DJI Mini 3レビュー:重量249g未満で30分以上飛ばせる4K空撮ができるドローンが7万円台はお得!

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「DJI Mini 3」を飛ばしてみた

今回のテスト飛行と撮影にはルネサンス棚倉さんにご協力をいただきました。同社は「福島県にある〝ドローン&電動モビリティー〟フレンドリーなホテル」で、宿泊者はドローンを持ち込んでの空撮やレンタルした電動モビリティのライド体験などが行なえます。


小型モデルなので飛行時の騒音は控えめ。さすがに低空だと「ブーン」という音がしますが、20mも上げれば威圧感を覚えることはない音量になります。


「DJI Mini 3」で撮影した写真

JPEG撮って出しの写真は以下の通り。ウェブサイトに掲載する過程でデータ圧縮がかかっていますが、編集ソフトによる加工などは行っていない画像です。


シャドーが黒つぶれしやすいといった弱点はあるものの、空の諧調表現などは十分で、機体とカメラセンサーが小型であることを考えれば満足のいく仕上がり。

Instagramなど、縦長の画像が好まれるSNSに投稿する画像を想定し、カメラを90度回転させて撮影する〝縦撮り〟モードも搭載されています。



先の写真とほぼ同じ位置で〝縦撮り〟をした写真がこちら。


横長の画像をクロップすると画素がフルに使えず写真が粗くなってしまう場合がありますが、カメラを縦にすればセンサーをフルで使えるのがメリット。小型機が不利な点をカバーする賢い機能です。

「DJI Mini 3」のバッテリー駆動時間

今回は真冬の福島県での撮影でしたが、「インテリジェント・バッテリー Plus」を使用した場合に飛行時間に不満を感じることはありませんでした。機体を目視できるギリギリの距離まで離して長距離を飛ばすような撮影を動きを繰り返しても余裕があり、安心してホームポイントまで戻って来られるのは大きなプラスでした。「小型機は電池がもたない」というイメージを完全に過去のモノにした感がある性能です。

「DJI Mini 3」で撮影した動画



以下は「DJI Mini 3」で撮影した4K映像のスクリーンショットです。こちらもウェブサイトに掲載する過程でデータ圧縮がかかっていますが、元データとの見え方に大きな差はありません。

細かいところでは写真左上の雲のシャドー部分でノイズが気になるといった点はあるものの、全体的にきれいにまとまっている印象です。


林を撮るとこんな感じ。冬枯れした木々の茶と常緑樹の緑が合わさる渋い風景ですが、きっちり〝渋く〟撮れています。撮って出しでこういった落ち着いた色合いと精細度になる点は優秀だと感じました。ひと昔前のスマホカメラとかは補正がキツすぎて〝シャープネスバキバキ、彩度ギラギラ〟みたいなことがありましたが……「DJI Mini 3」にはその心配は無用です。


太陽の光が当たる方向だとよりクリアな映像が撮れます。写真左下の木立の自然さ、建物のホワイトの正確さ、奥側の山並みから空に連なるエリアのグラデーションなど、十分に光がある風景を撮る分にはまったく不満はありません。


実際に使ってみた感想としては、センサーサイズの制約を感じるところがないわけではありませんが、雲が厚い日や時間を避けるといった工夫もできますし「そもそも大画面でみるわけではないから画質に強いこだわりがない」という場合は必要十分以上の写真と映像が撮れるという印象です。

撮影後の映像をカラーグレーディングしたい場合は「Mavic 3」、小型でも衝突回避機能があったほうがいいという場合は「Mini 3 Pro」といった選択肢がベターですが、持ち運びやすい機体で空撮を楽しみたいという場合は「DJI Mini 3」はしっかり要望に応えてくれる機体に仕上がっています。

DJI Mini 3の詳細と購入|DJI ストア

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*Category:テクノロジー Technology

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