【あおガルシナリオ集】メモリアル「椿 瑠璃花」編
2019年1月31日にサービス終了を迎えるスクウェア・エニックスのアイドルゲーム『青空アンダーガールズ! Re:vengerS(リベンジャーズ)』のシナリオ集をお届けします。
この記事では、メモリアル「椿 瑠璃花」編を紹介します。
目次 |
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SSR:天使と私と1 |
SSR:天使と私と2 |
SSR:天使と私と3 |
SSR:天使と私と4 |
SSR:日常のサイン1 |
SSR:日常のサイン2 |
SR:省エネブロガー1 |
SR:省エネブロガー2 |
SSR:天使と私と1
ーープロダクション室
●瑠璃花
んー……ブログの更新は寝る前にしようかな。
あ、でも、明日は朝早いんだった……。
レッスンの後、茜に呼び出されてるけど、そっちをずらしてもらう?
茜を説得する面倒なミッションが発生しそうだけど……。
コトちゃんに宿題も出されてるし、チャットの誘いも来てるんだった……。
うぅ、やることいっぱいある……。
●プロデューサー
何を悩んでるの?
●瑠璃花
聞いてたならわかるでしょ? 今日のスケジュール。
今までならリアルのつきあいなんか、適当に放っておいたのに……。
最近、そういうのもムダじゃないのかなって思い始めてて……。
かと言って、ネットのつきあいをおざなりにするわけにもいかない。
けど、使える時間は無限じゃない……。
だから、悩んでる。
あぁ……どうしてこうなった……。
●プロデューサー
瑠璃花ならうまくやれるよ。
●瑠璃花
そう? まぁ、プロデューサーがそう言うなら……。
って、こうなったのってプロデューサーや茜と出会ってからじゃ?
そう考えると、結構な重罪かもね……。
あーあ、2人に興味を持ったばっかりに……。
わたしのあんねいは乱れてしまった……。
そういうわけで、プロデューサー。
罪滅ぼしに、スケジュール立てるの手伝って。
SSR:天使と私と2
ーー控室
●瑠璃花
おはよう、プロデューサー。
え? なにを持ってるのかって?
ファンレター……差出人は昔からのネットのファン。
こういうの出したいなら、ホームページのメールボックスに
よこせばいいのにね。
●プロデューサー
よかったね。
●瑠璃花
よかった、か……そうなのかな……。
あんまりピンとこない。
それに、ネットでのつきあいが、リアルに影響するって変な感じ……。
でも、まぁ……不思議とイヤじゃないかも。
最近じゃ、ネットだけで活動してた頃からのファンと、
リアルでの活動を始めてからのファンが、
オフ会っぽいことやってるらしいし……。
なんか、仲良く応援してくれてるみたいだから……。
そういうの、ちょっとうれしいかも。
だから、ネットもリアルも大事にしていかないと……。
面倒だけど、わたしだってファンの期待は裏切りたくないし。
プロデューサーには、そのサポートしてもらいたい……。
けど、わたしよりネットに詳しくない……。
……まぁ、大丈夫。
わたしがネットのことを教えればいいだけだし。
本当、しょうがないプロデューサーなんだから……。
ちゃんと、ネットのこと勉強してね。
SSR:天使と私と3
ーーステージ裏
――ガヤガヤ
(会場のざわめき)
●瑠璃花
本番前だけど、気になったから舞台袖まで来ちゃった。
…………お客さん、もうこんなに入ってるんだ。
これも企画から告知まで丁寧にやった成果かな。
あとは本番が上手くいけば、問題なし。
●プロデューサー
がんばれ!
●瑠璃花
そんなの言われなくてもわかってる。
プロデューサーもがんばってたみたいだから、
失敗なんてことになったらかわいそうだし。
それに……さっきSNSでメッセージもらったんだけど……。
今までネット専門だったファンの人たちも来てくれてるみたい。
わたしだったら絶対来ないのに……。
わざわざここまで来てくれるなんて。
直接会ったことはないし、もちろん顔は知らない……。
知ってるのはハンドルネームだけだけど……。
その人たちに『やっぱりリアルはダメだった』なんて、
ガッカリさせたくないかな。
ううん、むしろ『また次も来たい』くらいに思ってもらわないと。
……プロデューサー。
わたし、がんばる。
今日は絶対に、成功させてみせる。
だから、プロデューサーも少しは応援してね。
SSR:天使と私と4
ーー瑠璃花の部屋
●瑠璃花
昨日のステージ、なんとか成功してよかった。
終わってからも歓声が続いてて、すごかった……。
●プロデューサー
よくがんばったね。
●瑠璃花
それはね……だって、ネットにあげる動画とは違うから……。
あんな風に、リアルの観客の目にさらされる環境なんて……。
正直な話をすれば、緊張はしてた。
けど、不安ではなかった。
こういう恥ずかしいこと、あんまり言いたくないんだけど……。
みんなに直接、応援されてたからなのかもね。
それで、ステージから観客席を眺めた時に思った。
こうしてリアルで活動するのも悪くないなって。
ネットの活動も続けていきたいけど……。
いつか、そういう境界線を飛び越えたアイドルになれればいいなって。
でも、それはわたし1人じゃ無理。
それは充分わかってる。
プロデューサー、一緒にやってくれている茜、スタッフの人たち……。
それと会場で盛り上がってくれたファンのみんな……。
みんなが1つになって、ようやく、わたしはアイドルになれる。
昨日はそのことに気がつけただけでも――。
っと、今のなし。忘れて。
だって、いまのって瑠璃花のキャラじゃないでしょ。
たとえ忘れられなくても、だれにも言っちゃ、ダメ。
そういうのって、ネットに流出したら一生残るから。
ね、ねぇ……聞いてる、プロデューサー?
本気でSNS炎上させるよ?
SSR:日常のサイン1
ーー図書室
●瑠璃花
むぅ……呆れた……。
茜ってば、本当に信じられない。
●プロデューサー
どうしたの?
●瑠璃花
なにがって……実は、週末に茜とコトちゃんと
遊園地に行く約束があるんだけど……。
それ、茜が人の都合を聞かないで、勝手に決めたことなの。
でも、ブログのネタになりそうだし……。
茜もコトちゃんも楽しみにしてたから、
断るのも悪いかなと思って……。
って、まぁ、それはもういい。
茜に気の利いたことなんて期待してないから。
呆れてるのは、それ以外のこと……。
話を進めた本人が、あんまり計画立てる気がないの。
集合時間だって、適当でいいって言い出したんだから。
なんか行く約束だけして、満足したみたい……。
だから、今わたしがやってる。
●プロデューサー
(苦笑いする)
●瑠璃花
プロデューサーも笑いごとじゃないからね。
茜はお財布係として、連れてくって言ってたから。
わたしも一応、プロデューサーも来る想定で計画立ててた。
多分、今から誘いに来ると思うんだけど……。
使い倒される覚悟くらいはしたほうがいいかも。
なんたって、茜は遠慮という言葉を知らないから。
――タッ、タッ、タッ。
(茜が走ってくる)
●瑠璃花
ほら、来た。
もう逃げられないね……ご愁傷様。
SSR:日常のサイン2
ーー遊園地
●瑠璃花
おはよう、プロデューサー。
一番乗りだなんて、暇なのね。
わたし? わたしは、えーと……。
たまたま、今朝は早く起きちゃっただけ。
コトちゃんは時間通りに来ると思うけど、
茜はどうせ遅刻するだろうし……。
ギリギリに来てもよかったんだけどね。
でもまぁ、遅くなるよりいいでしょ。
べ、別に楽しみだったからじゃないから。
これ以上、勘繰るの禁止。
じゃないと、わたしも茜みたいに遠慮なくいくから。
そうしたら、お財布もたないかもね。
……なんて。冗談。
わたしもコトちゃんも自分の分は自分で出すから。
というか、計画じゃ、わたしたち3人に奢っても大丈夫なはず。
プロデューサーのお給料が想像以上に安くなければの話だけど。
ちゃんとしてるねって?
こうしてだれかと出かけるのって初めてだから……。
グダグダになるのはイヤだし……。
●プロデューサー
記念写真を撮ろう。
●瑠璃花
え……な、なんでそんなこと……。
は? ポーズ取れ?
あっ……ちょ、ちょっと、急に撮るから……。
反射的にピースしちゃった……。
はぁ……撮ったものはしょうがないか……。
ブログにアップするから、あとで写真のデータちょうだい。
こうしてブログのネタができたと思えば、
リアルで出かけるのもそんなに悪くないのかも。
…………楽しくなればいいな。
SR:省エネブロガー1
ーー廊下
●瑠璃花
プロデューサー。
なにか面白い話ない?
ブログのネタに困ってるの。
同じネタはどうかと思うし……。
そう都合よく、世界は回らないか……。
これだからリアルはダメ……。
茜なんかは、トラブルメーカーだし退屈しなさそうかも。
ブログのネタに困らなそう。
え? そう思うなら茜のことを書けばいい?
なんて書くの? 友だちとして紹介しろって?
えっと……。
プロデューサー……
プロデューサーのことは書いちゃ、ダメ?
いや、別に、茜のこと書いてもいいんだけど……。
なんか、恥ずかしい。
リアルの人間関係なんかさらしたことないし。
いっつも自分のことばっかりだったから。
友だちのことなんか、どう書いたらいいのか……。
そんなのわからない……。
…………でも、いい機会だし、
挑戦してみるのもいいかも。
このまま、ブログの更新ができないのも困るしね。
ちょっと、考えてみる。
SR:省エネブロガー2
ーー学食
●瑠璃花
あぁ、疲れた……。
省エネモードになりたい……。
●プロデューサー
なにかあったの?
●瑠璃花
ブログで友だち――。
と言うか、茜を紹介しようとしたんだけど……。
茜はブログだけじゃ、自分のかわいさは伝わらないって……。
特設サイトの作成を要求してきた……。
それで、さっきまで打ち合わせみたいなのしてた。
あれこれ注文は飛んでくるし、話はすぐ脱線するしで大変だった……。
しかも、締め切りまで決められちゃったから休めない。
まさか、こんな面倒なことになるなんて……。
やっぱり、リアルな人間関係はわずらわしい……。
ネットなら、なにも言わずに切ればいいだけだしね。
はぁ……もしかして……。
こういう時、リアルで甘やかしてくれるのは
プロデューサーだけなのかも。
そういうわけだから、省エネモードの時は、よろしく。
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・販売元: SQUARE ENIX Co., Ltd. ・掲載時のDL価格: 無料 ・カテゴリ: ゲーム ・容量: 155.7 MB ・バージョン: 2.0.6 ※容量は最大時のもの。機種などの条件により小さくなる場合があります。 |
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