もし地球に「実在する小惑星」が落ちたらどんな被害が発生するのか?

[PR] 本ページで紹介しているECサイトやメーカーなどから購入実績などに基づいて手数料を受領する場合があります。

半径476kmの超巨大小惑星「ケレス」が地球に落ちたら?

まずは、天体観測史上初となる、太陽系外から飛来した「オウムアムア」を紹介します。長さは約400mで、素材は岩石、形状は葉巻型です。NASAによると「彗星と分類していますが、小惑星の特徴も持っている」との事です。


この天体は、2017年に4100万kmの距離で地球のそばを通りました。その時は衝撃を受けずに無事でしたが、もしも地球に落ちていれば、塵や破片が長時間大気中に留まり、地球は暗闇に覆われていたでしょう。

そして、太陽光に依存する人間や多くの動植物は生きていく事が出来なかったはずです。


「ベンヌ」と呼ばれる小惑星は、2182年の9月に1700分の1の確率で地球に落ちる可能性があるといわれています。この小惑星は0.5kmと比較的小さいですが、直径17mの「チェリャビンスク隕石」の衝突がどれほど大きなものだったかを考えると、決して侮れません。


ちなみに、ベンヌは6年ごとに地球に大接近します。その度、人類は不安に感じるのかもしれませんね。


次に、1994年に木星に衝突した大きさ1.5~2kmの「シューメーカー・レヴィ第9彗星」を紹介します。この彗星は木星の重力によって20個に割れ、衝突しました。この破片の衝突は非常に大きく原子爆弾の約3億個分の威力と匹敵したといわれています。

破片による噴煙は高く舞い上がり、大気は3万〜4万℃の灼熱地獄となってしまうでしょう。「シューメーカー・レヴィ第9彗星」がもし、地球に落ちていたら間違いなく人類にとって大きな被害を及ぼしていたはずです。


最後に、準惑星に分類されるほど大きな小惑星である「ケレス」を紹介します。ケレスの半径は476kmもあり、小惑星帯の全質量の25%を占めます。これは小惑星帯の中で最も大きな天体であり、「チクシュルブ小惑星」の60倍以上に匹敵します。


まず「ケレス」が接近すると、その大きさだけで太陽の光が遮られます。そして「ケレス」が地球に衝突したら、地球の地殻は10kmも削られ、極超音速の衝撃波が地球全体に波及します。

そして進路上にあるすべてのものが燃え、平らになります。地球は火と溶けたマグマで輝く惑星となり、当然、誰も生き残れないでしょう。


もし奇跡的に、秘密の地下シェルターで生き延びる事が出来たとしても、大気中のすすで太陽の光は遮断され核の冬のようになります。人類は隕石が落ちても生き続けられるように地下の生活に慣れておく必要があるかもしれません。

記事を最初から読む

1 2
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

新着記事

マックスむらいの最新ドッキリ動画

目次