iPadとiPhoneの充電にかかる時間の差。いますぐ見直すべきなのは?
例えば、「iPad Air」を充電しようとすると、高出力のACアダプターを使っても、0%から100%までにかかる時間は、約2時間30分もかかってしまいます。
一方「iPhone 12」であれば、0%から100%までにかかる時間は、たったの約1時間40分です。この両機種の差は歴然です。
また、この時間はデバイスがスリープしている状態での時間です。つまり、充電しながら使っている場合は、さらに時間がかかるということです。これが、iPadの充電が長く感じる理由の3つ目です。
iPadはiPhoneよりもはるかに多くの電力を使うため、充電器のエネルギーはデバイスに電力を供給するために使われ、バッテリーを満たすために使われることはあまりありません。iPadを早く充電したいのであれば、使わずに閉じておくのが懸命でしょう。
そして、iPadに付属しているACアダプターは「iPhone 11 Pro」と同じ20Wのものです。バッテリー容量が大きく違うにもかかわらず、同じACアダプターなのです。
また「M1 MacBook Air」は、iPadよりも小さいバッテリー容量ですが、30WのACアダプターが付属しています。
このように、iPadの充電に時間がかかる要因は、バッテリーの大きさ、充電器の性能、充電中の使用の3つが関係しています。バッテリーの大きさはどうしようもありませんが、充電器と充電中の使用を今すぐ見直せば、充電速度を改善されるかもしれません。