スティーブ・ジョブズが倒産寸前のAppleを救った「たった1つの製品」

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ジョブズが考えた、Appleを救うために必要な製品とは?


ジョブズは、Appleが生き残るためには何をすべきかを考えました。まず彼が行ったのは、肥大化した製品ラインナップを解消し、4台のコンピューターの開発に集中することでした。

当時最も需要のあったのは、コンシューマー用のデスクトップPCでした。しかしジョブズは「Appleが失敗した、同じようなデスクトップPCではなく、型破りな製品でなければならない」と考えます。

そこでジョブズは最も優秀な人材をプロジェクトに投入し、ハードウェアデザイナーのジョナサン・アイブに指揮を任せました。そして彼らが考えついたのが、箱から出して数分後で使えるオール・イン・ワンのコンピューター、後に「iMac」と呼ばれるものです。


当時の一般的なコンピューターは、モニターやアクセサリーを入れる箱と、タワー型のコンピューターを入れる箱の2つに分かれていました。そのため、そもそもiMacが1つの箱に収まること自体が、当時としてはかなり珍しいものでした。

実際Appleは、iMacのシンプルさをアピールするために、同スペックのHP Pavilionと比較し、いかに早く簡単にセットアップができるかをアピールする広告を出しています。さらにジョブズは、競合製品よりも優れた動作をさせるだけでなく、見た目の美しさにもこだわりました。


デザイナーのジョナサン・アイブは、iMacのデザインにまったく新しいアプローチをとりました。当時のPCメーカーは内部の複雑な内部を隠そうとしており、そのデザインは「ベージュ色の箱型PCに、ベージュ色の箱型モニター」という非常に地味なものが一般的でした。


しかしアイブは、iMacでは逆のアプローチをとります。まず、筐体をブルーの半透明にし、ユーザーが内部を直接見ることができるようにしたのです。さらに、ユーザーが簡単に持ち運べるよう「持ち手」を付けました。


これにより、ユーザーに近未来な印象を与え、かつ親しみやすいデザインが完成しました。後には斬新なデザインがゆえ、一般的な筐体に比べ約3倍の製造コストがかかることが判明しますが、ジョブズはこのデザインを採用することにこだわったそうです。

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