プーチンはすでに負けている。ロシアのウクライナ侵攻が「失敗する理由」をジョニー・ハリスが解説

ウクライナの強い抵抗とプーチン大統領の大誤算

ジョニー・ハリス氏が実際に現地のウクライナ人に士気を聞いたところ、「正直なところ、非常に高い」との答えが帰ってきました。ウクライナ軍には待機者がいるほどで、地域の防衛人員はすでに満員となっているそうです。


アメリカはウクライナのゼレンスキー大統領に、彼の安全のため亡命を提案しましたが、その返答は「必要なのは弾薬であって、乗り物ではない」というものでした。彼はキエフの中心部で動画を撮影し、自分は残り、戦うということを知らしめたのです。


とはいえ、プーチン大統領はまだ多くの土地を征服することはできるかもしれません。主要都市を占領し、傀儡政権を樹立し、ウクライナの新しい支配者になる可能性もあります。しかし、ジョニー・ハリス氏はそれでも、「すでにプーチンはこの戦争に負けている」と主張します。

これらはすべて、ウクライナ人に諦めてもらい、ロシアが実際に同盟を結びたい国であることを理解してもらうために行われているものです。また、ウクライナ軍が(ロシア視点での)正気を取り戻し、政府を乗っ取ってプーチンと交渉することを期待しているようなものです。

しかし今のプーチン大統領はウクライナ現政府を追い出し、親ロシアの傀儡政権を樹立するほかありません。そのためには、そのために何百億ドルもの費用がかかり、ロシアの経済破綻を起こしかねないほどの予算が必要になるでしょう。


プーチン大統領の計画の最大の打撃は、ウクライナの広大な面積です。ウクライナは巨大で、ロシアを除けば、ヨーロッパで最大の国です。もしもロシア周辺の地域が占領されても、ウクライナ人が集まってロシアに抵抗するだけのスペースは十分にあるのです。

一方、ロシア本国では、侵略を正当化するプーチン大統領の話が嘘だったことが広まりつつあります。そして危険を感じたロシアの大富豪、オリガルヒは国外に逃げていますが、そこでも資産凍結などの制裁を受けています。つまり、プーチン大統領に対する、ロシア国民や資産家の支持は急激に下がりつつあるのです。

結局のところ、プーチン大統領がこのまま進み続けても、欲しいものをすべて手に入れるというシナリオはありえません。それは、プーチンがこの侵略の根拠としたストーリーが完全に間違っていることが証明されてしまったからです。ウクライナが即座に降伏しなかった時点で、プーチン大統領は敗北していたといっていいでしょう。

対して、プーチン大統領の戦争は、西側諸国とNATOをかつてないほど結束させました。ソ連に対抗するために設立されたNATOは「対ロシア」という新しい目的意識を持ち、結集しつつあります。そしてウクライナは現在、NATO諸国から大量の支援と武器、資金、援助、難民支援を受けており、今後も西側につく可能性が高くなっているのです。


実際のところ、ロシア軍は思わぬ抵抗に苦戦しているようです。米メディア「The Gurdian」は「一部のロシア兵は命令の遂行を拒否しており、装備が貧弱で士気も低い」という英国政府通信本部の情報をとりあげています。

さらに、プーチン大統領は、ロシア軍がどの程度うまくいっているか、制裁がどの程度影響を及ぼしているかについて誤った情報を受け取っているとのこと。これは、プーチン大統領の側近が、彼に真実を伝えることを恐れているためだと見られています。

ロシアとウクライナは、4月1日金にオンライン和平協議を再開する予定。この協議でロシア侵攻が終わり、ウクライナに平和が訪れることを願うばかりです。

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