのダンスで、いい感じの振付をやってたの。
忘れないうちにマスターして、萌さんやみんなをびっくりさせたくて。

ーー廊下

●ひなた
というわけで、今日はダンスの秘密特訓頑張るぞーっ!
……って、あれ?

ダンス練習室から音が聞こえる……?
この時間は誰も使ってないはずなのに、誰かいるのかな?

ーーレッスン場

●落ち着いたアイドル(麗華)
…………。

●ひなた
先客かぁ。
でも、あの人のダンスとっても綺麗……。

ちょっとだけ見て行こうよ、プロデューサー。
いいでしょ?

……すごいなぁ。
腕と脚に羽が生えてるみたいに活き活きして、光がこぼれる感じ……!

●落ち着いたアイドル(麗華)
ふぅ……。
あなたたち、そこで何をしてるの?


●ひなた
……へっ?
あ、邪魔してごめんね! あたし、櫻花ひなた!

●落ち着いたアイドル(麗華)
……名前を聞いてるんじゃないんだけど。

●ひなた
あ、1年生だよ!

●落ち着いたアイドル(麗華)
……学年を聞いてるわけでもないのだけど。
一体、なんの用件なのかを聞いているのよ。

●ひなた
用件……? ええと、じゃあ……。

あなた、名前は? 学年は?
同級生? ダンスレッスンしてるなら、見せてもらってもいい?

●落ち着いたアイドル(麗華)
ちょっ、…ちょっと待って!
そんなふうに、急に言われても……。

●プロデューサー
落ち着いて。

●ひなた
えへへ、嬉しくてついつい……。

●落ち着いたアイドル(麗華)
嬉しい?

●ひなた
うん! あなたのダンス、とっても上手でカッコよくて……
すっごく綺麗で、見とれちゃった。

●落ち着いたアイドル(麗華)
……そう。
あなた、わたしのこと知らないのね。

●ひなた
ごめんね、学園の事情にはあんまり詳しくなくて。

●落ち着いたアイドル(麗華)
謝らなくていいわ。

黒瀬麗華。3年よ。

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現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」第2話「ヒミツの誓い」

ーーレッスン場

●落ち着いたアイドル(麗華)
あなたは……1年の櫻花さん、でいいのかしら?

●ひなた
うん!
……じゃなかった、先輩だから……はい、そう……です?

●麗華
ふふっ。別に、無理して敬語を使わなくてもいいのよ。

●ひなた
えへへ~、ありがと!
堅苦しいの苦手だから。

●麗華
わたしはここに自主練習をしにきたんだけど、あなたも?

●ひなた
うん!
ダンスはあまり得意じゃないから、秘密特訓!

●麗華
ずいぶん元気に断言するのね……。
あなたは、この子のプロデューサー?

●プロデューサー
そうだよ。

●ひなた
あ、でも……
この部屋、もう麗華さんが使ってるんだよね。

●麗華
そうだけど、ここ使ってもいいわよ。
わたし、もうすぐ終わりにしようと思ってたから。

●ひなた
そうなんだ。
……えっと、この後なにか予定でもある?

●麗華
予定とか、そういうのはないけど……それが何か?

●ひなた
じゃあ、あたしの練習見てくれない?

●麗華
……えっ?

●ひなた
麗華さんのダンス、すっごく綺麗だったから!
よかったらあたしのダンスにアドバイスしてもらいたいの!


●麗華
そんなこと急に言われても……。

●ひなた
そう言わずにお願い!
ちょっとだけ……5分、ううん10分でいいから!

●麗華
時間伸びてるじゃない……。


●プロデューサー
お願いします。

●麗華
……仕方ないわね。
いいわ、付き合ってあげる。

●ひなた
ありがとう!
じゃあ、お願いね!

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現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」第3話「プライベートレッスン」

ーーレッスン場

●麗華
……よし。
櫻花さん、今日はこれくらいにしておきましょうか。

●ひなた
はぁ、はぁ……も、もう少しだけ……!

●麗華
あまり根を詰めすぎると集中力が落ちて、むしろ非効率よ。
修正点は見つかったんだし、あとは反復練習を継続することね。

●ひなた
……分かった。ありがとう! 色々アドバイスしてくれて!
すごくためになったよ!

●麗華
……結局、10分どころか2時間みっちりレッスンしちゃったわね。

●ひなた
麗華さん、よかったらお茶していかない?
練習に付き合ってくれたお礼に、ごちそうするよ!

●麗華
いいのよ、そんなに気を遣わなくて。

●ひなた
ううん、別に気を遣ってるわけじゃないよ。
麗華さんともっとお話がしたいだけだから!

●プロデューサー
付き合ってあげて欲しい。

●麗華
……そ、そう。
ふふっ。それじゃ、ご一緒させてもらおうかしら。

●ひなた
じゃあ学食行こっ。
プロデューサーさんも、早く早く!

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現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」第4話「仮初の王者」

ーー学食

●ひなた
いっぱい踊ったらお腹すいたなぁ。
お夕飯前だけど、ちょっとだけお菓子食べちゃおうかな……あれ?

●和歌
……ひなたっ!

●愛美
ちょっと、どこ行ってたのよ。捜したじゃないの!

●ひなた
捜してたって……
あれ? なんでみんなここに?

●愛美
なんでって、あんたねぇ……。

●千尋
まぁまぁ、みんな落ち着いて。
ひなたちゃんも、お菓子食べよう。おいしいよ~。

●和歌
琴音さんから、お菓子買ってきたからみんなで食べようって
連絡してくれたんだけど、ひなたもプロデューサーも、
連絡つかなくて……!


●琴音
みんなで集まってこれからどうしようかって話してたんです。
でも、見つかってよかったです。

●ひなた
ごめんね、練習に熱中してて……。

●和歌
ううん、いいの。
ひなたが無事ならそれで十分。

●愛美
やっぱりプロデューサーが一緒だったのね。
アンタにも何度も連絡入れたんだけど?

●プロデューサー
ごめん。

●愛美
しっかりしなさいよね。
で? 2人でどこで何してたのよ?

●ひなた
実はね、今日たまたますっごくダンスが上手な先輩と
知り合いになったんだ!

それで特訓というか、レッスンをしてもらってたの。

●和歌
ダンスのレッスン……?

●ひなた
うん、紹介するね!
黒瀬さーん! こっちこっち!

●麗華
わたしが入ってもいいの?

●ひなた
もちろん!
みんな、紹介するね。黒瀬麗華さんだよ。

3年生で、とってもダンスが綺麗で……。
あれ? みんなどうしたの?

●愛美
く、くくくく……!?

●琴音
黒瀬麗華って………!

●千尋
あの、黒瀬麗華……!?


●ひなた
あのって、どの?

●和歌
ひ、ひなた……!
あなた、知らないの!?

●ひなた
なにが?

●愛美
バカ! ひなたのバカ!!

●ひなた
なんでっ!?

●和歌
いい、ひなた。
落ち着いて聞いてね……。

その人は、元ヴァルプロのNo.5よ!

●愛美
しかも、Sランク!
今の私たちにとっては天上人なのよ!?

●ひなた
へー、そうなんだ。
ヴァルプロの……。

……ヴァルプロ?

Sランク……。

●麗華
……どうも。


●ひなた
…………。

えっ、えええええええーっ!?

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現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」第5話「歩み寄る心と距離」

ーー廊下

●ひなた
あっ! 麗華さんだ!
麗華さーん!!

●麗華
櫻花さん?

●愛美
ちょっとひなた!
アンタ、ヴァルプロの元No.5にそんな馴れ馴れしく……!

●麗華
いいのよ、気にしなくて。
ヴァルプロと言っても辞めてしまったもの。


●愛美
い、いや……
そういう意味じゃなくて……。

●麗華
櫻花さんたちも、これから練習?

●ひなた
うんっ!
よかったら、一緒にどう?

●麗華
わたしはかまわないけど……。

●ひなた
やったぁ!
じゃあ行こう!!

……そうだ。麗華さん、もしよかったら、
あたしのことは『ひなた』って呼んでくれない?

●麗華
えっ?

●ひなた
あたし、もっと麗華さんと仲良くなりたいの。
だから、お願い!

●和歌
ひなた……。

●麗華
……そう。わかったわ。
ひなた、でいい?

●ひなた
もちろん!
あたし、後輩だもんね!

●琴音
ふわぁ……ひなたちゃん凄いですね……。
麗華さんとあんなに仲良くなれるなんて。

●和歌
それがひなたの長所ですから。

●千尋
そうだね。ひなたちゃんは誰とでも仲良くなれる天才だから。

●眼鏡のアイドル(更菜)
よいしょっ、よいしょっ……。


●愛美
天才って、図々しいだけじゃない。
だいたいひなたは……うわぁっ!?

●眼鏡のアイドル(更菜)
きゃあっ!?

●愛美
いっ、たーい!

●眼鏡のアイドル(更菜)
ご、ごめんなさい。
書類で前が見えなくて、その、ごめんなさい……!

●愛美
……ううん、こちらこそごめんなさぁい♪
ふみゅ~。エミ、よそ見しちゃって……あっ、書類集めますね☆

●ひなた
あたしも手伝う!
怪我してない? 大丈夫?

●眼鏡のアイドル(更菜)
私は、大丈夫ですから。
……えっ?

●麗華
更菜……。


●更菜
……麗華。

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現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」第6話「王者、和して同ぜず」

ーー廊下

●麗華
更菜……また、雑用押し付けられたの?

●更菜
………押し付けられてなんてないよ。
私が自分でやるって言っただけ。

●麗華
ほんとに……?

●更菜
うん。
レッスンも、ちゃんと受けてるよ。

●麗華
……そう。それならいいんだけど。
拾うの、手伝うわ。

●更菜
あ、ありがとう……。

●千尋
知り合い、なのかな?

●麗華
希たちと、最近話した?

●更菜
……ううん。
あれからずっと、連絡をとっていないから。
麗華は?


●麗華
話しかける資格なんて、わたしにないわ。
でも、更菜は違うから……。

更菜だけでもユニットに入れてもらえないか、
頼んでみましょうか?

●更菜
ううん。麗華に資格がないなら、私にだって……
そんな資格ない。


●麗華
そう……余計なこと、言ったわね。

●ひなた
あ、あのっ。
これ、落ちた書類なんだけど……。

●更菜
……ありがとうございます。
それでは、失礼します。

●麗華
…………。

●ひなた
麗華さん……?

●麗華
あ、ごめんなさい。
そろそろ、レッスン始めましょう。

●ひなた
う、うん……。

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現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」第7話「襲撃!忍ばぬニンジャたち」

ーーレッスン場

●ひなた
ありがとうございましたー!

●和歌
はぁ、疲れた。
って麗華さんの息、全然切れてない……?

●麗華
自分のリズムで動いてないと、それだけ疲れが大きくなる。
ちょうどいいテンポをつかめば、踊りながらでも息を整えられるのよ。


●愛美
り、理論上はそうでも……ものすごい持久力ね……。

●麗華
レッスン以外にも、肺活量を鍛えるトレーニングをおすすめするわ。
実際のライブだと、踊りと同時に声も振り絞ることになる。

基礎体力づくりの中でも、呼吸運動は全ての基礎につながる大事なものよ。
……覚えておいて。

●ひなた
は……はいっ、わかりましたー!
えへへっ……。

●琴音
どうしたのひなたちゃん、ニコニコして。

●ひなた
だって、麗華さんって教えるのすっごく上手なんだもん。
どんなレッスンよりもイメージがすっと入ってくる感じだし。

●千尋
そうだねぇ。
さすがトップランカー、視野が広くて感動だなぁ。

●麗華
そう言ってもらえて悪い気はしないけど、
あなたたちもアイドルを目指すんだから。
教える以上は、しっかりマスターして。

もちろんわたしも、それ以上に身につけていくつもりだけどね。

●愛美
と、当然よ……!
ちゃんと目にもの見せてやるから、覚悟してなさい……!

●セリア
タノモー!

●和歌
え? ……ってセリアさん、何しに来たの?

●彩
何しにって、決まってるでしょ。
ここで『Twinkle☆Star』がダンスの特訓やってるって聞いて、
飛んできたのよ。

●セリア
ワタシたちのユニット、ダンスが柱!
元ヴァルプロの人がトレーナーなら、鬼に金棒、猫に小判デース!


●和歌
いや、最初のはともかく2つ目間違ってるけど。

●琴音
そもそも、トレーナーじゃないし……。

●彩
まぁ、色々指示されるのは性に合わないけど、
一流のSランカーのテクを近くで見れるのは、なかなかないしね。

●佳奈恵
っていうか、面白そうじゃん!

●愛美
それにしても、いったい誰が連絡を?

●萌
私が皆さんに連絡しました。
同じ学プロの仲間である以上、機会は平等であるべきかと。


●セリア
そうデス! 独り占めはんたーい!
じゃなかった、1ユニット占めはんたーいでありんす!

●和歌
あー、もうなんかややこしくなってきた……。

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現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」第8話「茹だるカオスパーティー」

ーーレッスン場

●和歌
あれ? そういえば、楓李は?

●楓李
ここにおるで~。

●和歌
うわ! ビックリした!

●楓李
ふっふっふ、呼ばれて飛び出てみたんやで。

●愛美
相変わらず、『Remuage』の4人は濃いわね……。

●麗華
……ずいぶんと混沌とした学プロなのね。

●千尋
うんうん、ちゃんこ鍋みたいで美味しそうだよね。


●琴音
というか闇鍋では……。

●彩
あの、騒がせて悪いけれど。
私たちも参加させてくれない?

●セリア
そうそう!
5に入っては6に従え!

●和歌
それを言うなら『郷に入っては郷に従え』です。

●麗華
わかったわ。
ただ、もう時間もあまりないから少しくらいしかできないけど。

●愛美
ま、まだ踊れるの……?
タフすぎる……。

●麗華
……ダンスしてる間は、無心になれるから。

●ひなた
…………。

●和歌
どうしたの、ひなた?

●ひなた
うん……ちょっと。

麗華さん、なんだかちょっとだけ
無理してるみたいに見えたから……。

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現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」第9話「強き者の胸の内」

ーーレッスン場

●麗華
あなた、ダンスは上手いけど、表現の幅が狭いわね。
得意分野だけで何とかしようとする癖があるわ。


●彩
え……? は、はい……。
……すいません。

●麗華
考え方を少し変えるだけでも、随分と良くなると思うわ。
基礎がしっかりしてるんだから、もったいないわよ。

●彩
はい……。ありがとうございました。

●佳奈恵
彩ですらこの扱いかぁ……。
こりゃ本格的に凄いね。

●琴音
教え方もすごく上手ですよね……。
なんというか、慣れてる感じがします。

●楓李
ダンスってスピリチュアルな側面もあるからなぁ。
幽霊の1つや2つを克服せんと、ダンスも上手くならへんのやないか?

●和歌
余裕そうだけど、次は楓李が見てもらう番よ。

●楓李
ほんなら、たまには本気出したろか。
なんせうちは、ご先祖様へのリスペクトを忘れたことないからな。

●麗華
あなたは……やらなくていいわ。
先ずは足首鍛えなさい。

●楓李
ふ、戦わずにして勝ってしまった。

●麗華
……はぁ、では少しだけやりましょう。

●楓李
え。

……盆おどりしか、踊れへんのに……グハァッ。

●セリア
フウリ……グラスシャドウから見守っていてほしいデース。

●麗華
ふぅ……今日はこれぐらいで終わりにしましょうか。

●ひなた
はーい! ありがとう麗華さん!

●麗華
いいのよ、それじゃ……また。

●ひなた
うーん……。

●和歌
どうしたの? ひなた。

●ひなた
うん……さっきね、何ていうのかな。

なんだか麗華さん、無理してるように見えたんだ。

●和歌
……辛そうだったってこと?

●ひなた
うん。

●愛美
ま、私たちに教えるのが嫌だったんじゃない?

●ひなた
え!?

●愛美
こんな図々しいお願いしてたら、嫌にもなるでしょ。

そりゃ元ヴァルプロに教われる私たちは助かるけど、
向こうからすればボランティアなわけだし。

●ひなた
ううーん。

●愛美
しかも『Remuage』が騒いだじゃない。
私はもう慣れたけど、真面目な人は辛いでしょ。

あの人、そもそも無理に連れてきてないでしょうね?

●ひなた
そんなことしてないよ!

●愛美
ならいいけど。
親切そうな人でも時間を使ってもらってるの、忘れちゃダメなんだから。

●琴音
もちろん、何か他にあったのかもしれませんけどね。

●ひなた
うん……いや、麗華さんはね、そういうのじゃないと思う。

やっぱり話してみないとわかんないけど、
誰かを嫌うような、そういう人じゃない気がするから。

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現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」第10話「『    』」

ーー学園内広場

●麗華
……ダメね。
どうしても賑やかな彼女たちを見ていると……。

あのころのこと……思い出してしまうわ。
そんな記憶に浸る資格さえ、わたしにはないはずなのに……。


●ひなた
麗華さんっ!

●麗華
……あら、ひなた。
どうしたの? 息を切らせて。

●ひなた
あはは、ちょっと麗華さんを探してて。
有名人だからかな、すぐ見つけられたけど。

●麗華
今日はお友達は来ていないのね。
賑やかで、おもしろい人たちだったけど。

●ひなた
……う。

あの、やっぱり、迷惑だったかな?

●麗華
……?
迷惑って?

●ひなた
その……あたしに教えてくれてるだけでもありがたいのに、
学プロでいろいろ教えてもらっちゃって。

●麗華
ああ、そんなこと。
ぜんぜん気にしてないわよ。

人に教えるのも、自分へのレッスンになるしね。

言葉にして誰かに伝えて、
初めて血肉になる経験、そういうものもあるの。

●ひなた
でも……い、いろいろ押しかけて騒がせちゃったかもだし。

●麗華
私、ひなたの学プロの子は好きよ。


●ひなた
え。

●麗華
みんないい人そうだったじゃない?

●ひなた
……やっぱり、麗華さんはスゴイなあ。

●麗華
い、いきなりなに?

●ひなた
ね、麗華さん。
よかったらなんだけど……ずうずうしいかもしれないけど。

●麗華
ああ、いいわよ。
レッスンのコーチをやればいいのでしょう?

●ひなた
本当!?

●麗華
ええ、どうせやることもないもの。

倍に増えたって構わないわ。
もちろん……やる気のある人が来てほしいけれどね。

●ひなた
うん! ありがとー!
あ、早速みんなに伝えてくるね!

きっとみんな喜ぶから!
ありがとー! 麗華さんっ!

●麗華
はいはい、それじゃ。

ーー廊下

●ひなた
……ふーんふんふん、やっぱり麗華さんはいい人だなぁ。

あ……でも……。

麗華さんが、なんで寂しそうにしてたのか……。
聞くの、忘れちゃった……。

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現世(エイドス)サイド:第4章「圧倒的な実力者」第11話「頂点に輝く者たち」

ーーカフェ

●麗華
ひなた、ここ席空いてるみたいよ。

●ひなた
ホントだ! えへへっ、麗華さんと2人でお茶できるなんて
なんだかうれしいなぁ、なに話そっかなぁ!

●麗華
別に、特別なことなんか話せるわけじゃないけど、
そこまで期待されちゃったら、色々と教えてあげないとね。

●ひなた
やったー! なに聞こうかなー……。
それじゃあ麗華さんに聞きたかったことがあるんだけど。

●麗華
わたしが答えられるものでよければ、どうぞ。

●ひなた
んー……改めて知りたいことはなんだろ……。
そうだ! ヴァルプロって、どんなところだったの?


これって神楽ヶ丘学園じゃ当たり前な話なんだろうけど、
あたし、あんまりその辺のことを気にしてこなかったし……。

●麗華
いいわよ、気にしなくて。それに学びたいって気持ちは大事。
今日はダンスレッスンじゃなくて、座学のお手伝いね。

●ひなた
わー、ぱちぱちぱち~! 麗華せんせー、お願いします!

●麗華
そうね……まずみんなの知っているところから説明すると、
学園内にあるプロダクション……通称『学プロ』の頂点に立つ集団。

最古参の学プロであり、規模も大きいわ。
特徴として、育成方針の厳しさが挙げられるわね。

●ひなた
ふむふむ……たしか、学プロにはプロデューサーがいたよね?
その人がお仕事を取ってきてくれたりするし。

●麗華
そうよ。でも、ヴァルプロ内にいながら学プロを発足している子もいるの。
それが碓氷律……『フレイヤ・プロダクション』を作った実力者。


●ひなた
へええっ……碓氷律っていう子、ほんとに学生なの?
あたしと同じくらいの年齢で出来るとは思えないよ……。

●麗華
……そういえばひなたはヴァルキュリアの話も
知っているわけではなかったのね。

ヴァルプロには、ヴァルキュリアって呼ばれてる実力者がいるの。
天道輝音、火神栞歩、碓氷律、五十嵐響香、土方アリス……。
ヴァルプロでも別格の5人ね。

●ひなた
そういえば麗華さんは元No.5って言われてたけど、
も、もしかしてそのヴァルキュリアの1人だったの!?

●麗華
……そうね。でも今は、土方アリスがNo.5よ。
今のわたしはヴァルプロに関係ない、ただの黒瀬麗華だから。

●ひなた
おおっ……さすがは麗華さんだ、カッコいいなぁ!
あたし、こうして一緒にお話できてうれしいよっ。

●麗華
カッコいいなんて……わたしなんて色んなところから
逃げてしまっているようなものだもの。

それに、未だにヴァルプロの元No.5であることには
変わらないのだから……。

●ひなた
ううっ……ちょ、ちょっと待ったぁ!

●麗華
えっ? どうしたの、ひなた。

●ひなた
麗華さん、「元No.5」って言うのはもうやめよう!
なんだかそれを聞くと、胸の奥がむずむずするの!

だって、麗華さんの技術がすごいからNo.5だったんだよね?
「元No.5」って聞くと、ヴァルプロだけがすごいみたいだし。

麗華さんはダンスができて、キレイでカッコよくて……、
えっと、えっと……とにかくすごいアイドルなんだから、もっと胸張って!


●麗華
ふっ……ふふっ、あははははっ! ひっ、ひなたっ、あなた、
どうしてそんなに怒ってるのよっ、ふふふっ!

●ひなた
ええっ!? わ、笑われちゃってるっ?
あたし本気だよ! 麗華さんがすごいんだってこと知ってるしっ。

●麗華
たしかに……わたしはSランクアイドル、黒瀬麗華ね。
ありがとう、ひなた。

それじゃあそんなわたしからひなたへお願い。
今度はあなたのことを教えてくれない?

●ひなた
え? そ、それはいいけど……なにを話そうかな。
うーん、まず最初は和歌と初めて会った時のことを話そうかな?

●愛美
あ、あのクールな黒瀬麗華が爆笑してたわ……。
ひなたってば、いったいどんな話をしてたのよ。

●和歌
ひなたってば、麗華さんに夢中になって……くっ、羨ましい!
いつもなら麗華さんの位置に私がいるのにっ……!

●琴音
どぉどぉ……和歌ちゃん、見てるのバレちゃうよ?
ひなたちゃんが楽しいなら、それでいいと思うよ。

●千尋
そうだよ~、せっかくだからみんなでアップルパイ食べよー?
甘い酸味が、気持ちを落ち着けるから!

●愛美
千尋、私にも一枚ちょうだい。
和歌も食べるでしょ?

●和歌
ほんとだ、すごく美味しそう……。

●琴美
それじゃあ私が切り分けますね。千尋さんはお皿を用意してくださいますか?

●千尋
それならもう準備完了っ。
いつでも食べられるから~。

●和歌
(……そういえば、『Twinkle☆Star』もすっかり結束が強まったわね。
 ひなたを追いかけるつもりが、いつの間にか全員集まってるし)


(色んな人に影響を与えてるひなたって、やっぱりすごい子だなぁ……)

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青空アンダーガールズ!Re:vengerS ・販売元: SQUARE ENIX Co., Ltd.
・掲載時のDL価格: 無料
・カテゴリ: ゲーム
・容量: 155.7 MB
・バージョン: 2.0.6
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