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【モンスターハンターストーリーズ2~破滅の翼~】プレイレビュー。 面白い点や作品評価を徹底紹介!

モンスターハンターストーリーズ2~破滅の翼~とは
モンスターハンターストーリーズ2~破滅の翼~は、CAPCOMから2021年7月9日に発売されたNintendo Switch、Steam向けRPG。
本家モンスターハンターシリーズでは、狩りの対象となるモンスターたちと絆を結んでオトモンとし、世界に起こる異変の解明と解決に挑むライダーと呼ばれる存在が主役のRPG作品です。
モンスターハンターストーリーズ2~破滅の翼~ トレーラー
本作は、モンスターハンター世界のモンスターたちを仲間として、彼らの力を借りて生活しているライダーが主役の物語。
新米ライダーとなった主人公は、祖父・レドの形見である絆石(モンスターと絆を繋ぐライダーの道具)と彼のオトモンだった護りレウスの卵を竜人の少女エナから託され、彼女や旅先の人々に力を借りながら、一人前のライダーを目指して、破滅の翼の伝説と世界の異変に立ち向かっていきます。
主要キャラクターたちを紹介
主人公
ライダー・レドの孫であり、ハコロ島にあるマハナ村の新米ライダー。護りレウスが竜人の少女エナに託した卵と祖父の形見である絆石を受け継ぎ、道半ばで散った彼に代わって、破滅の翼の伝説を追いながら、異常現象の解明と解決に挑む。
レド(CV:仲野裕)
作中では故人。長年、各地で起こる異常現象の調査の為に旅をしていた。彼と交友のあった竜人族キャラクターの回想を通し、若かりし頃のエピソードや死の直前の様子までが描かれる。オトモンは護りレウス。
エナ(CV:黒沢ともよ)
竜人の少女。レドを知るキャラクターとして登場し、彼の死を目撃した人物の一人。ハコロ島の護りレウスに会いにきていたところ、凶暴化したアンジャナフの襲撃に巻き込まれ、レドの絆石と護りレウスの卵を主人公に託して、ともに冒険することになる。
ナビル―(CV:M・A・O)
一見変わった風貌のアイルー。世界を旅する放浪者で交友関係が広く、またライダーとオトモンの関係についても非常に理解がある。主人公たちを導くナビゲーター役。ドーナツが好物。
カイル(CV:寺島惇太)
主人公たちを追う若手ハンター。ライダーとモンスターの共存を信じず、ハコロ島から卵を持って逃げ出した主人公たちを追う。破滅の翼をもつリオレウスを危険視し、あくまで匿おうとする主人公たちと衝突する。弓使い。
本作はこんな人にオススメ!
- モンスターハンターシリーズが好きな人
- コマンドバトルRPGが好きな人
- 育成や対戦要素のあるゲームが好きな人
- 長く遊べるゲームを探している人
- アクションは苦手だけど、モンハンに触れてみたいという人
モンスターハンターストーリーズ2~破滅の翼~の魅力
王道ながら、感動のストーリー
本作のストーリーはまさに王道。細かく伏線が散りばめられた壮大なストーリー、といったようなことはありませんが、人とモンスター、そして人と人の絆をテーマに描いた心温まる物語が丁寧に描写されています。さらに美麗なグラフィックのムービーは、アニメを観ている感覚で世界に没入できます。
「この旅で知る、モンハンの世界がある。」というキャッチコピーに、偽りなしです。
登場モンスターは200種以上!
モンスターハンターの新作が発表されるたびに注目されるのが「今回はどんなモンスターが登場するのか?」ということ。
本家では『モンスターハンターXX』の129種(MHFは除く)が歴代の最多登場記録ですが、本作はオトモンとして仲間にできるだけでも141種。オトモンにはできないモンスターを含めると217種も登場。さらにモンスターは今後のアップデートで増えることも発表されています。
充実のやり込み要素
モンスターハンターといえば、なんといっても豊富なクエスト数。
本作も同じく、クエストの数は非常に充実しています。
ストーリー進行に必須の依頼以外にも、村人や掲示板から受注できるサブクエストが多数あるうえ、図鑑埋めや、モンスター育成要素である遺伝子集め、強敵の待つダンジョンへの挑戦、果てはオンライン対戦までできるので、やることには事欠きません。遺伝子を継承すれば、雷ブレスを吐くナルガクルガなんてこともできたり。
本家ではありえないモンスターでも、本作なら自分の手で育てられるのが魅力的。ライターがお試しで育てた炎・氷・雷の三属性を撃ち分けるレイギエナ。
オンラインに繋いで全国のプレイヤーと対戦することもできるので、強い遺伝子をたくさん盛った自分だけのオトモンを育てて、腕を競うこともできますよ。
ド派手な絆技演出
戦闘中、オトモンの絆が最大になると、ライドと呼ばれる乗り状態に移行。その状態で放つことができる大技が絆技です。
モンスターごとに特徴を反映させた演出は見ているだけでも楽しいですし、中にはコミカルな絆技もあって興味がなかったモンスターも旅をしているうちに愛着が沸いてしまったり。コミカル絆技代表イャンクック。好物クンチュウをほうばってこの表情。
ジャングルから飛び出す、MHWを彷彿とさせるアンジャナフの演出。
考えて立ち回る戦闘
戦闘は、パワー・スピード・テクニックの3すくみで進行。
相手の行動傾向を予測し、それに勝てるすくみを選択することで有利を取り、ダメージを与えていきます。また自分と味方の行動が同じだとダブルアクションというコンボが発生。
すくみに勝つだけでは、ダメージを完全に0にはできませんが、ダブルアクションであれば相手にのみダメージを与えられるなど考えられた戦闘システムとなっています。
相手モンスターの行動も、飛び上がったり、怒り状態になることで一定で変化し、単調に同じ行動を繰り返せば倒せるわけではないのも面白いです。
ライドアクションが便利で楽しい
ライドアクションとは、フィールドや巣穴でモンスターに乗ってできる特別なアクションのこと。離れた岩場へ移動するジャンプや、道をふさぐ岩を砕く岩砕き、垂れ下がるツタをのぼるツタ上りなど、モンスターによってできるアクションの内容は様々。
そして特に楽しいのが、飛竜種や古龍種でできるライドアクション、飛行。飛竜レイギエナに乗って。MHWから登場した時から乗ってみたかった。
広大なフィールドは徒歩移動はもちろん、地上モンスターに乗っての移動でも時間がかかる上に目的地が少々分かりにくいもの。でも飛行であれば全体を見渡しつつ、障害物にも引っかからないので、目的地が格段に目指しやすいのも利点です。
不満点・残念ポイント
戦闘が長引きやすい
これは強敵の大型モンスターであれば、「手に汗握る戦いでいいじゃない」と感じるのですが、本家なら一瞬で倒せてしまうようなモンスター(ランポス、クンチュウなど)でも、一掃攻撃ができないレベルでは1戦2~5分かかってしまいます。
ただ、戦闘時間は3倍速まで調節できますし、ランダムエンカウントではなく、モンスターは全てフィールド上で見ることができるので、急がず注意して移動すれば、回避することも十分可能です。
武器種が少ない
本家では14種類ある武器種ですが、本作では絞られて6種のみ。
特に人気武器である太刀は本作に登場していないので、その点で残念に感じることもあるかもしれません。
道を塞がれる場合がある
大型体躯のモンスターが狭い通路に陣取って、先に進みたいのに中々進ませてくれない…という状況がたまに起こります。解決策としてはその場から移動するのを少し待つ、あるいはエンカウントして逃げるだけなのですが、通信プレイでは逃げられない為、無理に突っ切ろうと通る際には注意が必要です。奥の道に進みたいが、ゲネル・セルタスがいて進めないという状況。
ライズからの登場モンスターはほぼいない
現在のところ、7月15日にアップデートで追加されたガルクが最新作『モンスターハンターライズ』からの唯一の参加モンスターになっています。
ライズからたくさんモンスターを出してほしい、というのはワガママかもしれませんが、主役モンスター・マガイマガドなどだけでも今後追加されるとさらに盛り上がりそうですね!
『モンスターハンターストーリーズ2~破滅の翼~』基本情報
ジャンル | RPG |
プレイ人数 | 1人(通信プレイ4人まで) |
対応ハード | Nintedo Switch PC(Steam) |
発売日 | 2021年7月9日(金) |
価格 | パッケージ版 7,689円(税込) ダウンロード版 6,990円(税込) デラックスキット 7,990円(税込) |