スマホのロック画面が「広告まみれ」になる未来の現実味


スマートフォンの中のコンテンツの奪い合いが激化している現在、多くの企業が目をつけているのが「ロック画面」です。このロック画面に様々なコンテンツを配信する機能を提供するグランス(Glance)が、現在米国の大手キャリアなどから注目を浴びています。


*Category:テクノロジー Technology|*Source:The Verge ,Tech Crunch

スマホのロック画面にコンテンツを配信する「グランス」


米スタートアップ系メディア「TechCrunch」によると、グランスは現在、米国のキャリアと交渉中とのこと。これは米国内のいくつかのAndroid端末に採用され、発売される予定だそうです。

グランスは、世界最大級の広告プラットフォームを持つインドの企業InMobi Groupの子会社です。同社はサムスンやシャオミなど多くのメーカーと提携し、同社のソフトはアジア圏で4億台以上の携帯電話に組み込まれているといわれています。なお同社に対しては、Googleも出資しているとのこと。

グランスは、スマートフォンのロック画面に様々なコンテンツを配信しており、搭載されたスマートフォンには、ニュース、ビデオ、クイズ、ゲーム、写真などが、画面をオンにするたびに表示されます。同社によると、ユーザーは1日に平均65回、これらを消費するそうです。


グランスの便利な点は、いちいちアプリを開かなくても、ニュースや情報を得ることが出来るという点です。スマホのロックを解除する必要さえありません。

Appleも、より多くの機能を持つロック画面を、スマートフォンの使用時間を減らすための方法として捉えていることを語っていました。Appleのソフトウェアチーフであるグレッグ・フェデリギ氏は、ロック画面を「スマホの顔」と呼び、ライブ・アクティビティのような機能によって、ロックを解除しなくても素早く情報を得ることが容易になると述べています。

しかし「The Verge」は、このような機能の普及は、ロック画面が広告まみれになることにつながるのではないかと懸念しています。グランスにはもちろん広告が表示されます。同メディアはこのロック画面というスペースには、さらに今後多くの企業や広告主が目を付けるだろうと指摘しました。

ロック画面が活用できるようになることは確かに便利ですが、それでスマートフォンを付けるたびに気が散ってしまうようになっては本末点灯。今後はさらに、スマートフォンとの付き合い方をより意識する必要が出てきそうです。

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