年2兆円超を稼ぐマクドナルドの裏の顔。知られざるビジネスモデルとは?

[PR] 本ページで紹介しているECサイトやメーカーなどから購入実績などに基づいて手数料を受領する場合があります。

なぜフランチャイジーは、条件の厳しいマクドナルドと契約するのか?

なぜ、フランチャイジーがそれでもマクドナルドと契約するのか、それは、非常に安全な投資だと考えられているからです。このモデルの利点は、成功の確率が比較的高いことです。


マクドナルドは規定が非常に厳しいからこそ、堅実な投資ができるのです。加盟店になるためには高い基準をクリアしなければならず、厳しい規定によりオーナーは店舗をほとんど自分でコントロールできません。しかし、これらはリスクを減らすことにもつながります。

例えば、マクドナルドは「ハンバーガー大学」と呼ばれる社内システムで加盟店を教育し、経営者に必要な技術や知識を教育しています。これにより店舗オーナーは、経営の知識と自身をもち、条件の良い場所で顧客の基準を満たしていることを確信し、店舗経営をすることができるのです。


不動産で稼ぐことによるマクドナルドのメリット


マクドナルドにとって、不動産を所有することのメリットは、単に収入源が増えるということだけではありません。マクドナルドにとって不動産は単なる収益源の追加ではなく、同社はまったく別のビジネスモデルといっても過言ではないのです。

マクドナルドのビジネスモデルの最大のメリットは、不動産価格が長期的に安定していることです。例えば今回のようなコロナ渦のような事態になっても、収益激減のリスクはほぼありません。フランチャイジーは、売上に関係なく最低額の家賃を支払う契約になっているからです。


これらのことは、マクドナルドのフランチャイズ店舗の増加し、直営店舗がやや減少傾向になったことからもわかります。どちらかというと、マクドナルドはファストフード産業からは撤退しつつあるのです。

しかし、これには当然疑問が生まれます。マクドナルドがなぜ不動産の保有を別の会社に分割しないのか、という点です。そうすれば、ファストフードや消費者の嗜好の変化に左右されない、非常に安定した、動産投資信託ができあがるはずです。

実は2015年、ある投資家グループがまさにこのアイデアを提案しました。しかし、マクドナルドはこの案を却下しています。同社は、このハンバーガー屋と一体となった新しい不動産モデルこそが同社のユニークな点であり、この優れた効率性が2つの事業を両方を実現している、と考えたのだそうです。

1 2
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

新着記事

マックスむらいの最新ドッキリ動画

目次