海外から見た「日本人が痩せている」理由
日本の食生活の特徴とは?
日本には、居酒屋が10,000店ほどあります。これは、ファストフードチェーン店の2倍の数です。
しかし日本人は毎日、居酒屋で食事をすることはありません。なぜなら、ほとんどの日本人は居酒屋などの食事が健康的ではないということを知っているからです。
日本には、居酒屋よりも健康的なお店も多数あり、日々どこに行くか選択することができます。健康をあまり意識していない人でも、便利な場所で簡単に健康的な食べ物が買えることが日本の特徴です。
アメリカ人が食事をする際、大抵の場合はソーダ類を飲みます。80カ国を対象にした調査でアメリカ人は、2011年に1人あたり170リットルも消費していることが分かりました。その量は世界一です。
一方、日本は56位で一人あたり32リットルを消費しています。日本の飲食店ではほとんどの場所で無料でお茶が飲めます。
また、アメリカのような大容量のソーダ類を買うことも難しいです。コンビニでも販売されていません。実は、マクドナルドのLサイズは日本のものが一番小さく、アメリカのMサイズよりも小さいのです。
日本人がソーダ類をあまり飲まない、もう1つの理由は またしても商品のバラエティです。
日本人はアメリカ人の1/5しかソーダ類を飲まないにもかかわらず、自動販売機でどこでも買うことができます。日本には552万台もの自動販売機があります。これは日本人の23人につき1台ある計算になり、1人あたりの数は世界一です。
その自動販売機には、ソーダ類も販売されていますが、ブラックコーヒーや、お茶や、水などもあります。典型的なアメリカの自動販売機では13種類が販売されていますが、水以外の飲み物は全て甘い飲み物です。
このように、日本とアメリカの自動販売機にも大きな違いがあります。
日本のように、ヘルシーな食べ物が不健康なものと同じくらい簡単に手に入れば健康的な選択をしやすいかもしれません。日本人が痩せている要因は、食の選択肢、店の多さが関係しているのでしょう。