ゲーミングPCを購入するうえで、ストレージ容量に悩む人は多いです。
どのくらい容量があれば足りるかがわからずに購入してしまい、実際に使う容量よりも多い・少ないケースは多々あります。
結論として、ゲーミングPCに搭載するストレージ容量は512GBがおすすめです。近年では主流の容量となっており、取り扱いも多くなっています。
この記事ではなぜ512GBがおすすめなのかと併せて、ストレージの種類や実際に消費する要領について解説しています。ぜひ参考にしてください。
- ゲーミングPCのストレージはSSD 512GBがおすすめ
- 利用用途によってはもうすこし多くても問題はない
- ゲームにしか使用しないのであれば後から拡張を考えればOK
なおゲーミングPCのおすすめについては以下の記事で詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。
![【2022最新】ゲーミングPCのおすすめを紹介!しっかり選んで快適なゲーム環境を!](https://www.appbank.net/gamingpc/wp-content/uploads/2021/09/スクリーンショット-2021-09-14-16.57.32-160x160.png)
結論:ゲーミングPCのストレージはSSD512GB(500GB)がおすすめ
結論として、ゲーミングPCに搭載するストレージは「SSD 512GB」がおすすめです。
一部足りなくなる場合もありますが、基本的には内蔵ストレージを拡張する必要はないでしょう。
PCのデータはクラウドサービスでの管理や外付けHDDでの管理など、さまざまな保存方法があります。
そのため、最初からコストをかけてストレージを大きくするよりも、後から必要に応じてストレージを増やせば問題ありません。
ゲーミングPCのストレージの種類
ゲーミングPCに搭載されることの多いストレージは、主に以下の3つとなります。
各ストレージの価格や特徴について、下記の表に比較内容をまとめました。
HDD | SSD | M.2 SSD | |
価格 | 1TB:5,000円前後 2TB:7,000円前後 | 1TB:10,000円前後 2TB:20,000円前後 | 1TB:15,000円前後 2TB:30,000円前後 |
転送速度 | 遅い | 速い | 速い |
大きさ | 3種類の中で一番大きい | 小型かつ軽量 | SSDよりも小型かつ軽量 |
耐久性 | 衝撃や振動に弱い | 衝撃や振動に強い | 発熱しやすい |
上記をもとに、それぞれの詳細を見ていきましょう。
HDD
HDDは、一昔前に主流だったストレージです。近年のゲーミングPCに搭載されることは減ってきましたが、それでもまだまだ活用の場面はあります。
HDDは価格が安く、大容量のストレージを必要とする場面におすすめです。2TBでも7,000円程度で購入でき、一気にストレージを拡張できます。
ただし、後述するSSDやM.2 SSDを比較すると転送速度が遅いため、ゲームのロードやソフトの起動には向かないストレージの種類といえるでしょう。
SSD
SSDは、HDDよりも小型かつ軽量でありながら、転送速度が速いのが特徴のストレージです。
HDDよりも価格は高く、倍近い値段になることもあります。しかし、性能を見れば決してコスパが悪いわけではありません。
衝撃にも強いため、万が一PCにものがぶつかったり転倒してしまったりしても、データ消失の心配はほぼないでしょう。
ゲームのロードや読み込みを早くしたい、ソフト起動時のストレスを軽減したい人におすすめのストレージです。
M.2 SSD
M.2 SSDは、マザーボードに直接取り付けて使うタイプのストレージです。
3種類の中でもっとも小型でありながら、最速の転送速度を誇るため、ミドルスペック以上のゲーミングPCに搭載されることが増えています。
性能が高い分価格も高いですが、スペックによって金額は大きく変動するため、どの程度のスペックが必要かは吟味しましょう。
また、発熱しやすいデメリットも持っているため、ヒートシンクでの熱対策が一般的となっています。
ゲーミングPCが使用するストレージ容量
ゲーミングPCが使用するストレージ容量について、代表的な3つの例を紹介します。
それぞれどのくらいストレージ容量を必要とするのか、内容を見ていきましょう。
タイトル別のゲーム容量
PCゲームの中でも特に人気の高い6タイトルについて、必要なストレージ容量をまとめました。
- サイバーパンク2077:70GB以上
- オーバーウォッチ:30GB以上
- APEX:22GB以上
- COD Warzone:175GB以上
- PUBG:30GB以上
- フォートナイト:150GB以上
上記を見てもわかるように、ゲームタイトルによって必要ストレージはピンキリです。
数十GBしか消費しないのであればそこまで問題はありません。
しかし、フォートナイトやCOD Warzoneのように150GB以上のストレージを必要とする場合は、SSD 512GBでは足りなくなる可能性を覚えておきましょう。
OSで使用するストレージ容量
ゲーミングPCには、基本的にOSであるWindowsがインストールされています。
Windowsには32ビット版と64ビット版があり、それぞれ必要になるストレージは以下の通りです。
- 32ビット版:16GB
- 64ビット版:26GB
いずれもそこまで圧迫する容量ではないものの、PCの動作にOSは必要になります。
基本的に削除できないものと認識したうえで、ストレージを管理しましょう。
アプリケーションで使用するストレージ容量
アプリケーションソフトにも、それぞれ必要な容量が決められています。
今回は動画編集や画像編集によく使う「Adobe製品」の必要容量を下記にまとめました。
- Adobe Photoshop:16GB以上の空き容量を推奨
- Adobe Illustrator:2GB以上の空き容量を推奨
- Adobe Premiere Pro:8GB以上の空き容量を推奨
推奨される空き容量がなければ、ソフト自体がインストールできない可能性もあります。
各種ソフトをインストールするときは、空き容量に余裕をもっておくようにしましょう。
動画編集をする場合はssd2つやhddとの使い分けも必要
動画編集をするのであれば、ストレージを2つ以上使い分けるのがおすすめです。
SSD2つが理想ですが、予算の関係で難しければSSD+HDDで使い分けても問題ありません。
使い分けの方法としては、以下のようになります。
- 動画編集ソフトを起動するためのSSD
- 編集後の動画を保存するためのSSD or HDD
なお、動画は数あるデータの中でも容量が大きい部類に入ります。そのため、動画保存に使うストレージは可能な限り大容量のものがおすすめです。
実際、多くの動画配信者はSSDとHDDをハイブリッドで使っているケースも多くなっています。
ゲーミングPCのストレージが容量不足になった時の対処方法
ゲーミングPCを使っていてストレージが足りなくなってしまった場合は、以下3つの対処法を試してみましょう。
ここからはそれぞれの対処法について、詳しく解説していきます。
外付けhddを使用する
比較的安価にストレージを増やせる方法としておすすめなのが、外付けHDDを使用する方法です。
外付けHDDは特別な知識がなくとも接続できるため、PCの設定が苦手な人にもおすすめといえるでしょう。
外付けHDDは接続が簡単かつ安価で入手できるというメリットがある反面、スペースが必要になるのはデメリットとしてあげられます。
コンパクトなモデルも発売されていますので、自身のスペースと相談しながら購入する商品を選んでください。
クラウドストレージを利用する
クラウドストレージを利用すれば、万が一PCが故障してデータのバックアップが取れていない場合でも安心です。
ゲームデータの保存は難しいかもしれませんが、そのほかの画像や動画、音楽といったファイルはクラウドストレージに保存できます。
代表的なものには「Dropbox」や「Google Drive」があげられ、それぞれ無料のプランが用意されているクラウドストレージです。
パソコンのストレージとうまく組み合わせて、データの管理に取り組みましょう。
ssdを増設する
転送速度の速さを重視するのであれば、SSDの増設がおすすめです。
SSDはHDDと比較すると価格が高いですが、その分ゲームやアプリケーションを保存・起動するのに向いています。
ゲームのロード時間も速いため、PCゲームをメインとする人に最適の選択肢といえるでしょう。
逆にいえば、動画編集用のストレージ拡張をするのであれば、SSDの性能を活かしきれません。
まとめ:ゲーミングPCのストレージはSSD512GB(500GB)で十分
今回はゲーミングPCのストレージについて、種類や必要な容量について解説してきました。
ゲーミングPCのストレージは利用用途に合わせるのが重要です。特に動画編集や画像編集に使う場合には、より多くのストレージが必要になります。
逆にいうと、ゲームにしか使用しない場合はSSD 512GBの容量があれば困りません。
この記事で紹介した内容をもとに、ぜひ自分に合ったストレージ容量を搭載したゲーミングPCを購入してください。