イーロン・マスク「Twitter辞めます」次期CEOにふさわしい人物トップ5

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Twitterを買収し、晴れてCEOとなったイーロン・マスク氏。しかし、同氏が先日Twitterで実施した「Twitter CEOを退任すべきか?」というアンケートでは「Yes」が57.5%となりました。

マスク氏は「結果に従う」としたものの「この仕事を引き受けてくれる愚かな人を見つけ次第」退任すると述べており、すぐに退任するつもりはない様子。とはいえ、同社のCEOをずっと続けるつもりもないようです。そんな次期Twitter CEOにふさわしい人物トップ5を、米テック系老舗メディア「The Verge」が取り上げています。

*Category:テクノロジー Technology *Source:The Verge ,Twitter ,Tesla ,Sheryl Sandberg(Wikipedia)

目次

次のTwitter CEOにふさわしい人物「トップ5」


「The Verge」はTwitter CEOにふさわしい人物として、ソーシャルメディアはもちろんのこと、広告業界や動画サービスに精通している人を取り上げています。マスク氏が広告主のTwitter離れに苦戦していることからも、広告業界に顔が効くことは特に大事な条件の1つです。

シェリル・サンドバーグ氏(元Meta COO)


サンドバーグ氏は、2008年から約14年間、Meta(旧Facebook)のCOOを務めてきた女性です。彼女は2022年6月にMetaを退社し、現在はフリーとなっています。

「The Verge」は同氏について、「サンドバーグ氏は、マスク氏がTwitterのビジネスの修復を開始するために必要な広告主やコネクションから評判がある」と指摘。一方で、マスク氏とFacebookの関係性があまり良くない点を不一致点として挙げています。

エメット・シアー氏(Twitch共同創業者兼CEO)


シアー氏は配信サービス「Twitch」の共同設立者で、TwitchをAmazonに買収させた立役者です。「The Verge」は、同氏はTwitterを動画プラットフォームとして発展させるというマスクの計画に必要な経験を持っていると指摘しています。

ただし、シアー氏は上場企業を率いたことがない一方で、マスク氏は数年後にTwitterを再び上場させる予定です。また、Twitchは、ゲーム配信先という分野以外にはうまく拡大できていません。

ヴァネッサ・パパス氏(TikTok COO)


パパス氏は、YouTubeの初期クリエイタープログラムの立ち上げに携わった人物で、現在はTikTokのCOO(最高執行責任者)を務めています。ただし、同氏が活躍したのは主に製品とクリエイターの分野のため、マスク氏がTwitterのリーダーとして大手広告主の信頼のある人物を探しているのであれば、彼女は最有力候補ではないでしょう。

ジム・ランゾーン氏(Yahoo CEO)


「The Verge」は、現Yahoo CEOであるランゾーン氏について「メディアや広告の分野での経験が豊富」「マスクのおふざけに対応できる体質」と高く評価しています。なお、同氏はYahoo CEO就任前、マッチングアプリ「Tinder」のCEOを務めていました。

ただし一方で、マスク氏の下で働き、現在のTwitterのような「頭痛の種」を引き受けたいと思うかどうかは不明だと指摘。マスク氏がいう「愚かな人」なのかどうかはちょっと疑問です。

ケビン・シストロム氏(インスタグラム共同創業者)


「The Verge」は、経歴と手腕の面では、インスタグラムの共同創設者であり元CEOのシストロム氏は「間違いなくトップピック」だとしています。同氏は2018年にマーク・ザッカーバーグ氏と衝突し、旧Facebookとインスタグラムから去ったあと、TikTokのモデルに興味を示していたそう。マスク氏は買収前のTwitter社内会議で「TikTokを見習うべき」と発言しており、シストロム氏はその点でも気が合いそうな人物です。

ただし同メディアは、シストロム氏には「広告界への影響力はない」と指摘し、同氏にマスク氏下のTwitterで働くモチベーションがあるかどうかについては疑問視しています。

他にも「The Verge」は、元Twitter COOのアダム・ベイン氏やYouTube CEOのスーザン・ウォシッキー氏などの名前を挙げています。今回取り上げた5人の他にもTwitterのCEOを務められそうな人物はいるようですが、結局のところ一番の問題点は「今のTwitterを本気で引き受けたいと思うか」という部分でしょう。

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