8歳少年が発見した〝賢すぎるハチ〟の行動と〝利用されるアリ〟の関係

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実は、このような生物や植物との不思議な相互関係は虫こぶ以外にも存在します。それは、植物が種子に「エライオソーム」と呼ばれる栄養な突起物をつけて、種子を地面に落としアリに運ばせる種子散布です。この現象は100年以上前に初めて記録され、植物と昆虫の相互作用の一例として生物学の学生によく教えられています。



研究チームは、カペロとエライオソームの化学成分を分析して比較してみました。その結果、どちらもアリが好む脂肪酸を大量に含んでおり、昆虫の死骸に含まれる化学物質に類似していることがわかりました。おそらく、カペロとエライオソームはアリに運ばれるように進化したのでしょう。

このシステムがどのようにして生まれたのか、どちらが先に進化したのか、まだわかっていません。しかし、研究チームは虫こぶとアリの関係が自然界では一般的だと考えています。なぜなら、アリに種子を運ばせる植物はごく一部に過ぎませんが、虫こぶは豊富に存在するからです。かつては動物の飼料として虫こぶが利用されていたこともあるほどです。

しかし、ヒューゴ君はアリを観察するなかで「ありふれた虫こぶ」との不思議な関係に気づき、新たな相互作用を発見につながることとなったのです。


*Category:テクノロジー Technology *Source:zmescience,discoverwildlife,wikipedia

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