データの転送速度を表す単位「Mbps」と「MB/sec」の違いとは?

[PR] 本ページで紹介しているECサイトやメーカーなどから購入実績などに基づいて手数料を受領する場合があります。

AppBank の主任です。

データの転送速度を表す単位として代表的なのは「Mbps」と「MB/sec」。インターネット回線の速度を表す単位では「Mbps」が多く使われています。

では「8Mbps=8MB/sec」なのかというと、そうではありません。

もちろん、どちらの単位も数値が高いほどに転送速度が速いのは同じ。ですから、その違いを知らなくても困ることはないかもしれません。

今回はそんな2つの単位「Mbps」と「MB/sec」の違いをご紹介いたします。

目次

「Mbps」とは?

「Mbps」は1秒間に何メガビットのデータを転送できるかを表す単位です。主に回線速度を表す際に使われます。

日曜コラム


例えば、昨今の Wi-Fi ルーターなら最大 300Mbps 出るとか、iPhone 5 の LTE の最高通信速度は 100Mbps といった具合です。

ここで注目して頂きたいのはデータの量を示す単位が「ビット」であること。一般的にデータの量を示す単位は「バイト」です。

この「ビット」と「バイト」の違いが、「8Mbps=8MB/sec」ではない理由です。

「MB/sec」とは?

「MB/sec」は1秒間に何メガバイトのデータを転送できるかを表す単位です。主にハードディスク・SSD などのデータ転送の速度を表す際に使います。

日曜コラム


ここで使われているデータの量を示す単位は「バイト」。PC や iPhone/iPad でデータの量を示す際に使われる、一般的な単位です。

ビットとバイトの違い

では、「ビット」と「バイト」は何が違うのでしょうか?

「ビット」は PC などでデータの量を表す際に使われる、最小の単位です。1ビットで2通りの数字を扱うことができ、2ビットでは4通り、8ビットでは256通りも扱えます。

このようにビット数が増えると扱う数が大きくなるので「バイト」に換算します。

現在のコンピュータでは以下の通りに換算します。

8ビット=1バイト

ですから 8Mbps は 1MB/sec、100Mbsp は 12.5MB/sec となります。MB という身近な単位に変換することで、どれくらいの速さなのかが分かりやすくなりますね。

iPhone の通信速度を計測した際には、ぜひ「8ビット=1バイト」を思い出してみましょう。「Mbps」で表示される速度を「8」で割れば「MB/sec」に変換できます。

なぜ8ビット=1バイト?

Mbps と MB/sec の違いが分かったところで、気になるのが「8ビット=1バイト」。単位を変換するなら区切りやすい「10」が良いように思えます。

「8ビット=1バイト」となったのは、1960年代に登場した IBM のコンピュータ System/360 が8ビットを1バイトとして扱ったことがきっかけと言われています。

この IBM のコンピュータが広く普及したため、一般的に8ビットを1バイトとして扱うようになり、今日においてもその換算方法が使われています。

参考(順不同)

バックナンバー

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

新着記事

マックスむらいの最新ドッキリ動画

目次