レーザーを使ってiPhoneを修理するときの注意点とは?
背面ガラスを外しても、iPhoneは動作しています。そして、今度は新しいガラスを取り付けます。iPhoneの背面ガラスを選ぶとなると、いくつかポイントがあります。
1つ目のポイントは、Appleのロゴ付き、またはロゴなしを選ぶ必要があるということです。Appleは、Apple以外での修理を推奨していません。
また、サードパーティのメーカーも、著作権の問題があるためAppleのロゴが無い背面ガラスも販売しています。これで、事実上の脱ブランドと言えるでしょう。
2つ目のポイントは、ガラスのカットアウトです。つまり、カメラレンズの溶接を外し、ガラスを置き、カメラレンズを接着剤で固定しなければならないということです。ただ、これでは、修理が難しくなります。
そこで、カメラレンズの上に乗せられるような大きさの切り欠きがあり、フレームの内側にぴったりと収まる背面ガラスを購入することをお勧めします。これを使えば修理はより簡単になります。そして誰も修理したことに気が付かないはずです。
本体と背面ガラスを接着するためによく使用されているのは「E-8000」という接着剤です。これは、ガラスと金属を引っ付けるためのゼリー状の接着剤です。
これをAppleが元々塗っていたように背面に塗ります。そして、電話の周りに薄く接着剤を塗り、背面ガラスを貼り付けます。
そうすると、側面から接着剤が漏れ出してきます。ただ、iPhoneには耐水性があるので問題はありません。
そして、接着剤が硬化する約4〜10分前に、アルコールでガラスの下から漏れ出した接着剤を拭き取りましょう。接着剤が固まる前であれば、拭き取ることは難しくありません。
ただ、背面を自分で貼り直した場合、耐水性能はどうなのでしょうか。
Appleが元々塗っていたのと同じパターンで接着剤を塗ったとはいえ、耐水性能は信用できません。どちらにしても、iPhoneを水に近づけない方がいいと思います。
このレーザーマシンを使う際に注意するべきことは、背面ガラスに多くの亀裂などが入っていると、レーザー焼却が上手く機能しないということです。なぜなら、ガラスが割れているとレーザーが屈折し、接着剤にレーザーが当たらないからです。
つまり、背面のヒビが少ないほど、この機械は働きやすいということです。
いずれにせよ、この機械によって、修理はより実用的なレベルになりました。そして、背面ガラスは、1枚20ドル(約3,000円)ほどです。
もちろん、2,000ドル(約27万円)の機械を買う必要がありますが、定期的にたくさんの修理をしている修理会社にとっては、かなりの業務改善となります。
「JerryRigEverything」は、この技術の方向性を高く評価しています。
この修理は普通の分解修理よりも少し複雑で、かなり高価な機材が必要です。しかし、Appleよりもずっと安く修理することができます。これは、新たな修理の選択肢の一つになるはずです。
「JerryRigEverything」は、簡単に操作できるこのレーザーが、世の中に普及するのではないかと考えています。また、すべての技術と同様に、時間が進むにつれて、価格もダウンしていくでしょう。