あの神ゲーが完全版に! スマホになって帰ってきた『ユグドラ・ユニオン』をレビュー!!
2006年3月23日にGBAで発売、2008年1月24日にはPSPでも発売されたシミュレーションRPG『ユグドラ・ユニオン』を紹介します。(文:カワチ)
スマホになって帰ってきた『ユグドラ・ユニオン』レビュー
当時ゲーマーから絶大な支持を受けた作品ですが、2019年4月11日にスマ—トフォンアプリになって登場! 「EASY」モードの追加をはじめ、さまざまな改良が施されており幅広いユーザーが遊びやすい作品になっています。
ここではその魅力を語っていきましょう。
ちなみにスマートフォン版の操作はタッチで行い、キャラクターはスワイプで移動させることになります。コントローラーにも対応していますが、とくにタッチ操作に不便は感じなかったので無くても問題ないと思います。
また、スマートフォン版は「巻き戻し機能」や戦闘の5倍速、「EASY」モードの追加でオリジナル版よりも快適なプレイが可能になっています。
とくにオリジナルは難易度が高めだったので、EASYの追加はうれしいところ。敵からクリティカルの攻撃を受けないなど多くの恩恵があるので、当時クリアできなかった人もこれを機会に再挑戦してみてはいかがでしょうか?
▼ストーリーを中心に楽しみたいならEASYでプレイするのがおすすめです!
ストーリーは帝国の侵攻を受けて陥落してしまった亡国の王女・ユグドラが盗賊の少年であるミラノと出会うところからスタート。仲間を増やしながら祖国の再興を目指して戦う姿が描かれていきます。
「GA 芸術科アートデザインクラス」などで知られる、きゆづきさとこさんがキャラクターデザインを担当しているためグラフィックはかわいいですが、戦記モノということで敵となるキャラクターが次々と戦死していくハードな展開になっているのが特徴。王道ながら先が気になるストーリーになっています!
▼帝国の侵略から逃れたユグドラが大陸南端の地で盗賊少年・ミラノと出会うところから物語がはじまります。
▼ユグドラとミラノが仲間を増やしながら巨大な帝国に挑むことに。
ジャンルはシミュレーションRPGで、画面だけを見るとオーソドックスに見えますが「タクティクスカード」という存在によってかなり独創的なシステムに仕上がっています。
本作ではユニットごとに移動力が存在せず、毎ターンごとにタクティクスカードを選択し、各カードに設定されている歩数を全ユニットで共有することになります。
▼歩数であるMOVの数値が「10」ある場合、ひとりで10歩進むとほかのキャラクターは動けなくなります。
本作では仲間の重要キャラクターが死亡する以外にも戦闘前に持ち込んだカードをすべて使ってしまうとゲームオーバーになってしまいます。無駄のないように動く必要があります。
▼カードには移動できる歩数のほか、攻撃力や使用できるスキルも決まっています。また、カードは使うごとにレベルが上がり性能が上昇します。
また、敵味方ともに1ターンに1度しか攻撃のコマンドを選択できないことと、「ユニオンシステム」という陣形を組んで戦うシステムが搭載されているのも大きな特徴です。
このユニオンシステムのおかげで、いかに有利な陣形を維持しながら敵の部隊を殲滅していくかがカギになるので、通常のシミュレーションRPGとは違った戦略が求められることになります。
▼ユニオンの数が少ないほうは、同じユニットで連戦することになって不利に。
▼士気が0になったユニットは戦死or撤退でフィールドから消えます。
メインキャラクターがやられた場合はゲームオーバーに。
地形や武器タイプによる相性が重要になる戦闘では、ゲージを消費して攻撃力を上げたり、攻撃力を下げてゲージをためたりといった指示が可能。不利な状況でも逆転のチャンスがあります。
さらに、重要なのがスキル。タクティクスカードにはさまざまな効果のスキルがあり、使用条件を満たすことで使用可能に。使用することで戦闘を有利に進めることができます。
▼便利な効果が多いスキル。使用条件が厳しいものは効果も絶大です。
本作はシステムが独特で複雑なゲームですが、チュートリアルもしっかりしており順を追って要素を覚えることができます。システムを理解すると一気におもしろくなるので、ぜひプレイしてみてもらいたいです!
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・販売元: sting co.,ltd ・掲載時のDL価格: ¥1,800 ・カテゴリ: ゲーム ・容量: 335.4 MB ・バージョン: 1.1 ※容量は最大時のもの。機種などの条件により小さくなる場合があります。 |
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