eスポーツという単語が一般的になるにつれ、さまざまなイベントが国内外で行われるようになっています。
「有名どころのeスポーツイベントが知りたい」
「どんな企業が運営してるの?」
こんな疑問を持っている方もいると思います。
そこで本記事では、eスポーツの国内外における主要なイベントと、eスポーツイベントを企画・運営している企業をご紹介。
大小問わずさまざまなイベントがある中で、特に有名なものを記載しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
eスポーツの主要なイベント8選
eスポーツの国内外における主要なイベントを8つ解説します。
内容は下記の通りです。
- 東京eスポーツフェスタ
- GATE
- 全国都道府県対抗eスポーツ選手権
- RAGE
- STAGE:0
- World Cyber Games(WCG)
- Evolution Championship Series(EVO)
- World Electronic Sports Games(WES)
大会だけでなく、eスポーツ全般に関連するイベントもありますので、興味があるモノがあれば参加してみるのも良いでしょう。
東京eスポーツフェスタ
「東京eスポーツフェスタ」は、大会や出店事業者の展示会、セミナーなどが一挙に集まる大規模eスポーツイベントです。
2020年から毎年開催されており、YouTubeとニコニコ生放送によるネット配信がメインとなります。
2022年は大会や展覧会が東京ビックサイトで行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの影響によりオンラインのみでの開催。
各配信がタイムテーブルに沿って行われ、見たいところだけ配信を見ていく形式です。
- eBASEBALLプロ野球スピリッツ2021
- ぷよぷよeスポーツ
- モンスターストライク…など
GATE
「GATE」は、2022年2月18日から3日間に渡って福岡で開催された大規模eスポーツイベントです。
ヒルトン福岡シーホークを会場として、実際に持ち込み機材でゲームをプレイする企画や、競技大会、協賛企業の出展ブースなどが設けられています。
メインステージの様子はTwitchでも配信され、eスポーツの大会やゲストのトークセッションなどが放送されます。
福岡eスポーツ協会が運営し、地域と連携したイベントとなっており、第2回の開催も期待できます。
- Virtua Fighter
- KOF15…など
全国都道府県対抗eスポーツ選手権
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」は、一般社団法人日本eスポーツ連合などが運営するeスポーツの全国大会です。
全国各地で予選大会が行われ、予選を勝ち抜いた各都道府県の代表選手によって決勝トーナメントが行われます。
2019年より開始し、2020年以降は新型コロナウィルスの影響でオンラインになりつつも毎年開催。
参加できる年齢に制限がある「高校生の部」や「小学生の部」などに分かれている競技種目もあります。
- eFootball
- ぷよぷよeスポーツ
- パズドラ…など
RAGE
「RAGE」は、株式会社CyberZ・エイベックス・エンタテインメント株式会社・株式会社テレビ朝日の3社が共同で運営するeスポーツ大会です。
幕張メッセで行われた大規模大会「RAGE2019」や、競技種目を絞った「RAGE Shadowverse」など、さまざまな形式で行われるのが特徴。
さらに国際大会の「RAGE ASIA 2020」といった世界規模の大会も開催されており、国内最大級のeスポーツ大会となっています。
- Shadowverse
- Apex Legends
- 荒野行動…など
STAGE:0
「STAGE:0」は高校生のみが参加できる大規模eスポーツ大会です。
各校でチームを組んで全国優勝を目指して戦います。
高校生向けのeスポーツ大会はこちらと「全国高校eスポーツ選手権」が2大大会となっており、全国の高校生が参加するのが特徴。
同じ高校であればeスポーツ部に所属していなくてもエントリーできるので、気の合う仲間と参加してみても良いでしょう。
- フォートナイト
- リーグ・オブ・レジェンド
- クラッシュロワイヤル
- フォールガイズ
World Cyber Games(WCG)
「World Cyber Games(ワールドサイバーゲームズ)」、通称WCGは世界的なeスポーツ大会で、eスポーツのオリンピックとも呼ばれています。
賞金以外にも、金メダル・銀メダル・銅メダルというように、実際のオリンピックのようにメダルで表彰されるのが特徴。
2000年に韓国で開催されて以来2014年まで毎年行われ、その後2017に復活して現在に至ります。
2020年のオンライン開催を最後に、現在は開催されておらず、コロナ収束と共に復活が待ち望まれている状態です。
- Dota 2
- Warcraft III
- クラッシュロワイヤル…など
Evolution Championship Series(EVO)
「Evolution Championship Series(エボリューション・チャンピオンシップ・シリーズ)」、通称EVOは世界最大級の格闘ゲーム大会です。
日本のプロeスポーツ選手として有名な梅原大吾選手なども優勝経験があります。
歴史は古く1995年から始まり、2020・2021年はオンラインで行われましたが、2022年は3年ぶりにオフライン開催が予定されています。
- ストリートファイターV チャンピオンエディション
- 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
- 鉄拳7…など
World Electronic Sports Games(WES)
「World Electronic Sports Games(ワールド・エレクトロニック・スポーツ・ゲームス」、通称WESGは中国の大企業「アリババ」の子会社が2016年より開催しているeスポーツの国際大会です。
日本でも予選が行われ、賞金総額が550万ドル(5億円以上)を超える大規模な大会となっています。
- Counter-Strike: Global Offensive
- StarCraft II
- eFootball ウイニングイレブン 2020…など
また、eスポーツの代表的な大会は下記ページでも詳しく紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。
eスポーツの代表的な大会を一覧で紹介!高校生が参加可能な大会もeスポーツのイベントの企画・制作・運営をしている会社
eスポーツイベントの企画・制作・運営をしている会社を6社ご紹介します。
内容は下記の通りです。
- 一般社団法人日本eスポーツ連合
- 株式会社JCG
- 凸版印刷株式会社
- 株式会社NTTe-Sports
- 株式会社CyberZ
- Cygames
いずれも数々のeスポーツイベント・大会の運営実績があるため、eスポーツについて検索するとよく一緒に見かける会社名です。
大手企業が参画しているパターンも多く、eスポーツ事業の規模の大きさが分かります。
一般社団法人日本eスポーツ連合
「日本eスポーツ連合」はeスポーツの普及を目的とする団体で、eスポーツイベント・大会の運営やeスポーツに関わる調査などの活動を行っています。
日本国内におけるプロライセンスの発行も担っており、eスポーツ選手に対する育成や支援も業務内容のひとつ。
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」の開催をはじめ、多くの大会を運営・協賛しているため、大会やイベントで名前を見かけることが特に多い団体となっています。
株式会社JCG
「株式会社JCG」は、eスポーツイベントの企画・運営などを行う企業です。
また、eスポーツ大会におけるオンラインプラットフォームの提供なども行っており、eスポーツコミュニティの拡大とeスポーツインフラを支えることを目指しているようです。
Pokémon UNITE(ポケモンユナイト)』初の公式オンライン大会を開催するなど、多数の種目で大会を運営した実績を持っています。
凸版印刷株式会社
「凸版印刷株式会社」は日本2大印刷会社で、「株式会社サイバー・コミュニケーションズ」と共にeスポーツ事業にも取り組んでいます。
社会人eスポーツリーグ「AFTER 6 LEAGUE」を設立し、運営を行っており、eスポーツ業界の発展にも力を入れているのが特徴。
さらに社内の福利厚生としてeスポーツを推進しており、社内eスポーツ大会として「TOPPAN eSPORTS FESTIVAL」を開催しました。
株式会社NTTe-Sports
「株式会社NTTe-Sports」は、NTTグループの中でeスポーツに特化した企業となっています。
eスポーツの企業対抗戦を開催したり、秋葉原UDX内にeスポーツ施設「eXeField Akiba(エグゼフィールド アキバ)」を開業するなど手広く事業を展開。
他にも教育施設として「eスポーツ高等学院」を開校したり、国内最大級のアーケードeスポーツイベント「闘神祭」の運営も行っています。
株式会社CyberZ
「株式会社CyberZ」は、サイバーエージェントの子会社でスマホ向けのインターネット広告事業を手掛ける企業です。
eスポーツ事業にも手を広げており、エイベックスと共にeスポーツの大規模大会「RAGE」を共同運営。
他にも「OPENREC.tv」という、プレイ動画の共有可能なライブ配信プラットフォームの運営も行っており、解像度が高く投げ銭機能も付いた高機能な配信サービスが特徴です。
Cygames
「株式会社Cygames」はスマホ向けゲームアプリの企画・開発・運営が主な事業です。
一方で、近年ではeスポーツ事業にも積極的に取り組んでいます。
「グランブルーファンタジー ヴァーサス」や「Shadowverse(シャドウバース)」など、自社が開発に携わっているゲームの大会も開催。
特に、Shadowverseは賞金1億1千万円に上ったこともあり、話題を呼びました。
まとめ
eスポーツのイベントは日本国内に留まらず、世界各国にて大小さまざまな規模で行われています。
国内だけでも大規模イベントは多数開催されており、世界規模の大会ともなればプロも参加するなどレベルも高め。
一方で、高校生向けの大会や誰でも楽しく参加できるイベントも多数あるので、まずは試しに参加してみてはいかがでしょうか。
運営会社は誰もが一度は耳にしたことのある大企業が携わっていることも珍しくなく、eスポーツ市場の発展が伺えるラインナップとなっています。
eスポーツは競技なので、よくプレイするタイトルがある方は、ぜひイベントに参加して腕試しをしてみてください。