実使用編:Sennheiser『HD450SE(Amazon限定モデルヘッドホン)』レビュー
ここからはSennheiser『HD450SE(Amazon限定モデルヘッドホン)』を約2週間、オフィスや新幹線、ホテルなどで実際に使用してわかったこと、感じたことをレポートしていきます。なお、今回もおもに使用したのは『iPhone 12 Pro Max』と『Apple Music』です。例によって『AppBank.net』読者の多くがiPhoneユーザーであることを踏まえて、あえて全編iPhoneでテストを実施しています。
◇ 初回のペアリング
〜Sennheiser『HD450SE(Amazon限定モデルヘッドホン)』レビュー〜
電源ボタンを4秒長押しでペアリングモードが始まり、接続が完了すると専用アプリからイコライザー設定やプリセットの呼び出しができるようになります。
◇ ノイズキャンセリングの効きぐあい
〜Sennheiser『HD450SE(Amazon限定モデルヘッドホン)』レビュー〜
タイトな装着感で耳全体を覆うつくりなので、ヘッドホンをかけただけで周囲のノイズをそこそこカットしてくれます。さらにそこから電源をオンにすると「スッ」と周囲のノイズが遠のいていきます。
ノイズキャンセリングは「ゴーッ、ガタンガタン」という走行音やモーター音のような低音によく効くので乗り物の騒音はしっかり低減してくれました。一方、人間の声などへの効きはマイルドなようで、車内アナウンスなどはそこそこクリアに聞こえてきました。移動中に使用するにはこれくらいの効きがちょうどよいかな、というノイズのカット具合です。
◇ 音質は?
〜Sennheiser『HD450SE(Amazon限定モデルヘッドホン)』レビュー〜
静かな環境に到着したので、落ち着いて音楽を聴いてみることに。
ヘッドホンとしての音質はクセが少なくプロミュージシャンやサウンドエンジニアが愛用するSennheiserらしいストレートな音。低音から高音までバランスよく聞こえますが、特に中音域にハリが感じられるタイトな音でした。人によっては「硬い」と感じるかもしれませんが、ソリッドな音を好む人には気持ちイイはず。
というわけで、筆者の独断と偏見で選ぶ“〜Sennheiser『HD450SE(Amazon限定モデルヘッドホン)』で気持ちよく聴けた曲〜”がこちら。
1曲目はRed Hot Chile Peppersの『Californication』です。バンドが一体となってな生み出すグルーブが絶妙なレッチリ。それを堪能するにはボーカルやそれぞれの楽器がしっかり聞こえなくてはダメなのです。そういう意味で『HD450SE』はとてもよい仕事をしてくれました。憂いのあるイントロのギターアルベジオから、うねるベースにカラッと響くドラム、そして変幻自在のボーカルまで、それぞれがしっかりと堪能できました。
2曲目はMajor Lazerの『Light it Up』。躍動感のあるドラムとベースとスカッと響くホーンのサウンドが気持ちいい曲なので『HD450SE』のタイトなサウンドキャラクターと相性が抜群です。
そして最後はZeddの『Addicted to a Memory』。最初は「ポップ寄りのEDMかな?」という感じの曲なのですが、1分30秒過ぎからゴリゴリの展開になるのがこの曲の魅力です。パワフルな四つ打ちのバスドラの上でシンセベースで刻みまくるパートは音のキレが悪いヘッドホンだと魅力が半減してしまいますが『HD450SE』にとってはお手のもの。ボリュームを上げると自然に体が動き出すくらい気持ちよさでした。
専用アプリにはイコライザー機能が搭載されているので好みの音に調整することも可能です。また、セッティングは保存しておくこともできるので曲にあわせて後から呼び出して使えます。
ちなみに、プリセットには「ポッドキャスト」と「ムービー」があるので、コンテンツにあわせて選択することで聴きやすい音に調整することも可能です。
Sennheiser『HD450SE(Amazon限定モデルヘッドホン)』レビューのまとめ
Sennheiser『HD450SE』を実際に使用してみた感想を一言で言い表すなら「Versatile」。いろいろな用途をそつなくこなしてくれる万能モデルという印象です。音質の確かさはもとより、ノイズキャンセリングや有線接続など機能も使い勝手がよいので、「1台のヘッドホンで幅広く使いたい」という旅行や出張などの際に手元に置きたい1台です。
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