Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)によると、アメリカでは旧 iPhone から iPhone 5s/5c に買い替えるユーザーが iPhone 5 発売時に比べて増えました。
一方で iPhone 5 から iPhone 5s/5c に買い替えた割合は、昨年に iPhone 4s から iPhone 5 に買い替えた人の割合よりも減っています。
これらの数値はいったい何を意味しているのでしょうか?
今回 CIRP が行った調査では、アメリカ国内で9月20日以降に iPhone 5s/5c を購入した400人が対象となりました。
以下は CIRP が調査結果をまとめたグラフです。
(Mac Rumors より)
すでに iPhone を持っているユーザーが iPhone 5s/5c に買い替える割合は 65%。昨年の iPhone 5 発売時は 55% だったので増加しています。
一方で iPhone 5 から iPhone 5s/5c に買い替えたユーザーは 6% と、昨年の iPhone 4s から iPhone 5 に買い替えたユーザーの割合(12%)の半分です。
iPhone 6を待っている?
Mac Rumors は、iPhone 5 から iPhone 5s/5c に買い替えるユーザーが少ない原因として、以下の2点を挙げています。
第一に iPhone 5c は iPhone 5 とほぼ同じ仕様である点、そして第二に iPhone 5s は在庫不足に悩んでいる点です。
もう1つ考えられるのは、iPhone 6 を待っている可能性です。
iPhone は2年ごとにデザインを一新する大幅アップデートを行う傾向があります。消費者もそれを期待しているのかもしれません。
iPhone 4s以前のユーザーには魅力的?
iPhone 5s/5c は、iPhone 4s 以前の機種にない機能を備えています。
例えば、4インチのディスプレイ・LTE 通信機能・新色「ゴールド」のほかに iPhone 5c のカラフルな5色などです。
さらに iPhone 4s の2年契約が終了した・お買い得感や安定感がある「s」が付く iPhone を好んで購入しているユーザーがいることも考えられます。