【あおガルシナリオ集】メモリアル「天道 輝音」編
2019年1月31日にサービス終了を迎えるスクウェア・エニックスのアイドルゲーム『青空アンダーガールズ! Re:vengerS(リベンジャーズ)』のシナリオ集をお届けします。
この記事では、メモリアル「天道 輝音」編を紹介します。
目次 |
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SSR:ロイヤルブルーム1 |
SSR:ロイヤルブルーム2 |
SSR:ロイヤルブルーム3 |
SSR:ロイヤルブルーム4 |
SR:想いのカタチ1 |
SR:想いのカタチ2 |
SSR:ロイヤルブルーム1
ーーレッスン場
●プロデューサー
…………。
●輝音
……おい、プロデューサー。
――ガタッ!
●輝音
うおうっ!
……いや、後ろから声をかけただけだろう。
驚きすぎじゃないか?
何もそんな、おばけでも見たような顔で……。
……ぷふっ。
はははははははっ!
い、いつまでその顔で固まっているんだ!?
く、口が開いてるぞ……!
というか、何か言ったらどうだ!?
くっ、ふふふ……案外、驚かしがいがあるんだな。
そうか、これはいいことを知ったぞ。
●プロデューサー
どうするつもり?
●輝音
ふふっ……新しいおもちゃを見つけた気分、というのかな。
イタズラをされる方にも、才能というものがあるのだ。
そういう意味では、プロデューサーもシホに負けていないな。
大丈夫だ。私は何もしない。私は、な。
●プロデューサー
どういう意味?
●輝音
ひとつだけ言っておこう。
これからは、キョーカに気をつけろ。
手始めに……そうだな。
風呂から上がったら、下着が異性のものにすり替わっている、というのはどうだ?
ふふっ、新しい楽しみが増えたようだ。
SSR:ロイヤルブルーム2
ーー校門前
●輝音
…………。
●女子生徒A
あ、天道輝音だ……!
カッコいい~……!
●女子生徒B
さすが『ヴァルキュリア』のNo.1よね。
オーラが違うっていうか、なんていうか。
●輝音
…………。
●プロデューサー
こんにちは。
●輝音
ん……?
あぁ、プロデューサーか。
相変わらず、周りに人が集まってるって?
まぁ、このくらいはな。
アイドルとして積み重ねてきた証だからな。
人の多いところで人が集まらないほうが困る。
それよりも、だ……。
ちょうどいいところに来たな。
少し、相談に乗ってほしいことがあるんだ。
さっきからずっと答えが出なくて……。
あぁ、重要なことだ。
……スケジュールの確認よりも? だって?
……もちろんだ。
●プロデューサー
話を聞くよ。
●輝音
ああ。私にとっては火急の事態だからな。
今日のレッスンまで、あまり時間がない。
それまでに、決めないといけない。
●プロデューサー
何を?
●輝音
それは……『ヴァルキュリア』の誰を、
イタズラのターゲットにするか……だ。
じゃないと、事前にターゲット以外に協力を――。
ん? どうした、いきなり手帳を開いて……。
話を聞いてるのか?
って、なんでスケジュールの確認を始める?
お、おい……それよりも、誰をターゲットにするか……。
ちょ、ちょっと、聞いてるのか!? プロデューサー!?
SSR:ロイヤルブルーム3
ーーレッスン場
●輝音
むぅ……ダメだ……。
やはり、イマイチ集中できないな……。
●プロデューサー
どうかしたの?
●輝音
シホにゲームを取り上げられた。
そのゲームが、もう面白いのなんのって……。
時間を忘れて没頭するくらいでな。
昼間、少し眠そうにしただけなのにシホは、
「カノンにゲームは与えられない」
なんて言い出したのだ。
大げさすぎると思わないか?
ちょっと舟をこいだだけなのに。
●プロデューサー
そんなに面白いんだ?
●輝音
それはもう!
私が好きなメーカーの期待の新作だからな!
ファンタジーならではの壮大な世界観。
その世界観を存分に活かした、重厚なストーリー。
システムだって画期的だ。
なのに、プレイ感はストレスフリー!
もう傑作――いや、神作と呼んでいい!
とにかく、素晴らしい作品なんだ!
というわけで、プロデューサーも買うべきだ!
そして、私と一緒にプレイをするんだ!
でなければ、私のパフォーマンスに影響するぞ?
それとも、シホを説得でもしてみるか?
●プロデューサー
それは困る。
●輝音
ふふふ……そうだろう!
だったらいますぐ、近所のゲームショップにゴーだ!
大丈夫。レベルあげなら手伝ってやる。
だから安心して……睡眠時間を削れ。
SSR:ロイヤルブルーム4
ーーステージ裏
●輝音
いよいよ、新曲MVの撮影だな。
●プロデューサー
調子はどう?
●輝音
ふっ……私を誰だと思ってるんだ?
本番までに調子を上げられずにどうする?
万全に決まっている。
それに――。
大聖堂という神聖な場所……。
まさしく、NO.1の私にふさわしいではないか。
私はいまの地位を誰かに譲る気はない。
アイドルとして人前に立つ時は――。
いつだって、完璧な天道輝音を魅せてやる。
そして、いつか……あの人を……。
櫻花すばるを超える。
プロデューサー。
私は必ずそれを証明するよ。
●プロデューサー
応援してる。
●輝音
はははっ、そうか。
だがプロデューサーは、私のことを応援しながらも、
他のメンバーのことも応援しているのだろ?
できれば……そうだな。
私のことだけを応援すると、誓ってくれないか?
●プロデューサー
それは……。
●輝音
冗談だ。意地の悪いことを聞いたな。
だけど本当に、プロデューサーが構わないと言うのなら、
私専属のプロデューサーにしてもいいぞ?
その気になったときはいつでも言ってくれ。
私は待っているからな。
SR:想いのカタチ1
ーー控室
●輝音
レコーディングも順調。
この調子なら、納得いくものができそうだな。
プロデューサーもしっかりと横で見ているのだぞ。
とはいっても、なんでも万能にこなしてしまう私の前では、
やることはないだろうがな。
●プロデューサー
そうかもしれない。
●輝音
ふふっ……よし、もう少し休憩したらラストスパートだな。
だがその前に、のど飴を……。
……しまった。忘れてきたようだ。
あれがないと、どうにも調子が……。
●プロデューサー
(のど飴を差し出す)
●輝音
何? それは、私がいつも愛用している、森のくまちゃんハチミツのど飴!
まさか日頃から私を観察し、常備していたというのか……。
まぁ、私たち『ヴァルキュリア』のプロデューサーだ。
裏方と言えど、相応の能力は必要だろう。
このくらいはやってもらわないと――。
――ぐぅ
……いまのは、そうだな……RPGでいうところの、
レベルアップのファンファーレだ。
冗談だ。今朝、寝坊して朝食を摂る暇がなかったのだ……。
●プロデューサー
(サンドイッチを差し出す)
●輝音
な、なんと軽食まで……。だがしかし、のど飴はともかく、
そのくらいの準備は、プロデューサーとしては当然のことだな。
それに、私はサンドイッチならタマゴだ。
さらにいうと、フレッシュトマトが入っているものは、絶対に口には……。
……っ! バカな……。サンドイッチを3つも用意しておきながら、
すべて具材がタマゴだと……?
……やるな、プロデューサー。
何もやることはないだろう、なんて言って悪かった。
もはやお前は、プロデューサーであり、私の執事みたいなものだな。
SR:想いのカタチ2
ーーカフェ
●輝音
これが完成した新しいソロアルバムか。
前回よりもいいものをと思っていたが……。
レコーディングの時のことを思い出せば、文句なしだろうな。
●プロデューサー
努力の賜物だね。
●輝音
ふふふ、当然だ。
でなければ、『ヴァルキュリア』のNo.1は名乗れない。
まぁ、今回は自分の力だけじゃなくて……。
プロデューサーのサポートもあったからな……。
その点については、感謝している。
それで、なんだが……。
お礼をしないというわけにもいかないからな……。
完成したソロアルバムにサインを書いて、お前に……。
って、なんだそのきょとんとした顔は?
言っておくが、私から進んで
サインを書くことなんてないんだからな。
そういう意味では世界に1つだけ。……レア物だ。
ありがたく受け取るといい。
●プロデューサー
ありがとう。
●輝音
ふんっ! ただの気まぐれだ!
というか、今回はたしかに上手くいったがな……。
あまり気を抜かないでくれよ?
私はプロデューサーの手腕を評価してるんだ。
腑抜けられては困る。
……まぁ、そういうわけだ。
私も可能な限り、努力する。
これからも期待しているぞ、プロデューサー。
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