【あおガルシナリオ集】アイドルストーリー「プリティ→プリンセス」編
2019年1月31日にサービス終了を迎えるスクウェア・エニックスのアイドルゲーム『青空アンダーガールズ! Re:vengerS(リベンジャーズ)』のシナリオ集をお届けします。
この記事では、アイドルストーリー「プリティ→プリンセス」編を紹介します。
▼メンバーは佐久間 茜(さくま あかね)[声優:藤川茜]、椿 瑠璃花(つばき るりか)[声優:井上ほの花]。
なお、プリティ→プリンセスのユニット&キャラクターは別記事で詳しく紹介しています。
目次 |
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佐久間 茜:第1話「根負け天使と寄り添い乙女」 |
佐久間 茜:第2話「類は天使を呼ぶ」 |
佐久間 茜:第3話「可愛い私のアイドル道」 |
椿 瑠璃花:第1話「ホントの私、見せたい私」 |
椿 瑠璃花:第2話「テスト勉強は突然に」 |
椿 瑠璃花:第3話「知っていてほしい相手」 |
佐久間 茜:第1話「根負け天使と寄り添い乙女」
ーープロダクション室
●茜
ねぇねぇ、瑠璃花ぁ~。
なにしてるのぉ~?
●瑠璃花
ブログの更新。
●茜
それって今やらないとダメなの~~?
後からでいいんじゃないの~~?
●瑠璃花
…………。
●茜
そんなことよりもぉ……。
アカネちゃんとおしゃべりしようよ~。
●瑠璃花
茜……。
暇だからって絡んでくるのやめて。
と言うか、構ってもらいたいなら、他を当たって。
本気でめんどくさい。
●茜
だってぇ……みんな、忙しそうなんだもん……。
ジャマしちゃ悪いでしょ?
●瑠璃花
わたしも忙しいんだけど。
そして、完全にジャマになってるんだけど。
●茜
むぅ……瑠璃花なら構ってくれると思ったんだけど……。
いいもーん。アカネちゃんふて寝するもーん。
●瑠璃花
ちょ、なんで寄りかかってくる……って、もういい。
気にしたら負けってやつだろうし……。
…………。
(瑠璃花の作業が終わる)
よし……更新終わり……。
なんか、作業したらお腹すいた……。
…………。
あの、茜……。
しかたないから、一緒にお昼でも食べに……。
●茜
んぅ……あ、ごめん、ホントにちょっと寝てた……。
で、なんか言った?
●瑠璃花
……別に。
●茜
え? なに?
って、どこ行くの?
●瑠璃花
聞いてなかった人には教えない。
●茜
えぇ……な、なんで、ちょっと怒ってるの?
瑠璃花、ちょっと待ってよ~!
佐久間 茜:第2話「類は天使を呼ぶ」
ーーレッスン場
●希
茜……あんた、レッスンに連続で遅刻してるみたいね?
最初のうちは、結構がんばってたって話だけど……。
最近、ちょっと上手くいってるからって、油断してるんじゃないの?
と言うか、そんな気持ちでトップになれると思ってるの?
●茜
うっ……いいじゃん、別に……。
アカネだって、休みなしじゃ疲れる時はあるんだし……。
●希
それなら、正直にそう言えばいいのよ。
でも、この前は仮病使って休んだそうじゃない。
●茜
げっ……それをどこで……。
よりによって、希さんに知られるなんて……。
●瑠璃花
…………。
●茜
あっ! る、瑠璃花!
ちょっと助けて! お説教魔人に捕まってるの!
●希
誰がお説教魔人よ……!
●茜
あ、いや……こ、言葉のあやってやつ?
●瑠璃花
……たまにはいいんじゃないの?
最近は、サボり癖と言う名の本性が出てきてるみたいだし。
お説教は面倒かもだけど、良薬は口に苦し。
こってり絞られて、気持ちを入れ替えればいい。
●茜
むーー! 瑠璃花が希さんの味方してるぅー!
瑠璃花はアカネと同じユニットなのにぃ!
●瑠璃花
当然だと思うけど。
●茜
……なーにが、良薬は口に苦し、よ。
苦い薬飲めなくて、お子さま用のイチゴ味服用ゼリー使ってるくせに。
●瑠璃花
……なんで、そういうこと人の前で言うの?
この口、本当に軽い。
●茜
ちょ……ほ、ほっぺら、ひっぱららないれよ!
もう! お返しなんらから!
●希
こら! いきなりケンカをしない!
と言うか、お互いのほっぺた引っ張り合うのやめなさい!
●茜
だって、瑠璃花が!
●瑠璃花
茜が余計なこと言うからでしょ。
●希
まったく……これは2人そろってお説教が必要みたいね……。
●茜
え……あ、やば……。
お説教魂に火を点けちゃった……。
●瑠璃花
なんで……わたしまで……。
はぁ……これだから、リアルは面倒……。
佐久間 茜:第3話「可愛い私のアイドル道」
ーー学食
●悠
あの、茜先輩。
ちょっと気になってることがあるんですけど。
●茜
な~に~?
●悠
ちょくちょく、そんな感じでここでダラダラしてますけど……。
具合が悪いとかなんですか?
●茜
え? 違うわよ。
本当に具合悪かったら、保健室に行くか家に帰るし。
●悠
じゃあ、どうしてですか?
なんか、他に理由が?
●茜
それは……決まってるじゃない。
アカネたちの仕事はハードなのが多いからね。
休める時に休んで、英気を養ってるのよ。
そしたら、本番で息切れすることないからね。
●悠
おぉ、なるほど……!
ってことは、レッスンをサボったりするのも?
●茜
当然、体調管理や体力の調整をしてるのよ。
悠ちゃんもスポーツやってるならわかるでしょ?
●悠
本当ですか……超、頭使ってるじゃないですか。
自分、そこまで考えられないです!
●茜
あ~、ダメダメ。
それじゃ、大事な時に実力発揮できないわよ?
って言うか、これからの時代は考えないと。
トップアイドルになるどころか、絶対に生き残れないわよ?
●悠
……勝負の世界ってのは、シビアなんですね。
うおぉぉぉ……! なんかやる気出てきました!
ちょっと走ってきます!!
――タッタッタッ。
(悠が走り去る)
●茜
ふふん……チョロいわね。
ま、アカネの機転にかかれば、
悠ちゃんくらいはチョロ甘もいいところって感じ?
ふふふ……あーっはっはっはっ!
●瑠璃花
……おバカに転がされるおバカの図、か。
こっちが悲しくなるくらい哀れかも。
椿 瑠璃花:第1話「ホントの私、見せたい私」
ーー学食
●瑠璃花
そ、そんな……そんなバカな話が……。
動いて……動いてよ……うぅ……。
●茜
……どうしたの? ノートパソコンいじくりまわして――。
って、顔色悪いんですけど!?
え、ちょ……なにごと!?
瑠璃花が顔色変えるほどのことがあったの!?
●瑠璃花
茜……どうしよう……?
わたし……わたし……!
●茜
お、落ち着きなさいよ……。
ほら、アカネになにがあったのか話してみて。
●瑠璃花
パソコンが……動かないの……。
電源すら点かなくって……。
●茜
え……電源すらって……。
それって、バッテリーの充電が切れてるとかじゃないの?
●瑠璃花
……バッテリー? 充電?
●茜
いや、まさか、そんな初歩的なことじゃないよね。
ごめん……でも、瑠璃花ですら原因がわからないんだったら――。
って、今度はなにやってるの?
●瑠璃花
予備のバッテリー入れてる。
●茜
へ?
●瑠璃花
あ、点いた……茜、点いたよ……!
よかった……故障じゃなかった……!
●茜
…………。
●瑠璃花
ありがとう……!
茜のおかげ……!
●茜
え、あ……そ、そう?
ま、まさか、手を握られるほど感謝されるなんて……。
●瑠璃花
あっ……!
い、今のは気の迷い!
なんでもないからっ!
椿 瑠璃花:第2話「テスト勉強は突然に」
ーー廊下
●琴音
ルリちゃん、テスト勉強はかどってる?
●瑠璃花
今回の定期テストは仕事とレッスンが忙しくて、全然対策できてない。
だから、気が重い……。
●琴音
あはは……ルリちゃんたちは、特にハードなお仕事多いもんね……。
●瑠璃花
サボり癖のある茜が、仕事だけはしっかりやるから……。
どんどん、同じような仕事が来る……悪夢のループ……。
●琴音
もし、よかったら……。
わからない所は、教えてあげようか?
●瑠璃花
ん……そうしてくれると助かるかも。
ありがとう、コトちゃ――。
●茜
あれぇ? 2人で立ち話?
なになに? なんの話?
●琴音
あ、茜さん。
今度のテストのことを話してたの。
●茜
えぇ~……そんなのいいってば。
アカネたちは忙しいんだから、ちょっと点数悪くたって許されるって。
●瑠璃花
じゃあ、あっちに行ってて。
そういうこと言う人とは話すことなんてないから。
●茜
うっ……な、なによぅ……。
●瑠璃花
こっちは最低でも赤点は避けたいの。
だから、ムダな話をしてる暇なんかない。
●茜
むぅ……アカネとの会話はムダなんだ……。
●琴音
あ、あの、あの……2人ともユニットなんだから……。
もうちょっと仲よくしないと……。
●瑠璃花
…………。
●琴音
あっ、そうだ! 今度、みんなで買い物に行こうよ。
テストが終わった後の打ち上げみたいな感じで。
そしたら、心置きなくおしゃべりできるし……。
どうかな?
●瑠璃花
……コトちゃんがそう言うなら。
行く。
●茜
ん……わかった。
アカネもそれまで大人しくしてる。
●琴音
ふぅ……な、なんとかなった。
よかったぁ……。
椿 瑠璃花:第3話「知っていてほしい相手」
ーーレッスン場
●楓李
あんな~、いきなりなんやけど……。
この前、瑠璃花はんにそっくりなネットアイドル見つけて……。
●瑠璃花
え。
●楓李
も~、それが似てるのなんのって……。
めっちゃ似とってん。
●瑠璃花
……いや、それ――。
●千尋
え~~!? あ、あれって……本人じゃなかったの?
もしかして、双子だったりとか?
●楓李
あぁ~、ほんなら似てるのもうなずけるわ。
どっちが姉で、どっちが妹なん?
●瑠璃花
なんで、こんな面倒な状況に……。
茜……説明してあげて……。
●茜
…………。
●瑠璃花
茜?
●茜
や、やっぱり、そうだったんだ……。
ずっと、ずっとギャップがあり過ぎるって思ってたんだ……。
アカネの知ってる瑠璃花は全然笑わないけど……。
ネットアイドルの天使は、すごく優しそうに笑うし……。
あっちはアカネが困ってる時に助けてくれそうなのに……。
こっちは正論ばっかり並べ立てて、逆にアカネを追い詰めてくるし……。
なんで、そういう大事なことを言ってくれなかったの!?
アカネたち、ユニットでしょ!?
●瑠璃花
…………。
そうだよ。ユニットだよ。
だから、どうしてかわからない。
いつも横に立ってるアカネが……。
双子がどうとか言っちゃうのか……。
●茜
あ、あれ? 瑠璃花?
じょ、冗談のつもりだったんだけど……お、怒ってる?
●瑠璃花
怒ってない。
イラっとはした。
(瑠璃花が去る)
●茜
怒ってるじゃん!
待ってよ、ごめんってば!
(茜が瑠璃花を追って去る)
●瑠璃花
知らない……優しいネットアイドルの天使の所にでも行けば?
居ればの話だけどね。
●楓李
おーい、痴話げんかもほどほどにしときや~。
って、聞こえてないなぁ。
●千尋
あははは……なんか、こじらせちゃったねぇ~。
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