【あおガルシナリオ集】想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」


2019年1月31日にサービス終了を迎えるスクウェア・エニックスのアイドルゲーム『青空アンダーガールズ! Re:vengerS(リベンジャーズ)』のシナリオ集をお届けします。

この記事では、想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」を紹介します。

目次
想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」第1話「ギャンビット」
想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」第2話「不吉と予兆」
想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」第3話「難解なプログラム」
想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」第4話「戦う理由は愛のため」
想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」第5話「ラフプレイガールズ」
想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」第6話「客観視と若干視」
想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」第7話「バッドエンドの予感」
想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」第8話「呼ばれて飛びてて即参上」
想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」第9話「考えない罪」
想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」第10話「大切な気持ちの在り処」
想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」第11話「銀河の定跡」

想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」第1話「ギャンビット」

ーー教室

●晴海
……はぁ。

●ひなた
大丈夫? 晴海ちゃん。
なんだか最近、元気ないけど。

●晴海
え? そ、そうかな……。

●和歌
もしかして、ユニットの移籍のことで根を詰めてるの?
アイドルは笑顔も大切なんだから、無理はしちゃダメよ。

●晴海
えっと、そういうのじゃなくて……。

●和歌
それじゃあ、どうして?

●晴海
…………。

●ひなた
……ねえ、晴海ちゃん。
この間、あたしの知らない人となにか話してたよね?

●晴海
……っ!

●ひなた
晴海ちゃんの元気がなくなったの、それからな気がするんだ。
なにかあったなら、相談してほしいな。

●ひなた
もちろん、言いにくいことなら言わなくてもいいよ。
でも、力になれることがあったら言って?

●晴海
ひなたちゃん……。

●晴海
……実はね、誘われたの。
『フレイヤ・プロダクション』に入らないかって。


●ひなた
それって、勧誘ってこと!?
すごいよ、晴海ちゃん。

●和歌
『フレイヤ・プロダクション』――通称『フレプロ』。

同じ学園のアイドルでありながら
プロデューサーを志望してるってウワサの人が作った学プロね。

たしか……ヴァルプロの碓氷律って人だったと思うけど。

●ひなた
ヴァルプロの……。

●和歌
まあ私も、萌さんほど詳しいわけじゃないんだけどね。

『フレイヤ・プロダクション』は、その人が立ち上げた、
いわばヴァルプロの予備軍って呼ばれてる学プロよ。

碓氷さんは才能のあるアイドルを見つけてきては、
その学プロに引き入れて、全力でプロデュースしてるって。

●ひなた
アイドルなのに?

●和歌
アイドルなのに。
腕は確かで、トップアイドルの登竜門とも言われてるらしいわ。

●ひなた
そんなところに誘われたって……すごいことじゃない!?

●晴海
そ、そうなの、かな。
私のどこが気に入ったのかは、全然わかんないけど。

●和歌
でも、それに参加するということは、今のユニットから
離れるということ。心配なのは、そのあたりかしら。

●ひなた
あっ! そっか……。

●晴海
……うん。

正直ね、最初に声をかけられたときは、嬉しかった。
トップアイドルになることは、私の夢――憧れだったから。

でも、碓氷さんのお話を受けるってことは、
『銀河歌劇団』のみんなと……。

●ひなた
そんなのダメだよ!
せっかく、ユニットを解散しないですむ方法が見つかったのに!

●和歌
でも、それは確実な方法じゃない。

●ひなた
そ、それは! そうだけど……。

●和歌
夢を叶える道は、1つじゃない。そういうことよ。

●晴海
…………。

●ひなた
だって、晴海ちゃんはそれでいいの?

あのユニットで頑張りたいって、
みんなが好きだって言ってたでしょ?

●晴海
うん。私は『銀河歌劇団』のみんなが大好き。
だから、この話はお断りするつもりだよ。

●和歌
晴海……本当にそれでいいの?

●晴海
……うん。
心配かけたくないから、この事はみんなには秘密にしてくれる?


●和歌
ええ、わかったわ。

●晴海
あ、もうこんな時間! ごめん、私行かないと……。

●和歌
……頑張ってね。

●晴海
ありがとう、和歌ちゃん。ひなたちゃん。

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想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」第2話「不吉と予兆」

ーーレッスン場

●ひなた
晴海ちゃんが、レッスンに来ない!?

●麻里紗
そうなの。ここ何日か……。
教室に見に行ってもいなくて。

ひなたちゃんたちは、たしか同じクラスだったわよね?
なにか、聞いてない?

●和歌
いえ、特には……。
授業は、受けていましたけど。

●ひなた
そういえば、今朝も元気なかったね……。

●悠
も、もしかして体調不良ですか!?

●ひなた
えっと、そこまでではなかった、かな?
テンションはいつもより低かったけど……。

●和歌
ひなた、もしかしてこの間のフレプロの件……。

●ひなた
ええっ!? だって晴海ちゃんは、断るって!

●麻里紗
……なんの話?

●ひなた
……晴海ちゃんには口止めされてたことなんだけど。

●悠
(ひなたからの説明が終わり)フレプロから、勧誘!?
それ、本当ですか!?

●ひなた
う、うん……本当だと思う。
ヴァルプロの律さんと話してるところも見たし。

●くるみ
はは、晴海さん、フレプロに行っちゃうですか!?
ウチのセンターは晴海さんなのですよ!

●麻里紗
そんな、でも……。

●ひなた
お、落ち着いて、みんな!

●悠
これが落ちつけるわけないですよ!?
ひなた先輩だって、声震えてます!

●ひなた
そそ、そんなことないっ!

●和歌
とにかく、みんな頭を冷やして。
今は騒ぐんじゃなくて、状況の整理を……。

●寧々
わ、私は、いいと……思います。


●ひなた
寧々ちゃん?

●悠
どういう意味ですか!
センターが、いなくなっちゃうんですよ!?

●寧々
晴海さん……いつも、言ってた。
自分はダメなセンターだ、って……。

●麻里紗
寧々ちゃん……。

●寧々
みんなに迷惑をかけて、ごめんなさいって。
私は、そんなことないって……でも。

晴海さん、頼るの怖いって。
自分だけ必要とされないの、怖くてたまらないって。

私、その気持ちわかるの。
だから嬉しかった、のかも。

●悠
嬉しいって、なにがっすか……。

●寧々
誰かに必要って、言われて。
フレプロに来てって、言われて。

もし、そうなら……応援したい。
だって……だってっ、晴海さんずっと。

ずっと、私のこと、見ててくれた。
大丈夫だよって、言ってくれた人だから……。

●悠
そ、そんなの……っ。

●麻里紗
……そうね。

●悠
麻里紗先輩っ!?

●麻里紗
私たちは、自分で選んだの。この『銀河歌劇団』を。
それと同じように彼女が、フレプロを選んだのなら、仕方がないわ。

これから、『銀河歌劇団』は4人のユニットよ。
4人で、やっていきましょう。

●くるみ
……そう、ですね。

●悠
くるみまで!?

●くるみ
晴海さんは、くるみたちなら大丈夫って、そう思ったです。
くるみは、そう思うことにしたです。

●悠
う、うーっ! じ、自分はっ!
納得できないから!

ちゃんと本人の口から聞くまで、納得なんてしないから!

●麻里紗
悠っ!

●ひなた
あの、あたしが行きます。
悠ちゃんと、話したいことがあるんで。

●麻里紗
……そうね。
いま私たちが行っても、逆効果だろうし。

●麻里紗
あの子のこと、お願い。

●ひなた
……はい。

ーー学園内広場

●悠
なんだよっ、みんな……!
晴海先輩は、自分たちのセンターなのにっ!


●ひなた
悠ちゃん……。

●悠
ひなた、先輩……。

自分、どうしたら……。

●ひなた
その答えは、悠ちゃん自身がもう言ったよ。

●悠
……え?

●ひなた
本人から聞くまで、納得できないって。
……あたしも、そうだから。

だから行こう!
晴海ちゃんのところに! そして直接聞くの!

晴海ちゃんは、本当にそれでいいの? って!

●悠
……っ。
お付き合い、します!

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想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」第3話「難解なプログラム」

ーー廊下

●ひなた
晴海ちゃん!

●晴海
……っ!

●ひなた
待って、どこ行くの!?

●晴海
わ、私のことは、放っておいてっ!

●悠
晴海先輩っ!
先輩とお話したいです!

●晴海
ゆ、悠ちゃん……。

●悠
なにも言わずにいなくなるのは、ずるいですよ……。

●晴海
……私。

●ひなた
フレプロに、行くつもりなの?

●晴海
わからない……わからないの。
私、自分がこんなに身勝手な人間だって、思わなかった。

私は、『銀河歌劇団』が好き。

悠ちゃんが好き。麻里紗さんが好き。
くるみちゃんも、寧々ちゃんも……!

みんなが、好き。

でも、トップアイドルは、私の夢なの……。
ずっとずっと、憧れてた、夢だったの……。

●ひなた
でも、それは今のユニットでだって、叶うじゃない。
頑張れば、絶対なんとかなるって、みんな……!

●晴海
そうじゃない、そうじゃないの!
私は……あきらめてたの! ずっと!


●ひなた
……え?

●晴海
『銀河歌劇団』は、夢を目指す先輩たちが作ったユニットなの。
みんなで、トップアイドルを目指そうねって……。

メンバーは、誰もがトップアイドルを目指してて。
実力とか、才能じゃなくて、気持ちが一番大事だって。

そんな先輩たちにあこがれて、
私、『銀河歌劇団』がある学プロに入ったの。でも……。

学プロのチーフが替わって。
方針も、全然違うようになって。

先輩たちは、1人ずついなくなって。
麻里紗さんしか残らなくて……。

だから、みんなが入ってきてくれたとき、とっても嬉しかった。

もう元のユニットじゃないけど、みんながいるからって。

一番じゃなくてもいいかなって、あきらめて。
あきらめられたって、思って。

でもっ!
律さんに声をかけられたとき、思い出したのっ!

私、夢があった。夢があったの……!
忘れることなんて、出来なかった。だから……。

●ひなた
晴海、ちゃん……。

●悠
先輩……自分は!

●律
そこまでにしてもらえるかしら。

●ひなた
っ!?

●晴海
律……さん。

●律
その子はもう、私の物よ。

私が見込んで、スカウトしたの。
新たなトップアイドルを世に送り出すために。

たとえ『あの人』の妹でも、それを阻む権利はないわ。
邪魔をしないで。


●ひなた
…………。

●律
さあ、行きましょう。渡辺晴海さん。

●晴海
はい……。

●ひなた
晴海ちゃんっ! 待って!
本当にそれでいいの!? 晴海ちゃーん!!

●晴海
……ごめんなさい。ごめんね、みんな……。

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想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」第4話「戦う理由は愛のため」

ーーレッスン場

●悠
……ただいま、戻りました……。

●ひなた
ただいま……。

●麻里紗
その様子だと、ひと悶着あったみたいね。

●ひなた
実は……。

●寧々
(説明が終わって)晴海さんがそんなこと……。
……ねえ、悠くん。やっぱり……。

●悠
ダメです! 納得できません!

●麻里紗
本人の言葉でも、ダメ?

●悠
だって……だって、おかしいですよ!
晴海先輩、泣いてたんですよ?

本当にフレプロがいいんなら――それが夢への近道なら、
なんで、あんなに辛そうなんですか!

夢のためでも――
先輩があんな風に自分を犠牲にするなんて、悲しいです!

だって! 晴海先輩、言ってたじゃないですか!

一緒にいたいって。
その言葉を信じてます!

●ひなた
悠ちゃん……。

●麻里紗
はぁ……でも、そうなるよね。

●悠
……麻里紗先輩?

●麻里紗
つまり悠はこう言いたいのね?
晴海の夢は応援したい。でも離れるのはイヤ。


●悠
そうです!

●麻里紗
だったら方法はひとつしかない。
勝ちましょう、承認ライブで。

そうすれば、銀河歌劇団の方がフレプロよりも上。
よりトップアイドルに近いと証明できるわ。

●寧々
あ……そうなれば!

●くるみ
銀河歌劇団にいたままの方がいいって、そうなるです!

●悠
……っ! なら!

●麻里紗
けど、時間がないわ。
私たちのユニットには今、センターが欠けている。

●悠
なら、自分がやります!
それくらいの無茶、余裕で引き受けます!

自分たちと一緒でも……! 夢は叶うって!
離れる必要はないって、証明するんだ……!


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想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」第5話「ラフプレイガールズ」

ーー動物園

●神蔵
なるほど。自分たちが一緒でも夢が叶うと証明したい。
そのために強くあろうとしている。

……その結果が、これなのか?

●くるみの瘴念人
ひゃぁぁぁぁぁぁっ!?
ダメです! ムリです! さすがに死んじゃいますっ!?


●悠の瘴念人
大丈夫! 行けるやれる絶対なんとかなる!
自分たちはどんな手を使っても強くならないと!

●くるみの瘴念人
だからって、
ワニのいる池に放り込むのは強さ以前の問題です~っ!?

●神蔵
見つけた瞬間に身投げする瘴念人<ミアノイジー>なんぞ
いままで見たことも聞いたこともないぞ!

●プロデューサー
(2人を止める)

●くるみの瘴念人
うぅ……えぐ、ひっく……。

●悠の瘴念人
どうして邪魔をするんっすか!
自分たちは自分たちにできることをしてるだけです!

●神蔵
自分たちにできること……?
ワニの餌になることが、か?

●悠の瘴念人
なりません! 倒すので!
そしていまよりも強くなります!

●神蔵
その細腕でか? まあ、多少鍛えてはいるようだが……
想世<アンダー>のワニを倒したところで、どうにもなるまい。

●悠の瘴念人
でも、自分たちは強くならないと……!

●くるみの瘴念人
ゼェ、ゼェ……くるみも強くなりたいです!
出来ればもっとこう、安全でお手軽な方向で!

●神蔵
強く、か……。
やはりそれが、こいつらが生まれた理由のようだな。

●神蔵
思春期のガールズにはよくある悩みだ。

●悠の瘴念人
みんなを……守るためです!
自分にあの時、もっと実力があれば……!

●くるみの瘴念人
くるみに、もっと権力があれば……!

●悠の瘴念人
わたな……晴海先輩が、
あんなに苦しむことはなかった……!

●神蔵
わたな……? まあ、努力は買うぞ。

だけどガールズ。お前らのその迷走っぷり。
何をどう頑張ったらいいか、自分でも分からないんだろう?

●悠の瘴念人
うっ……。

●くるみの瘴念人
すごいです! このおじさんくるみたちをちょー見てるです!
ちょっとキモイ……。


●神蔵
ガール……さすがの俺も傷つくぞ。

●悠の瘴念人
とにかく、自分たちは強くなるんです!
わたな……晴海先輩を守るんです!

●神蔵
だからさっきから、どうして名字呼びしかけるんだ?

●悠の瘴念人
名字呼びなのは、晴海先輩とは最初距離があって、
下の名前で呼ぶことに抵抗があった時期の名残です。

●神蔵
瘴念人だから正直だな……。
聞きたくなかったぞ、そんな話……。

ともかく、具体的にどう強くなればいいのかわからない、と。

●くるみの瘴念人
くるみたちは強くなるです! お手軽で安全な方法で!

●悠の瘴念人
強くなりたいです! わたな……晴海先輩を守るために!

●神蔵
堂々めぐりに入ったな。瘴念人は意思があるようでない。
瘴念人を説得したり、理論的に説明するのは無意味だ。

だから相棒が、このガールズたちのオリジナルに
どう強くなればいいかを提示できれば、万事解決というわけだ。

●悠の瘴念人
強くなりたいです! ワニの池でも泳ぎ回れるくらいに!

●くるみの瘴念人
あ、出来れば楽~な方法がいいです!
そんなのがあれば超納得です!

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想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」第6話「客観視と若干視」

ーー遊園地

●悠の瘴念人
さあ、今度は想世<アンダー>100周だぁ!


●くるみの瘴念人
ひっく……えぐ……。
くるみは……くるみはまた、何も……。

●悠
……えっ、自分あんな脳筋じゃないっすよ!?


●くるみ
くるみだって、もうちょっと強い子ですよーっ!?

●寧々
えっと……意外と変わりない、かな?

●悠
マジかー……。

●くるみ
ふぇぇ……。心外です……。

●神蔵
戻ってきたか。
本人を連れてきたのはいいとして、そのガールは?

●寧々
あ、えっと、その……。

●くるみ
なんだかプロデューサーがむつかしいお話をしてたので、
我が『銀河歌劇団』が誇るぶれーんを連れてきたです!

●悠
ほら、空手の型なんかも周りの人に見てもらった方が
間違いに気づきやすいですから!

●寧々
そ、そう言われても……。本を読むって理由だけで、
ブレーン扱いはちょっと……。

●くるみ
少しだけ人選ミスだったかな、なんて思ってないです!

●神蔵
客観的な視座が欲しかったってわけか。
だが、それなら他の2人の方が冷静だったんじゃないか?

●悠
それはダメです。
自分たちは晴海先輩を守りたいんだし――。

●くるみ
麻里紗先輩には、いつもいっぱい守られてるです!

●神蔵
ああ、なるほど。
この場に呼ぶのは逆効果になる可能性が高いか……。

●寧々
えと、プロデューサーさんから話は聞いてます。
……まずは私が、話してみますね。

あの……2人とも?

●悠の瘴念人
ふっ、待ってたっすよ挑戦者!

●寧々
え、えぇっ!?

●悠の瘴念人
プロデューサーは強くなる方法を教えると言いました!
それはつまり……戦いの予感!


●くるみの瘴念人
寧々さん、ごめんなさいです……。
でもくるみは……その屍を乗り越えるです……!

●寧々
あ、あの、ね?
そういう強さは、2人が求めてるものとは、ちょっと違う……。

●悠の瘴念人
そんなはずないです!

●寧々
あ、あぅ……。

●くるみの瘴念人
寧々さんまで、くるみたちを否定して……。
ハッ! さては悪のマネマネ怪人です!?

寧々さんのふりをして、
くるみたちのパワーアップをはばもうと!

●悠の瘴念人
そうだったんだ……。
許せん!

●寧々
えっ……えぇっ!?
ど、どうしてそうなるのぉ!?

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想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」第7話「バッドエンドの予感」

ーー遊園地

●悠の瘴念人
追い詰めたぞ、悪の怪人め!

●くるみの瘴念人
さあ、大人しく倒されて、くるみたちの糧になるです!

●寧々
ひゃぁっ!?

●悠の瘴念人
むむ、往生際が悪い……。
いや、ここは敵ながら天晴っていうべきですかね?

●くるみの瘴念人
くるみたちは、強くなるです!
なんかこう、よくわからないくらいに強く!

●寧々
そ、そんな強さじゃ、晴海さんの問題は……っ!

●悠の瘴念人
問答はすでに無用!
さあ、勝負です!

●寧々
だ、ダメ……私の言葉、届いてない……。
ちゃんと、伝えなきゃいけないのに……。

でも、どうすれば……。
いまの2人に伝わる言葉、届く言葉は――そうだ!

●くるみの瘴念人
む、観念したですか?

●寧々
ふ、ふふ……。

●悠の瘴念人
その不気味な笑い……!
何か仕掛けてくるつもりっすね!?

●寧々
よ、よくぞ見破った!

私はちょっとマッディなサイエンティスト、
ドクター・マリサァによって生み出されたゾンビ怪人ナノダ!


●悠の瘴念人&くるみの瘴念人
な、なんだってーっ!?

●寧々
お、お前たちのっ、技はすでに学習済み!
力任せのやり方では、私は倒せないぞっ?

●くるみの瘴念人
な、ならば奥の手ですっ!?
必殺ビーム! しゅびびびび!

●寧々
ゾンビバリア! すべての攻撃を、無効化する……!

●悠の瘴念人
だったらヒーローキックだ! バリアなんか効かないぞ!

●寧々
ゾンビなので、キックは効かない!

●悠の瘴念人
ぐぬぬ……ズルいぞー!
腐ったゾンビがなんでそんなに強いんだーっ!?

●寧々
ふっ、ゾンビを甘く見ちゃ、ダメ。
最近は機動力や、思考力を持ってるゾンビがトレンドだから……!

●くるみの瘴念人
知らないです~! ズルは許さないです!

●寧々
え? きゃっ!? そんなに手、振り回したら危ないよ……。

●悠の瘴念人
絶対負けられないんっす!
いい加減やられちゃえ!

●寧々
うわぁ~ん! た、助けてください晴海さん~!

●神蔵
何をしてるんだ、あいつらは……?

●悠
……あれ、なんだろう。
恥ずかしい! すごく恥ずかしいよコレ!?

●くるみ
いや~、いくらくるみでもあんなに子供じゃ……
ない、ですよね? ないですよね!?

●プロデューサー
寧々を助ける。

●神蔵
……だな。
ああも子供の理屈を振りかざされては、どうにもならん。

●寧々
ご、ごめんなさい……。
なんとか、力じゃ解決しない流れに……持って行こうと……。

●神蔵
……ああ、バリアってそういう?

ともあれ、このままではらちが明かんな。

●プロデューサー
どうしよう?

●悠
待ってください!

●神蔵
あん? なんだ?

●くるみ
ここはくるみたちに、任せるです!

●悠
そうです! 自分のことは自分が一番
よく分かります!
みなさんに、お手間はとらせないです!


●神蔵
もうすでに1人、泣かされて帰ってきたところだけどな。

●悠&くるみ
銀河幼稚園ー! えいえいおー!

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想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」第8話「呼ばれて飛びてて即参上」

ーー遊園地

●悠
タノモー!

●悠の瘴念人
あん? カチコミかぁ!?

●くるみ
違うです! くるみたちは、お話をしに来たです!
ヘーワテキカイケツってやつです!

●くるみの瘴念人
そ、そんな難しい言葉を使っても、騙されないですよ!
ワヘーコウショーは、ケツレツですー!


●くるみ
む、むむむ……。向こうもなかなかやりますね……。

●神蔵
あいつらは何と戦ってるんだ?

●悠の瘴念人
ふん! 大人のふりしたって、意味ないんだから!

●悠の瘴念人
だって自分たちはメンバーのなかで一番子供で、
一番みんなに迷惑かけてるんだ!

●くるみ
そ、それは分かってるですけど……。

●くるみの瘴念人
大人のレディとして恥ずかしいです……!

●悠の瘴念人
だから、もっと大人にならなきゃいけない。
強くならないといけないんだ!

●くるみ
……どうしましょう、悠くん。
もう1人のくるみたちに、言い返す言葉がないです……。

●悠
い、いま自分も必死で考えてる!
なんとか場をつなぐんだ!

●神蔵
……ダメだこりゃ。

●寧々
……そう、ですね。
2人とも、いつもそうで……言い返せない、と思う……。

●悠
寧々先輩……?

●くるみ
うわっ! 後ろから刺されました!

●寧々
元気いっぱいなのは、いいんですけど。
見ていて元気をもらえますけど。

でも、やり過ぎて麻里紗さんや晴海さんに
迷惑をかけたことだって、いっぱい……。

●悠
うぅ……。

●くるみ
ごめんなさい、です……。

●寧々
……でも、それが『銀河歌劇団』のいつもで。

2人が騒いで、麻里紗さんが止めに来て……。

晴海さんが笑顔でまとめてくれて、私はそれを見て、
みんなと一緒に笑ってて……。

それが、そういうのが、
私達の『銀河歌劇団』だったじゃないですか。

そうやって、みんなでやってきたじゃないですか……。

●悠
寧々、先輩?

●寧々
2人は『銀河歌劇団』のムードメーカーで。

いつも2人一緒で、2人がいない『銀河歌劇団』はたぶん、
冷たく沈んでいたと思うから。

無力なんかじゃ、ないよ?

いっぱいいっぱい、助けてもらってたよ……?


●くるみ
くるみたちが……。

●悠
『銀河歌劇団』を……?
なるほど。そうだったんですね……。

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想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」第9話「考えない罪」

ーー遊園地

●悠の瘴念人
ふん! 結局、そうやって周りに助けてもらってる。
そういうのが、弱いって言うんだ!

●くるみの瘴念人
そうですー! くるみたちのこと、違うって言うだけで、
本当の強さがなんなのか、分かってないです!

●悠
本当の、強さ?

●くるみの瘴念人
そうですー! じゃないと、これから先もずっと、
助けられて、そのまままでいいんだよって言われて、お終いです!

みんなはくるみのこと、許してくれても、
くるみはくるみのこと、許せないです!


●くるみ
その通り……かもしれないです。

●悠の瘴念人
自分たちは、どう強くなりたいか。
それが分からないうちは、ずっと弱いままだ!

●悠
どう、強くなりたいのか……。

●神蔵
まずいぞ、押され気味だ……。

●くるみ
くるみたちが手に入れたい強さ。
それは……。

(晴海の笑顔が浮かび)そうです。晴海さんです!

くるみたち、晴海さんに行かないでって言いたかったです。
言える強さが、欲しかったです……!


●くるみの瘴念人
……そう、ですか。
それがくるみの答え、ですか……。

●神蔵
お、いいぞ! 瘴念人<ミアノイジー>が具現化する!

●くるみの瘴念人
本当はくるみも分かってました。
でも、頭からっぽにして、体動かしたほうが、楽だったんです。

それを知られちゃ仕方ないです!
ジツリョクコーシっての、やっちゃうです!


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想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」第10話「大切な気持ちの在り処」

ーー遊園地

●寧々
私だって、私だってね?
もっと晴海さんと一緒にいたい……。

素直になって、正直に……。
そういう『強さ』が、欲しい……。

なのに、2人だけで強くなろうなんて……。
ズルいよ……みんな、一緒がいいよ……。


●悠
みんな、一緒に。もっと素直に……。
そっか、自分たちが欲しかった強さって。

●くるみ
そう、ですね。
くるみ、目から鱗の意味を知ったです。


●悠の瘴念人
(くるみの瘴念人が消えて)……くるみ、負けちゃったんだ。

でも、仕方ないね。それが自分たちの運命だから。

●悠
あなたは自分の一部。
そっちのくるみだって、くるみの一部。

だから否定はできないです。
これからもずっと一緒に生きていく、大切な気持ちだと思うから。

●悠の瘴念人
……そう。じゃあ仕方ないか。

自分も晴海先輩には、戻ってきて欲しいって、思ってるから。
向こうに戻ったら、よろしく伝えてよ。


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想世(アンダー)サイド:第12章「別れの兆し」第11話「銀河の定跡」

ーーレッスン場

●悠
はっはっは! 正義のヒーローカラテマン参上!

●くるみ
天に叢雲、月になんとか――散らせて見せよう悪の華
ギンガ戦隊くるみレッド! 参上!

どうです!? 今のポーズ!
キマッてたです!? シビれたです!?


●寧々
ひゃぁっ!?
な、なんで私が怪人役……。

●くるみ
えっと、なんとなくしっくり来て?
ほら、ゾンビとか適役の定番です!

●寧々
それは、たしかに?

●悠
というわけで、待てー怪人ー!

●寧々
ひぃぃ! ゾンビは嬉しいけど、
追いかけられるのはやっぱり嫌ぁ……!

●悠
大丈夫! これもいわば鍛錬! 心構えは完璧っす!
ところで、寸勁ってみょーに憧れないっすか?

●寧々
手のひらを当てながら言わないでっ!?

●麻里紗
もう、3人ともあんまりはしゃがいないのよ~?

それにしても、今日はなんだか、
いつもより仲が良いみたいじゃない?


●寧々
も、もう怒りました……!
そっちがその気なら!

グルル……喉が渇く……。
ゾンビ怪人には若い乙女のエキスが必要でふ……。

●くるみ
ひゃひゃっ!?
ちょっ、噛むのは反則ですぅ!?

●寧々
ふ……安心して、くるみちゃん……。
痛いのは最初だけ……あなたもすぐに、ゾンビ仲間に……!

●くるみ
あひゃぁ! お腹くすぐるの止めてくださいぃ!?

●悠
な、なんて恐ろしい……!
よし、自分は逃げるです! しんがりヨロシク!

●くるみ
は、薄情者~っ!?

●寧々
大丈夫だよ、くるみちゃん……。
あなたもゾンビになって復讐するの……。

●くるみ
ハッ! その手があったですか!

●悠
えっ、ちょっと待って?
2対1はズルいです!

●寧々
問答無用!

●くるみ
大型哺乳類、舐めんなよ!

●悠
ぎにゃぁぁぁーっ!?

●麻里紗
まったく、本当に騒がしいわね。ウチのユニットは。

…………この調子なら、晴海がいなくても
なんとかやっていけるかもね。

ほーら、3人とも!
そろそろレッスンを始めましょう!

●悠&くるみ&寧々
は~い!

●麻里紗
あ、あれ? 今日はやけに素直ね。

●悠
だって、晴海先輩が戻ってきたときのために、
しっかりやっておかないとですから!


●くるみ
帰って来たときに、あはは……って苦笑い、されたくないです!

●麻里紗
そ、そう……。急にどうしたのかしら?
何か、前向きになった、と言うか……。

でも、そう……。みんな諦めてないのね。
だったら、私も諦められないな。

晴海……。みんな、ちゃーんと立派に成長してるよ?
あなたは、どうかしら?

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青空アンダーガールズ!Re:vengerS ・販売元: SQUARE ENIX Co., Ltd.
・掲載時のDL価格: 無料
・カテゴリ: ゲーム
・容量: 155.7 MB
・バージョン: 2.0.6
※容量は最大時のもの。機種などの条件により小さくなる場合があります。

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