東京ドーム25個分「超巨大バッテリー」の全貌

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超巨大バッテリーの弱点と日本の現状


問題点の1つが、特殊な地形が必要になることです。一般的には、川があるか、降雨量が一定で水にアクセスしやすい丘陵地でなければ、何十年にもわたって運用することはできません。

2つめが、膨大なコストがかかることです。揚水発電の大規模なプロジェクトは、現在では10億ドル規模のコストがかかります。信頼性の高い発電を継続的に行うためには、多額の資本投資が必要です。

しかし、それでもこのような揚水発電の施設は増えつつあります。スペインの多国籍電力公益企業であるイベルドローラ社は、ポルトガルで2,000メガワット超の揚水発電所「Tâmega Gigabattery」を稼働させ、スイスでも同様の設備を稼働させました。

また、エストニアはロシアのエネルギーからの独立を目指すため、225メガワットの揚水式エネルギー貯蔵施設の建設を計画しています。これは廃坑を揚水発電の貯水池として利用するという新しい試みで、エスティ・エネルギア社はこの技術を地形的に従来の揚水発電が困難な国々に輸出できる可能性があるとしています。


なお、日本国内にも揚水発電の施設は40ヶ所以上存在し、総出力は26,000メガワットと世界最大規模です。しかし、個々の貯水量が欧米に比べ小規模なため、設備利用率がわずか3%と非常に低いことが課題となっています。


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