30代でCEOスティーブ・ジョブズが経験した「成功と挫折」から現代のビジネスパーソンが学ぶべきこと

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30代のジョブズの偉業と失敗【2】:ジョブズがAppleに戻るまで「NeXT」時代に積んだ経験


1985年にアップルを退社した後、ジョブズは700万ドルでNeXT社を設立しました。しかし、1年後には資金が底をつき、製品の目処も立たないままベンチャーキャピタルを探すこととなります。

このとき、彼に救いの手を差し伸べたのが億万長者のロス・ペローです。NeXTの事業は彼の関心を引き、会社は多額の投資の投資を受けることができました。

NeXT時代、ジョブズは「NeXTcube」などに代表されるように、デザインを非常に重視した製品を開発する傾向にありました。 NeXTは他にも、「NeXTコンピューター」や「NeXTワークステーション」を発売しています。

しかし、こだわりゆえの高額な価格設定は「教育機関」というターゲット層とマッチせず、苦戦を強いられます。例えば、「NeXTワークステーション」の価格設定は9,999ドルという脅威的なものでした。


ジョブズも負けじと、Machカーネル、デジタルシグナルプロセッサチップ、内蔵イーサネットポートなどの革新的な新技術を強調し、金融、科学、学術界にNeXT製品を売り込みます。が、デザイン重視の戦略は会社にかなりの負担をかけ、最終的にNeXTはハードウェア開発からの撤退を余儀なくされてしまいました。

これらのコンピュータは、総出荷台数が約5万台と比較的少ない販売数に終わっています。しかし、オブジェクト指向のプログラミングやグラフィック重視のUIは、その後のコンピューターの発展に大きな影響を及ぼしました。

NeXTコンピュータのユーザーとして知られている一人が、イギリスのコンピュータ科学者ティム・バーナーズ=リーです。彼はNeXTコンピュータを利用し、1990年にスイスのCERNで、現在のインターネットの起訴であるワールド・ワイド・ウェブを発表しました。

NeXTは1997年にAppleに買収され、スティーブ・ジョブズはApple CEOに返り咲くこととなります。なお、NeXTのアプリ開発フレームワーク「WebObjects」はAppleストア、MobileMeサービス、iTunesストアの構築と運営に使用されました。


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