【戦場の絆】「勢力戦 ナラティブバトル」先行支給機体「シナンジュ・スタイン(NT)」インプレッション[PR]
バンダイナムコアミューズメントは、アーケード用ドームスクリーン式戦術チーム対戦ゲーム『機動戦士ガンダム 戦場の絆』のイベントとなる勢力戦「ナラティブバトル」を開催中です。開催期間は6月14日〜7月15日です。
「ナラティブバトル」の先行支給機体は素体コスト300の射撃型2機種!

今回の勢力戦では、地球連邦軍に「ナラティブガンダム B装備」、ジオン軍に「シナンジュ・スタイン(NT)」の2機体が先行支給されます。支給条件はどちらも「貢献ポイント」を勢力戦期間中に750ポイントを貯めることとなっています。
ステージスケジュールは公式サイトをご確認ください。
本稿では、「シナンジュ・スタイン(NT)」のインプレッションをお届けします。
シナンジュ・スタイン(NT)
カテゴリー:射撃型
素体コスト:300
地上/宇宙/コロニー出撃可能
再出撃Lv2

UC計画におけるサイコフレームの強度・追尾性のテスト機体として開発された試作モビルスーツ。高コストらしく格闘型の「シナンジュ」に劣らず機動性が高く、メイン武装にトリガの「短押し」と「長押し」で弾種を使い分けられる「ハイ・ビーム・ライフル」を装備できるのが特徴です。
本機のバランサーは160/240(よろけ/ダウン)の中バランサーとなっています。
・メイントリガ武装
威力やヒット後の効果が異なる「ハイ・ビーム・ライフル」2種類から選択が可能です。どちらもトリガを引いてすぐ離す「短押し」と、わずかに引いてホールドしてから離す「長押し」(引きっぱなしでも同様です)で弾種が任意に変更できます。装弾数的にはどちらを撃っても1発扱いです。
▼「ハイ・ビーム・ライフル」の「短押し」は細めのビームを射出します。

「ハイ・ビーム・ライフルA」はロックオン距離が215m、射程距離はそれよりわずかに長いビーム兵装です。射撃型ビーム兵装のわりに発射遅延は少なめで、射出後軽めの硬直がありますが、近距離戦型の「ビーム・ライフル」に近い操作感となっています。
威力は射撃型らしく40〜72と高め。ダウン値は単発で160。装弾数は6発で、1発発射ごとにリロードとなる常時リロードタイプで、1発あたり9カウントほどかかります。
「短押し」では弾速が速めの細いビーム弾、「長押し」では「ガーベラ・テトラ」の「ビーム・マシンガンB」のような大きめのビーム弾を射出することができます。「短押し」、「長押し」ともにヒット時に相手をよろけさせることができるのが「A」型の特徴です。
▼「ハイ・ビーム・ライフル」はトリガを「長押し」することで大きめのビームを撃つことができます。

「ハイ・ビーム・ライフルB」は5発装填の撃ち切りリロードタイプ。リロードには10カウント強かかります。こちらも威力としては40〜72と高めのチューニングになっています。
「B」型も「短押し」では弾速が速めの細いビーム弾、「長押し」では大きめのビーム弾を射出できるところは「A」型と同じで、見た目も変化はありませんが、「長押し」では与ダウン値が異なり、相手を1発でダウンさせることが可能です。
ヒット判定の大きい「長押し」を横に歩いている敵や建物から飛び出してくる相手などに使い、ダッシュやジャンプの着地、格闘武装の空振りなど硬直を狙って「短押し」を撃ち込んでダメージを与えるという使い方は「A」型、「B」型共通の基本的な使い方になるでしょう。
また、どちらも「短押し」では連射間隔も短めなので、格闘武装で無効化する「斬り払い」を狙う相手には次弾を続けて撃ち込めば対応が可能です。
異なるのは「長押し」時のヒット後の相手の状態になります。「A」型は格闘やタックルに連携する「クイックストライク」や、射程距離範囲であればサブトリガ武装を続けて射出して射撃によるコンボを狙うことができます。
また、味方が狙っている敵に先んじてヒットさせての連携や、相手が高バランサー機体であれば、格闘による連撃の最中に1発被せることで相手をダウンさせることなくダメージの底上げを狙うこともできます。
「B」型の「長押し」のビームがヒットすれば相手がダウンしますので、自機を狙ってくる相手や、連撃を食らっている味方のカット目的に使い、ヒットを確認しつつ位置どりを変えるなど仕切り直しをしたり、瞬間的な数的有利を作って別の敵を攻撃するといった使い方が可能です。
右トリガ1本で異なる2種のビーム弾を使い分けることができるのは他の機体にない本機の大きな特徴かつ利点といえるでしょう。
▼「ハイ・ビーム・ライフル」の使いこなしはカバパンのインプレッション動画が参考になります。ご覧ください。
・サブトリガ武装
「バズーカ」と「60mmバルカン砲」の2種から選択が可能です。
「バズーカ」は3発装填単発発射の実弾武装。発射硬直はありますが軽微で、バズーカ系武装ながらメイントリガ武装の「ハイ・ビーム・ライフル」から持ち替えなく連続射出できる点も注目ポイントです。射程は150mで、ロックオン距離は持ち替え前の武装に準じます。
発射後、一定の距離を飛翔するとロックオンした敵に向かって追尾する軌道を取るので、射程内で横歩きする相手への牽制になります。連射間隔も短いため、飛んでいる相手の着地に連射して連続ヒットを狙うという手もあります。
与ダウン値は1発100。高バランサーの相手まで1発でよろけさせることができます。威力は1発20と控えめです。
ヒット時や一定時間飛翔後に爆風が発生し、こちらにも当たり判定があります。爆風が広がる範囲はそれほど大きくはありませんが、追尾から逃れる敵機に爆風が当たることもありますし、この爆風で複数の相手へのヒットも望めます。
総じて使い勝手の良さが魅力といえます。1点、リロードが約16カウントかかることだけは注意が必要でしょう。
▼ダッシュ中に使うと停止する程度の軽めの硬直はありますが、連射間隔は短く追尾性能の高い「バズーカ」。

「60mmバルカン砲」の特徴はバルカン砲ながら200mの射程を誇ることでしょう。メイントリガ武装との差は15mなので、サブトリガ武装としてはかなり守備範囲が広めです。
1トリガ4発射出で、6セットでリロードになります。リロード時間は7カウントほどと短く、与ダウン値は1発100。威力は1発5固定でフルオート射撃が可能、ロックオン距離は持ち替え前の武装と同じです。
発射遅延や発射硬直はなく、旋回やジャンプなどを利用してばらまけば、高バランサーまで1発でよろけさせることができ、近距離戦でまとめてヒットさせれば相手を即ダウンさせられるなど、メイントリガ武装の射出後のカバーや連撃で斬られている味方のカットに向いたバルカン系武装の利点は本武装にも受け継がれています。
▼バルカン系武装としては射程の長い「60mmバルカン砲」

・格闘トリガ武装
「ビーム・サーベル」での3連撃が可能です。威力は12→25(20)→44(28.16)となっており、同カテゴリ同コストの「ローゼン・ズール」や「ガ・ゾウム(袖付き)」と同じダメージ配分となっています。
▼「ビーム・サーベル」の威力は射撃型カテゴリとしては高めです。

・どう運用する?

本機のAPは253(機動セッティング)〜279(旋回セッティング)〜328(装甲セッティング)となっており、同カテゴリ同コストの「ローゼン・ズール」と比較するとセッティングによる増減はありますが20程度低めとなっています。
その分、ダッシュ速度は「ローゼン・ズール」をわずかに上回り、持続時間はほぼ同じ、ジャンプ速度は本機の方が優っています。小ジャンプ硬直はほぼ同じチューニングとジオン軍射撃型では最高レベルの機動性を有しています。そのわりにブースト消費はそこまでピーキーな味付けにはなっていません。
タックルの威力はタックル威力は機動〜旋回までが30、歩行、ブースト、装甲セッティングが40。タックルセッティングが50です。
▼『戦場の絆』では定番のシールドによるタックル動作。
軽快な脚回りを使っての相対距離のコントロールがしやすいので、少人数戦でのアンチ役を十分こなしてくれるでしょう。6vs6以上の多人数戦では、APの少なさとコストとのバランスがちょっと気にはなりますが、そこはパイロットの腕の見せどころでもあります。
攻撃面では、射撃後のブーストやジャンプの再入力、「ハイ・ビーム・ライフル」の「短押し」と「長押し」の使い分けに慣れることが本機の運用においてまず体得してもらいたいところです。
FCS(射撃管制装置)の横幅は狭めなので、左右方向への置き撃ちはやりやすいですし、偏差射撃が苦手な人でも大きめのビーム弾を放つメイントリガ武装の「長押し」を使うことで、敵機が攻めてくるところへ置いておくように使えば、ヒットの確率を上げることができると感じました。
さらにサブトリガ武装と組み合わせて、牽制から味方のダメージの底上げやカットを的確にこなしつつ、被弾を避けつつ相手の硬直にメイントリガ武装を叩き込むといった、近距離戦型機体に近い軽快さと射程や威力面で優れる射撃型機体の武装性能を兼ね備えた運用が実現できそうです。
「ローゼン・ズール」、「ガ・ゾウム(袖付き)」と個性的なジオン軍コスト300の射撃型機体ラインナップに、オーソドックス+αの汎用性の高い機体が加わったといったところでしょうか。ステージや求められる役割に応じて武装とセッティングだけでなく機体を使い分けられる時代が来たのかもしれません。
地球連邦軍新機体「ナラティブガンダム B装備」のインプレッションも掲載中!
同時に先行支給されている地球連邦軍の新機体「ナラティブガンダム B装備」のインプレッションも掲載中です。ぜひご覧ください。
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