【海外サッカー】三笘選手はどうすべきだった? 〝幻のゴール〟に元北朝鮮代表が言及!

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イングランドのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCに所属する日本代表MF三笘薫選手は4月8日、プレミアリーグ第30節のトッテナム・ホットスパーFC戦で先発出場。前半17分にゴールネットを揺らしましたが、ハンドの判定となり取り消されました。この“幻のゴール”について元北朝鮮代表FWの鄭大世氏が言及! どうすればゴールにつながったかを独自の視点で解説しました。

目次

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まずは話題のシーンをご覧ください!

トッテナムのエースである韓国代表FWソン・フンミンに先制ゴールを許し、0-1で迎えた17分にそのシーンは訪れます。敵陣中央でボールを拾ったMFアレクシス・マクアリスターからゴール前でパスを受けると三笘選手は右肩付近でボールを止めて、すかさず右足を振り抜きゴールネットを揺らしました。

鮮やかな抜け出しからスムーズにシュートまで持ち込みましたが、右肩付近に当てたトラップがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を介してハンドと判定されてゴールは惜しくも取り消し。三笘選手は、笛が鳴ると首を傾げて困惑した表情を見せています。

鄭大世氏は三笘選手のフィジカルの強さに注目

ABEMAで解説を務めていた元北朝鮮代表FWの鄭大世氏は、試合後の番組「TODAY’S SELECTION」にて注目プレーのひとつとして、この“幻のゴール”をセレクト。審判の判定ではなく三笘選手のプレー面にフォーカスを当てて解説しています。

「後ろから押されているのにも拘らず重心がずれていない」と相手に体を当てられても崩れない三笘選手のフィジカルに着目。また「マクアリスターを信じてプルアウェイの動きでポケットを作って走り込み、コントロールしてシュートを打てている」と一連の動きも称賛しました。

現役時代は身体能力に定評があった鄭氏をして「体幹が強い」と言わしめる三笘選手のボディバランスは、プレミアリーグの屈強な相手との戦いでますます磨きがかかっているのでしょう!

三笘選手はどうすべきだったのか

鄭氏は「削りに来られても倒れずに続ける紳士的なところがある」と三笘選手の真摯なスタイルについても賛辞を贈る一方、この試合のゴールが取り消された場面においては「倒れてPKをもらおうとしたら多分もらえた」と予想。「頑張ったせいで、ハンドで取り消されてしまった」と悔しさも露わにしています。

相手DFのクリスティアン・ロメロに後ろから手でプッシュされているのは明らかなので、そこで三笘選手が倒れていれば、PKをもらって同点ゴールにつなげられていた可能性は高いです。

ただし完全にDFを置き去りにしてGKと1対1を迎えていますから、そんな絶好機で倒れる判断を下すのは難しいでしょう。三笘選手は踏ん張ってでもシュートを打ちたいという気持ちが上回ったか、それしか考えていなかったかもしれませんね。

三笘選手のチャンス以外にも目立った審判の”疑惑のジャッジ”

この試合で三笘選手は後半にもビッグチャンスを迎えています。71分、左コーナーキックのこぼれ球をペナルティエリア内でボールを拾うと、相手MFピエール・エミール・ホイビュアをかわしにかかりました。しかし、ここでホイビュアに左足を踏まれて倒されます。ところが、審判のジャッジはノーファウル……。せっかくのチャンスをフイにされてしまいました。

それ以外にも幾度もゴールに迫るも、結局三笘選手はこの試合でノーゴール。ブライトンも1-2で敗北を喫しました。

イギリス国内でも物議を醸す

またこの試合では、三笘選手のチャンス取り消しだけでなく、ブライトンに不利に働く判定が目立ちました。戦前の順位ではブライトンが6位でトッテナムが5位と上位進出をうかがう両チームの対決だったこともあって、試合に影響を与えたスチュアート・アトウェル主審のジャッジが物議を醸し、イギリス国内のメディアで大きく取り沙汰されたのは当然でしょう。

試合の翌日にはプレミアリーグのプロ審判協会(PGMOL)が、三笘選手が足を踏まれた71分のシーンでPKを与えなかったことが誤審だと認め、ブライトン側に謝罪しています。

ブライトンはこの謝罪を受け入れてはいるものの、勝利を逃して7位に降下したのは事実。ここからまた浮上するためにも三笘選手の活躍がキーポイントになることは間違いありません!

三笘選手の一層のゴールラッシュに期待

30節を終えて、7得点を挙げている三笘選手。これは、マンチェスター・ユナイテッドに所属した香川真司選手(現セレッソ大阪)とレスターに所属した岡崎慎司選手(現シント・トロイデンVV)を凌ぐ、プレミアリーグにおける日本人最多の年間記録です!

ブライトンは2試合の未消化分があるため残り10試合となっていますが、三笘選手はどこまで記録を伸ばすのでしょう。“幻のゴール”に肩を落とすことなく、活躍を続けてほしいですね。ブライトンをさらなる上位に導くためにも一層のゴールラッシュに期待がかかります!

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