【あおガルシナリオ集】現世(エイドス)サイド:第6章「新しい旅立ち」
2019年1月31日にサービス終了を迎えるスクウェア・エニックスのアイドルゲーム『青空アンダーガールズ! Re:vengerS(リベンジャーズ)』のシナリオ集をお届けします。
この記事では、現世(エイドス)サイド:第6章「新しい旅立ち」を紹介します。
現世(エイドス)サイド:第6章「新しい旅立ち」第1話「つかの間の幸せ」
ーーレッスン場
●ひなた
ふんふ~ん♪
●麗華
ひなた、上機嫌ね。
●ひなた
あ、わかる~? 離ればなれになっちゃうかもしれなかった友達が、
一緒にいられることになったの!
だから、なんだかあたしまで嬉しくて!
こう、レッスンする身体も軽いんだぁ♪
●麗華
ひなた、軸ぶれてる。ちゃんと集中して。
●ひなた
あ、はい……。
●和歌
もう、ひなたったら。
私だって浮かれたいのを必死におさえてるのに……。
●愛美
麗華、容赦ないわね……。
●琴音
でも……ほら、見てください。
●麗華
……よかったわね、ひなた。
あなたが嬉しそうだと、不思議とわたしも楽しい気持ちになるわ。
●ひなた
でしょ! 誰かが幸せそうなのを見ていると、
こっちまで幸せな気持ちに……!
●麗華
ひなた。集中。
●ひなた
はい……。
●琴音
……やっぱり、麗華さんは厳しいですね。
現世(エイドス)サイド:第6章「新しい旅立ち」第2話「終わりをもたらす女神」
ーーレッスン場
●ひなた
承認ライブ?
●悠
そうです!
●くるみ
他の学プロに、くるみたち『銀河歌劇団』が移籍するです!
●萌
そんなライブの許可、よく通りましたね。
今の学プロからの横槍とか、なかったんですか?
●麻里紗
その点は問題ないかな。
元々、私たちは全員、他の学プロに移籍予定だったし。
●麻里紗
それが丸ごとになろうが、関係ない。
むしろ、まとめて厄介払いが出来てラッキーだと
思ってるんじゃないかな。
●萌
あー、あのチーフはそういう人ですね。たしかに。
でも、移籍先の学プロはどこです?
●麻里紗
ああ、それなら……。
●萌
…………。
●ひなた
え……あたしたちのところ!?
●プロデューサー
聞いていない。
●悠
いま言いました!
●和歌
そんな無茶苦茶な……!
●麻里紗
考えたのだけど、あなたのところがいちばん信頼できるかなって。
もちろん、プロデューサーさんがOKしてくれたらの話だけど。
●プロデューサー
OKだよ。
●くるみ
やっぱり~! プロデューサーさんなら、
そう言ってくれると思ってたです~!
●ひなた
『銀河歌劇団』のみんなが、同じ学プロに……。
やったぁプロデューサー!
また賑やかになるね!
●麻里紗
でも、問題があって……。
……少し大きな問題でね。
『フレイア・プロダクション』って、知ってる?
●晴海
……っ!
●悠
晴海先輩? どうしました?
●晴海
う、ううん、なんでもない……。
●ひなた
あ、えっと……。
●和歌
ええ、最近名前を聞く機会があって。
●麻里紗
承認ライブの相手をフレプロに指定されたわ。
実力を測るにはちょうどいいだろう、って。
負ければ、当然移籍の話はなくなるわね。
●くるみ
どこの誰かは知らないですけど!
くるみたちは絶対負けないのですよ!
●悠
そうです!
勝って、ユニット移籍の権利を勝ち取ります!
●寧々
で、でも……フレプロは、ヴァルプロの予備軍的な学プロだって……。
●くるみ
し、知らないですー! くるみ知らないから怖くないですー!
●悠
予備ってことは一番じゃないってこと!
だったらつけ入る隙はありますよ!
●麻里紗
……そういうわけで、当分はレッスン漬けの毎日になりそうね。
まあ、せっかくここまで来たんだもの。
やれるだけのことはやりましょう!
●晴海
…………。
●麻里紗
晴海? どうかした?
●晴海
だ、大丈夫。頑張ろうね、みんな。
●悠&くるみ
おーっ!!
●寧々
お、おー……。
現世(エイドス)サイド:第6章「新しい旅立ち」第3話「疑惑のオペレッタ」
ーーレッスン場
●晴海
…………。
●ひなた
ちょっと、晴海ちゃんたちの様子を見に来ただけの
つもりだったんだけど。
く、空気が重い……。
●萌
原因は、あの人でしょうね。
●律
……ふむ。
●晴海
……あ、ひなたちゃん。
来てくれたんだね。
●ひなた
う、うん、でも……。
あの人たしか、ヴァルプロの人だよね?
なんで『銀河歌劇団』のレッスンを見に来てるの?
もしかして……スカウトの?
●晴海
ううん、違うみたい。
承認ライブの相手が、フレプロになったって話はしたでしょ?
●ひなた
うん、聞いた。
……じゃあ、敵情視察ってこと!?
●律
あら、そんなに警戒しなくてもいいのよ。
●ひなた
ひゃぁっ!?
●律
私はただ、私のプロデュースするユニットに勝負を挑んだ相手が、
どんなアイドルなのかが気になっただけ。
それに……せっかく目をかけている子が、
他の学プロのプロデューサーと仲良くしてると知って、気が気じゃないの。
●ひなた
それは……晴海ちゃんは断ったじゃない!
●律
その様子だと、他の子たちには秘密のようね。
……まあ、いいでしょう。
彼女たちの実力は、もうわかったわ。
今日は、このあたりで失礼するとしましょう。
●ひなた
ちょっとレッスンを見ただけなのに?
●律
たしかに、あの子たちの才能のほどはわからないかも知れない。
でもね、ひとつだけ言えることがある。
――今の彼女たちでは、
私のフレプロには及ばない。
ただユニットを解散したくないだけの……
自分たちがなにを目指すのか、それが定まっていない彼女たちではね。
●晴海
……っ!
●律
それじゃあ、いい返事を待っているわ。
渡辺晴海さん。
●悠
……行きましたか?
なんですかあの人。すごい威圧感でしたけど。
●くるみ
く、くるみたちになんの用だったですか?
ひなたさんたちは、お知り合いな感じでしたけど……。
●ひなた
う、ううん、別になにも!
ただ挨拶してただけだよ?
●麻里紗
そんな風には見えなかったけどね。
……晴海、大丈夫? 顔色が悪いけど。
●晴海
あ、え? だ、大丈夫です!
あの、承認ライブまで時間がないし、ちょっと焦っちゃって。
●麻里紗
もう、しっかりしてよね。
センターがそんなだと、勝てる勝負も勝てないわよ?
●寧々
私、たち……頑張ります!
だから、無理、しないでくだ、さい。
●晴海
うん……。
……なにを、目指すのか。
私、は……。
現世(エイドス)サイド:第6章「新しい旅立ち」第4話「失われた道を求めて」
ーーレッスン場
●ひなた
晴海ちゃんが、レッスンに来ない!?
●麻里紗
そうなの。ここ何日か……。
教室に見に行ってもいなくて。
ひなたちゃんたちは、たしか同じクラスだったわよね?
なにか、聞いてない?
●和歌
いえ、特には……。
授業は、受けていましたけど。
●ひなた
そういえば、今朝も元気なかったね……。
●悠
も、もしかして体調不良ですか!?
●ひなた
えっと、そこまでではなかった、かな?
テンションはいつもより低かったけど……。
●和歌
ひなた、もしかしてこの間のフレプロの件……。
●ひなた
ええっ!? だって晴海ちゃんは、断るって!
●麻里紗
……なんの話?
●ひなた
……晴海ちゃんには口止めされてたことなんだけど。
●悠
フレプロから、勧誘!?
それ、本当ですか!?
●ひなた
う、うん……本当だと思う。
ヴァルプロの律さんと話してるところも見たし。
●くるみ
はは、晴海さん、フレプロに行っちゃうですか!?
ウチのセンターは晴海さんなのですよ!
●麻里紗
そんな、でも……。
●ひなた
お、落ち着いて、みんな!
●悠
これが落ちつけるわけないですよ!?
ひなた先輩だって、声震えてます!
●ひなた
そそ、そんなことないっ!
●和歌
とにかく、みんな頭を冷やして。
今は騒ぐんじゃなくて、状況の整理を……。
●寧々
わ、私は、いいと……思います。
●ひなた
寧々ちゃん?
●悠
どういう意味ですか!
センターが、いなくなっちゃうんですよ!?
●寧々
晴海さん……いつも、言ってた。
自分はダメなセンターだ、って……。
●麻里紗
寧々ちゃん……。
●寧々
みんなに迷惑をかけて、ごめんなさいって。
私は、そんなことないって……でも。
晴海さん、頼るの怖いって。
自分だけ必要とされないの、怖くてたまらないって。
私、その気持ちわかるの。
だから嬉しかった、のかも。
●悠
嬉しいって、なにがっすか……。
●寧々
誰かに必要って、言われて。
フレプロに来てって、言われて。
もし、そうなら……応援したい。
だって……だってっ、晴海さんずっと。
ずっと、私のこと、見ててくれた。
大丈夫だよって、言ってくれた人だから……。
●悠
そ、そんなの……っ。
●麻里紗
……そうね。
●悠
麻里紗先輩っ!?
●麻里紗
私たちは、自分で選んだの。この『銀河歌劇団』を。
それと同じように彼女が、フレプロを選んだのなら――仕方がないわ。
これから、『銀河歌劇団』は4人のユニットよ。
4人で、やっていきましょう。
●くるみ
……そう、ですね。
●悠
くるみまで!?
●くるみ
晴海さんは、くるみたちなら大丈夫って、そう思ったです。
くるみは、そう思うことにしたです。
●悠
う、うーっ! じ、自分はっ!
納得できないから!
ちゃんと本人の口から聞くまで、納得なんてしないから!
●麻里紗
悠っ!
●ひなた
あの、あたしが行きます。
悠ちゃんと、話したいことがあるんで。
●麻里紗
……そうね。
いま私たちが行っても、逆効果だろうし。
あの子のこと、お願い。
●ひなた
……はい。
ーー学園内広場
●悠
なんだよっ、みんな……!
晴海先輩は、自分たちのセンターなのにっ!
●ひなた
悠ちゃん……。
●悠
ひなた、先輩……。
自分、どうしたら……。
●ひなた
その答えは、悠ちゃん自身がもう言ったよ。
●悠
……え?
●ひなた
本人から聞くまで、納得できないって。
……あたしも、そうだから。
だから行こう!
晴海ちゃんのところに! そして直接聞くの!
晴海ちゃんは、本当にそれでいいの? って!
●悠
……っ。
お付き合い、します!
現世(エイドス)サイド:第6章「新しい旅立ち」第5話「たゆたう銀河の中で」
ーー廊下
●ひなた
晴海ちゃん!
●晴海
……っ!
●ひなた
待って、どこ行くの!?
●晴海
わ、私のことは、放っておいてっ!
●悠
晴海先輩っ!
先輩とお話したいです!
●晴海
ゆ、悠ちゃん……。
●悠
なにも言わずにいなくなるのは、ずるいですよ……。
●晴海
……私。
●ひなた
フレプロに、行くつもりなの?
●晴海
わからない……わからないの。
私、自分がこんなに身勝手な人間だって、思わなかった。
私は、『銀河歌劇団』が好き。
悠ちゃんが好き。麻里紗さんが好き。
くるみちゃんも、寧々ちゃんも……!
みんなが、好き。
でも、トップアイドルは、私の夢なの……。
ずっとずっと、憧れてた、夢だったの……。
●ひなた
でも、それは今のユニットでだって、叶うじゃない。
頑張れば、絶対なんとかなるって、みんな……!
●晴海
そうじゃない、そうじゃないの!
私は……あきらめてたの! ずっと!
●ひなた
……え?
●晴海
『銀河歌劇団』は、夢を目指す先輩たちが作ったユニットなの。
みんなで、トップアイドルを目指そうねって……。
メンバーは、誰もがトップアイドルを目指してて。
実力とか、才能じゃなくて、気持ちが一番大事だって。
そんな先輩たちにあこがれて、
私、『銀河歌劇団』がある学プロに入ったの。でも……。
学プロのチーフが替わって。
方針も、全然違うようになって。
先輩たちは、ひとりずついなくなって。
麻里紗さんしか残らなくて……。
だから、みんなが入ってきてくれたとき、とっても嬉しかった。
もう元のユニットじゃないけど、みんながいるからって。
一番じゃなくてもいいかなって、あきらめて。
あきらめられたって、思って。
でもっ!
律さんに声をかけられたとき、思い出したのっ!
私、夢があった。夢があったの……!
忘れることなんて、出来なかった。だから……。
●ひなた
晴海、ちゃん……。
●悠
先輩……自分は!
●律
そこまでにしてもらえるかしら。
●ひなた
っ!?
●晴海
律……さん。
●律
その子はもう、私の物よ。
私が見込んで、スカウトしたの。
新たなトップアイドルを世に送り出すために。
たとえ『あの人』の妹でも、それを阻む権利はないわ。
邪魔をしないで。
●ひなた
…………。
●律
さあ、行きましょう。渡辺晴海さん。
●晴海
はい……。
●ひなた
晴海ちゃんっ! 待って!
本当にそれでいいの!? 晴海ちゃーん!!
●晴海
……ごめんなさい。ごめんね、みんな……。
現世(エイドス)サイド:第6章「新しい旅立ち」第6話「銀河に示す、一つの道」
ーーレッスン場
●悠
……ただいま、戻りました……。
●ひなた
ただいま……。
●麻里紗
その様子だと、ひと悶着あったみたいね。
●ひなた
実は……。
●寧々
晴海さんがそんなこと……。
……ねえ、悠くん。やっぱり……。
●悠
ダメです! 納得できません!
●麻里紗
本人の言葉でも、ダメ?
●悠
だって……だって、おかしいですよ!
晴海先輩、泣いてたんですよ?
本当にフレプロがいいんなら――それが夢への近道なら、
なんで、あんなに辛そうなんですか!
夢のためでも――
先輩があんな風に自分を犠牲にするなんて、悲しいです!
だって! 晴海先輩、言ってたじゃないですか!
一緒にいたいって。
その言葉を信じてます!
●ひなた
悠ちゃん……。
●麻里紗
はぁ……でも、そうなるよね。
●悠
……麻里紗先輩?
●麻里紗
つまり悠はこう言いたいのね?
晴海の夢は応援したい。でも離れるのはイヤ。
●悠
そうです!
●麻里紗
だったら方法はひとつしかない。
勝ちましょう、承認ライブで。
そうすれば、銀河歌劇団の方がフレプロよりも上。
よりトップアイドルに近いと証明できるわ。
●寧々
あ……そうなれば!
●くるみ
銀河歌劇団にいたままの方がいいって、そうなるです!
●悠
……っ! なら!
●麻里紗
けど、時間がないわ。
私たちのユニットには今、センターが欠けている。
●悠
なら、自分がやります!
それくらいの無茶、余裕で引き受けます!
自分たちと一緒でも……! 夢は叶うって!
離れる必要はないって、証明するんだ……!
現世(エイドス)サイド:第6章「新しい旅立ち」第7話「誰が為のオーディトリアム」
ーー控え室
●ひなた
ついに、『銀河歌劇団』の承認ライブだね。プロデューサー。
●プロデューサー
上手くいくといいね。
●ひなた
そうだね。みんな頑張ってたもんね!
ああ、でもあんなに緊張して……。
●悠
…………。
●寧々
…………。
●くるみ
ふ、ふみゅ~……。
●悠
……うぅ、お腹が。
●麻里紗
もう、だから食べ過ぎちゃダメっていったでしょ?
お昼にステーキとかつ丼とか、ゲン担ぎにしても重すぎたのよ。
●くるみ
そもそも、あの量がお腹に収まったのが驚きです。
くるみ、ちょっと胸焼けしてきました……。
●寧々
そもそも、テキにカツとか、古い……。
●悠
なにおーっ!? ウチの道場の先輩たちに教えてもらった、
必勝メニューですよ!
ぐぐ、この程度、気合いでぇぇぇ!
●ひなた
き、緊張して……る?
●悠
あ、ひなた先輩! 来てくれたんですか!
●ひなた
う、うん! 承認ライブ、頑張ってね!
●くるみ
や、やれることは全部やったわけじゃないけど、
全力はつくすのです!
●悠
そこは全部やったっていうところだよ!?
●麻里紗
実際、4人かつセンターを変えた動きなんて、初めての試みだからね。
全体のバランスも考えないといけないし……。
●悠
ぐぬぬ……。
●律
あら、お揃いね。
●晴海
…………。
●悠
晴海、先輩……?
●くるみ
も、もしかして、今日ライブバトルをするフレプロの人って……晴海さんです?
●律
いいえ、あなたたちの相手は私が手ずから育てた精鋭たち。
いずれヴァルプロに比肩するトップアイドルの卵たちよ。
彼女もこれから、その中に入って頑張ってもらうんだもの。
仲間たちの活躍は、ちゃんと見ておかないといけないでしょう?
●麻里紗
……なるほど、そういうこと。
●悠
先輩、見ててください!
自分たちの今の全部!
●晴海
悠、ちゃん……。
●悠
『銀河歌劇団』は――今も、先輩の知ってる『銀河歌劇団』だって、
証明してみせます!
現世(エイドス)サイド:第6章「新しい旅立ち」第8話「別れ」
ーー控え室
●萌
移籍の承認ライブの結果、出ました。
●悠
ど、どうでしたか!?
●萌
結果は――フレプロの、勝ちです。
『銀河歌劇団』のパフォーマンスは粗削りだが可能性に満ちていた。
だが、洗練という意味ではフレプロが圧倒的に上を行っている……。
そういう、評価だそうです。
●寧々
そん、な……。
●麻里紗
ダメだった、か……。
●くるみ
あ、う……。
●律
……結果は出たようね。
さあ、行きましょう。
●晴海
……はい。
●悠
……っ! 晴海、先輩!
自分たちの、負けです。
ちょっと、甘く見てたって――痛感しました。
『銀河歌劇団』がなくなっても――
またいつか、先輩と一緒にいられる日が来るって!
●晴海
……ッ。
●くるみ
お、おだっしゃでですっ! 晴海しゃん……!
くるみは、応援してるですーっ!!
●麻里紗
ほら、くるみちゃん。泣かないで。
●寧々
私、も、応援……してます、から!
●麻里紗
最後まで湿っぽくてごめんね、晴海ちゃん。
こっちは私にまかせて。
夢、叶うといいわね。
●晴海
……麻里紗さん。
ごめんな、さい……。
ーー学園内広場
●律
明日からフレプロと同じメニューをこなしてもらうわ。
まずはウチの振り付けを完璧にしてちょうだい。
●晴海
はい……。
●律
……いい返事、とは言えないけれど。
今日はもう、帰りなさい。余計なことは考えない事よ。
●晴海
……みんな、泣いてた。
私のせいだ……。
私が、あんなタイミングで抜けたりするから……。
やっぱり私、センター失格だったんだ……。
現世(エイドス)サイド:第6章「新しい旅立ち」第9話「超新星の飛来」
ーーレッスン場
●ひなた
そんなわけで、レッスンを見に来たはいいけど……。
●寧々
…………。
●くるみ
……うぅ、空気重いですぅ。
●ひなた
みんな、モチベーション下がっちゃってるね……。
●麻里紗
まあ、解散が決まったようなものだからね。
さすがに、なんとかなるかもって思ってた後だと、ちょっと効くわ。
●萌
ちなみに私は、その件でひとつご報告に。
●麻里紗
ああ、解散の手続きとか、あるのかな?
私も初体験だから、くわしくは知らないんだけど。
●萌
あーいえ、それなのですが……。
学園長いわく、承認ライブの再挑戦を許可する、と。
●ひなた
え!? それってどういう……。
●萌
フレプロに敗れたとはいえ、
『銀河歌劇団』には今後の可能性を感じた。
それゆえ、もう一度ユニットの移籍を検討したい――そうです。
●ひなた
それじゃ、解散はまだ避けられる……!?
●麻里紗
とはいえ……今のセンターがあれだとね。
●悠
……ダメです。ダメダメです……。
●麻里紗
この間の承認ライブが終ってから、ずっとあんな感じなの。
私たちがいくら話しても、この調子。
さすがに3人でっていうのは、『銀河歌劇団』としてはありえないし。
●悠
晴海先輩……自分、もう……。
●セリア
そんなテンションじゃ、アイドルなんて名乗れないでありんす!
●悠
な……っ! 自分は傷心中です!
って、うひゃぁ! 知らない人!?
●ひなた
せ、セリアちゃん!?
●セリア
カナエから、お友達が元気がないと聞いて参上したでありんす!
さあ、あちきに泣いたり悲しんだりできなくされたいヤツは誰だーっ!
●麻里紗
たしかあの子は、『Remuage』の……。
……佳奈恵ったら、ほんとにお節介焼きなんだから。
●悠
はぁ!? このユニットの元気担当は自分です!
よそ様の助けなんて必要ないです!
●セリア
とてもそんな感じには見えないんだぜ!
あちきから見れば、ここの空気は最悪でありんす!
アイドルの本分は笑顔! 笑顔サイキョー!
ワタシはヒナタにそう教わったのデス!
●ひなた
教えたつもりないよ!?
セリアちゃんは元からそういう感じじゃん!
●セリア
そうデスか?
むむ、記憶のソゴ……これはナニかの物語のヨカン!?
●悠
意味わからないです! この人本気で意味わからないです!
こ、こんな時に晴海先輩がいてくれれば……!
●くるみ
なんだか悠くんの中で、
晴海さんが超絶便利キャラにされてるです!?
●セリア
フフ、元気でたようデスね?
ならばイナフ! ワタシは役目を果たしたので、退散デース!
カナエー! これで今日のデザートはカナエのオゴリですヨー!
●佳奈恵
ちょ、そんな約束してないし!
●寧々
行っちゃった、ね。
●悠
もう、なんだったんですか!
いい迷惑です!
●麻里紗
でも、元気は出たみたいね?
●悠
……あ。
●くるみ
悠くんチョロいです。
●悠
そ、そんなことないよ!
●麻里紗
さて、それじゃ新センターが復帰したところで、
話し合いを始めましょうか。
そもそも……みんなは今も、『銀河歌劇団』を存続させたい?
現世(エイドス)サイド:第6章「新しい旅立ち」第10話「ホントに欲しい私の居場所」
ーーレッスン場
●律
そこ、一拍遅いわ。
腕の振りも、もっと大きく。
●晴海
は、はい……。
●律
それも違う……もっと全体を包み込むように体を動かして。
●晴海
はいっ!
……はぁ、は……。
●律
……あまり、練習に身が入ってないようね。
●晴海
え? いえ、そんな。
●律
あなたのダンスを見てれば、わかる。
……未練が断ち切れない、そう言っているわ。
●晴海
わ、私は……!
●律
私があなたを招いたのは、才能を見出したからよ。
あなたの、努力する才能を。
●晴海
私の、才能?
●律
あなたのことを知ったのは、あの『銀河歌劇団』解散が決まってから。
他のメンバーがやる気をなくしていく中、
あなたはひとりでレッスンを受け続けていた。
どんな状況であろうと、表面上はどうあれ芯が決して揺らがず、
己のなすべきことをあきらめない……そんな才能が、私は欲しかった。
●晴海
……私は、そんな立派な人間じゃ。
●律
……そうね、見込み違いだったわ。
あなたのあの努力は、あなた自身のためでは、なかったのね。
●晴海
…………。
●律
晴海さん、あなたをこの学プロから外します。
私が欲しかったのは『どんな状況でも折れない意志』という才能。
特定の状況でしか発揮されない強さは、
私のフレプロでは使い道がないわ。
●晴海
……は、い……。
……そっか、私、本当は誰にも必要とされてなかったんだ。
現世(エイドス)サイド:第6章「新しい旅立ち」第11話「閉幕のプレリュード」
ーーレッスン場
●麗華
愛美、一拍遅いわよ。
腕の振りも、もっと大きくしたほうが良いわ。
●愛美
え、ええ!
●麗華
あなたは体が小さい分、動きは大げさなくらいでちょうどいい。
そこを意識してやってみて。
●愛美
動きを大げさに……分かった!
ふぅ……麗華の指導は的確ね。
とても勉強になるわ。
●千尋
麗華ちゃんが来てから、みんなとっても上手になったよねぇ。
人数も増えて賑やかだし。
●琴音
ええ。でも、今日は……。
●和歌
…………。
●ひなた
…………。
●琴音
うぅ……。なんだか、空気が重い気が……。
●千尋
ふたりとも、どうしたんだろう?
●和歌
……晴海、今日も学校に来なかったわね。
●ひなた
うん……どうしちゃったんだろう?
もしかして、体調を崩しちゃったとか!?
●プロデューサー
心配だね。
●和歌
そうですね。
また自分を追いこんでなければいいけど……。
●麗華
ひなた、和歌。
今日はどうしたの? レッスンに全然身が入ってないけど。
私としてもボランティアで教えているのだから、
あまり手を抜いてほしくないのだけど。
●ひなた
ご、ごめんなさい……。
●麗華
いったい、何があったの。
あなたらしくないわよ。
●ひなた
……実は。
●麗華
なるほどね。
晴海って子に、何かあったんじゃないか、と。
●和歌
はい。それで心配で……。
●ひなた
でも、晴海ちゃんが選んだ道だし、
部外者のあたしたちがでしゃばるのも迷惑かな……って。
●麗華
そうかしら?
そもそも、あなたは自分の思いを伝えたの?
●ひなた
自分の思い?
●麗華
ええ。ひなたが彼女のことをどう思っているのか、どうして欲しいのか。
親友であるあなたの言葉を、彼女も望んでいるのかもしれないわよ。
●ひなた
あたしたちが、どう思ってるか……。
●和歌
……ひなた。
●ひなた
……うん! あたし、晴海ちゃんの様子を見に行ってくる!
●和歌
私も行くわ!
●プロデューサー
一緒に行くよ。
●ひなた
うん! 行こう、プロデューサー!
麗華さん、ごめん!
そんなわけで、あたしたち今日のレッスンは抜けるね!
●麗華
……ええ。そういうわけなら仕方ないわね。
些細なすれ違いで友達を失うのは辛いわ。
……手遅れになる前に行ってあげなさい。
●ひなた&和歌
はいっ!
●千尋
……麗華ちゃん?
●琴音
どうかしたんですか?
●千尋
う~ん?
なんかちょっと、言葉に重みがあったような?
現世(エイドス)サイド:第6章「新しい旅立ち」第12話「夜の終わり」
ーー晴海の家前
●ひなた
晴海ちゃーん! あたしだよ!
お見舞いに来たの!
●和歌
晴海、大丈夫?
私たちでよければ、相談に乗るから……。
●晴海
ごめんね、ふたりとも……。
今は誰とも、会う気分じゃないの……。
●ひなた
晴海ちゃん……。
ああ言ってるけど、どうしよう、和歌……。
●和歌
そうね……。本人が嫌がっている以上、
無理強いはできないわよね……。
仕方ない、出直して……。
●麻里紗
あら、みんな来てたのね。
●ひなた
麻里紗さん!
●晴海
……ッ!
●麻里紗
晴海が、学校を休んでるって聞いて。
『銀河歌劇団』のみんなも心配してるわよ。
●晴海
…………。
●麻里紗
もうっ、だんまり?
古巣の先輩には顔を見せられないってことかしら。
●晴海
そうじゃ、ないです……。
でも、合わせる顔……。
●麻里紗
そうは言ってもね、顔も見ずに帰ったんじゃ
私もあの子たちに合わせる顔がないの。
ね、顔だけでも、見せてくれる?
●晴海
……はい。
●麻里紗
ふっ、隙あり!
●晴海
え? きゃっ!?
●ひなた
お、押し入っちゃった……。
●和歌
とんでもない早業だったわね……。
●晴海
ひ、ひどい……。
麻里紗さんが、こんなだまし討ちするなんて……。
●麻里紗
だからこそ、いい奇襲になったでしょう?
『兵法は拙速を尊ぶ』よ。
●和歌
それ、用法が間違ってる気がしますけど……。
●麻里紗
さあ、聞かせてちょうだい。
なにがあったの?
●晴海
……私、フレプロをクビになっちゃいました。
●ひなた
えぇ!? そんな! 律さんがスカウトしたのに……!
●晴海
ううん、ひなたちゃん。私も、納得はしてるの。
だって、気付いちゃったから。
私……あそこでなにをやっても、全然楽しくなかった。
私のなりたかったアイドルは、あそこじゃなくて……。
●麻里紗
そう……。
●晴海
もう……このまま、アイドル、やめようかって。
●麻里紗
私たちになんの相談もなしに?
●晴海
……え?
●麻里紗
あのね、あなた勝手すぎるわよ。
はじめにスカウトされた時から話してくれてれば、
こんなにこじれなかったはずだもの。
私ね、晴海。ようやく目標が見つかったの。
●晴海
目標……?
●麻里紗
今まではなんとなく、ユニットを続けてた。
だから、解散するならそれでもいいと思ってた。
でもね? 悠が言うの。
『晴海先輩が帰ってきたくなるようなユニットにしたいです』って。
それってつまり、フレプロよりすごいユニットってことでしょう?
ホント、考えなしなんだから……。
でもね、私もそうしようって思った。
だって私は――私たちは、あなたと一緒にアイドルになりたいから。
みんなみんな、優しくて思いやりのある晴海が大好きなの。
●晴海
あ……!
●麻里紗
一番のアイドルになりたいんでしょう?
それが、叶えたい夢なんでしょう?
なら、立ちなさい。
そして自分で決めるの。
フレプロでもいい。『銀河歌劇団』に帰って来てもいい。
でも、あきらめるのは――まだ早いわ。
私が言いたかったのは、それだけ。
――待ってるから。
●ひなた
……晴海、ちゃん。
あたしたちも、待ってるよ。
元気になったら、また一緒にお弁当食べようね。
●和歌
ノートはちゃんと取っておくから、
目一杯悩んで、晴海が後悔しない選択をして。
●晴海
うん……うんっ。
現世(エイドス)サイド:第6章「新しい旅立ち」第13話「想いのアインザッツ」
ーー廊下
●晴海
あ、ひなたちゃん。それにプロデューサーさんも。
●ひなた
晴海ちゃん!
……これから、『銀河歌劇団』のところに行くんだね?
●晴海
うん! 私、やっと気付けたの。
自分にとって、なにが一番大切だったか。
●ひなた
そっか……ついてくの、野暮?
●晴海
ううん……その、ちょっとまだ怖くて。
できたら、ついて来てほしい……。
●ひなた
まかせて!
ーーレッスン場
●悠
あ……! 晴海先輩!
●くるみ
ほ、ホントです!? ホントですー!
●麻里紗
……決まった?
●晴海
はいっ!
あの、いまさら、虫のいい話ですけど……。
私を、『銀河歌劇団』に入れてください!
私、ここで――みんなで、トップアイドルになりたいです!
●寧々
あ……!
●麻里紗
もちろん。待ってたわよ、リーダー!
●悠
これで『銀河歌劇団』、完全復活だーッ!
●くるみ
これで承認ライブも楽勝ですー!
●晴海
え? あれ? 承認ライブって……。
●萌
そう長い話ではありませんが……。
●晴海
じゃあ、その承認ライブで成功すれば!
●萌
もちろん、相手はフレプロではありませんけどね。
●悠
やりましょう、晴海先輩!
真の実力、みんなに見せてあげるんです!
●晴海
うん!
私たちにできる、最高のパフォーマンスにしようね。
●麻里紗
そうと決まれば、これから猛特訓ね。
さあ、忙しくなるわよ?
●悠&くるみ&寧々
おーっ!
●ひなた
……よかったね、晴海ちゃん。
現世(エイドス)サイド:第6章「新しい旅立ち」第14話「『銀河歌劇団』」
ーーステージ裏
●晴海
……ふぅ。
●麻里紗
緊張してる?
●晴海
あ、はい……。みんなとのライブ、ひさしぶりだから。
●悠
晴海先輩なら大丈夫! いけます!
●くるみ
悠くんにぶっつけセンターが務まったです。
晴海さんなら、余裕なのですよ!
●悠
ちょ、それどういう意味!?
自分、超がんばったよ!
●寧々
いつも通り、行こ?
●晴海
うん、行こう!
銀河の果てまで、私たちの歌を届けようね!
●麻里紗
大きく出たわね。
将来の名言候補として、ストックしておくわ。
●晴海
あ、や! 麻里紗さんイジワル!
●麻里紗
ふふっ、さあ銀河歌劇団の新たな一歩よ。
●晴海
はいっ!
現世(エイドス)サイド:第6章「新しい旅立ち」第15話「団結、そして……」
ーー控え室
●萌
承認ライブの結果……『銀河歌劇団』の移籍、可となりました!
●晴海
やった!
●悠
大勝利ー!!
●くるみ
お祝いです? お祝いしちゃうです!?
●寧々
パーティー……解散回避記念?
●悠
それはそれで嫌なネーミングー!?
●麻里紗
ほらほら、浮かれないの。私たちの挑戦は今はじまったのよ?
●晴海
そう……なりましょう! 私たちで、トップアイドルに!
●ひなた
……トップアイドル。
●栞歩
お前は本当にオンリーワンになりたいなんて思っていない。
そのことに気づけない限り、お前はすべてを台無しにする。
●ひなた
まだ、あの言葉の意味はわからないけど……。
あたしも、負けてられない!
頑張らなくっちゃ!
現世(エイドス)サイド:第6章「新しい旅立ち」第16話「銀河の果てを目指して」
ーー学食
●晴海
えっと、みんなグラスは持ったよね……大丈夫?
そ、それじゃあ、承認ライブを合格した銀河歌劇団に……!
●悠&くるみ
かんぱーい! いぇーい!!
●麻里紗
晴海、乾杯。これからまた一緒にがんばっていきましょう。
●晴海
いえいえ、こちらこそ……!
麻里紗さん、またよろしくお願いします。
●くるみ
麻里紗さん、ずるいですー! くるみも晴海さんと乾杯しますっ!
●寧々
あっ、あのっ……私も、晴海さんと、
乾杯っ、し、したいです……!
●晴海
もちろん、喜んで受けるわよ。
悠ちゃんも乾杯、しよ?
●悠
ああっ、わざわざ申し訳ないです!
ええっと……そうだ! お祝いにパンとか買ってきますか!?
●寧々
悠くん、慌てすぎ……乾杯しただけだし、
お祝いだからって、パンは必要ないよ……?
●悠
おおう、そういうものなんですね……すみませんでした!
こういう時、どうしていいかわからなくて……。
●晴海
ううん、私もまだ実感がわかないから……、
なんだか、気持ちがふわふわしてるんだ。
●悠
ですよね……だって自分、今でもびっくりしまくってますよ。
承認ライブ、みんなで勝てたんだーって!
●麻里紗
『天は自ら行動しない者に救いの手をさしのべない』という言葉もあるわ。
ふふっ……これは実力と運気をも掴んだ、私たちだからこその勝利よ。
●寧々
……それって、シェイクスピア、でしたっけ。
麻里紗さん、やっぱり博学です……。
●悠
でも、ホントによかったですよ! 晴海先輩が自分たちのところに
戻ってきてくれて、言うことなしです!
●麻里紗
悠もがんばっていたからね。年上としては、ちゃんと褒めてあげないと。
ほら、よしよし。
●悠
あ、あうっ……なんだか、うれしいけど……、
恥ずかしいですよ、麻里紗先輩~!
●晴海
いいなぁ、悠ちゃんは麻里紗さんに撫でてもらって。
●くるみ
くるみもがんばったですよー? 麻里紗さん、晴海さんっ。
●晴海
そうね、くるみちゃんもがんばってくれたから、
承認ライブは大成功したね。もちろん、他のみんなもがんばったし。
●寧々
晴海さん……その、戻ってきてくれて、ありがとうございます……。
やっぱり、晴海さんと一緒だと……安心、できますから……。
●麻里紗
寧々ちゃんも、晴海がいなくて寂しがっていたものね。
これからはみんなで、がんばっていきましょ?
●晴海
うんっ……! 私も今まで以上にがんばるから、
みんなよろしくね!
●セリア
オーウ! そのヨロシクの中に、あちきたちも含めてほしいでありんす!
『銀河歌劇団』とキョーダイサカズキ、交わすぜよ!
●千尋
みんな~、料理の準備も万端だよっ。
オススメのお店から買ってきた、美味しいスイーツがあるからね。
●くるみ
おおーっ! たくさんお菓子があるですよー!
●和歌
プロデューサーさん、気前よく予算出しすぎなんじゃ……。
●楓李
あんなに出したら、萌はんも激おこやろうなぁ。
まぁうちらは気にせんで食べまくればええやろー。
ちゃんと『りょうしゅーしょ』切っとかんとな。
●彩
まったく、後先考えなさすぎなのよ……。
……でも謝りに行くときくらい、ついていってもいいかな。
●琴音
そうだね……祝勝会とはいえ、どんどん人が増えるし、
こういう顔合わせの機会も大事だと思って、出したくれたのかも。
●セリア
まずはこのニンジャアイドル、セリアが歌うでありんす!
フンフフーン! 本日晴天テステスー♪
●愛美
目覚ましならなかったんだよー♪
……って、なんで私まで歌ってるの……。
●セリア
エミ! 歌いながら踊ってるなんて、流石はニンジャアイドルの末裔!
ノリノリでありんすなっ!? こいつぁ逸材ぜよ!
●愛美
ノ、ノリノリじゃないわよっ、見て覚えてたから
ちょっと合わせてただけ!
●千尋
愛美ちゃんは、レコーディングの練習のときも踊りながら歌ってるんだよ~。
それで「音が録れない!」って言われてたりとか。
●愛美
そそそそんなことないわよ!!
●佳奈恵
ふふっ……みんな可愛いなぁ……なんだか学校にいるのに、
兄妹たちが増えた感じだよ。
●ひなた
というか、学プロって大家族みたいだよね!
なんだかすっごく楽しいことができそうな気がするっ。
●晴海
……麻里紗さん。
ちょっとだけ2人で……いいですか?
●麻里紗
晴海、突然どうしたの?
●晴海
私……みんなのところに戻ってきて、自分らしく変われそうな気がします。
また一緒に、よろしくおねがいしますっ。
●麻里紗
……うん。私でよければ、悩みも聞いてあげられるわよ。
だからこれからは、みんなで一緒に上を目指しましょう。
●晴海
はい、そうですよね。
いつか銀河の果てまで、私たちの声が届くように……。
![]() |
・販売元: SQUARE ENIX Co., Ltd. ・掲載時のDL価格: 無料 ・カテゴリ: ゲーム ・容量: 155.7 MB ・バージョン: 2.0.6 ※容量は最大時のもの。機種などの条件により小さくなる場合があります。 |
© SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.