2TBのSSDが〝ほぼ1万円〟に下落したウラ事情とAppleの影

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一時期ほどではないにしろSSDはHDDと比べると高価であることは確か。いまだに「チョット高級なパーツ」という印象もあり、筆者は容量あたりの金額は「1TBあたり1万円」くらいの感覚でした……ところが容量2TBで10,782円(税・送料込・プライム感謝祭価格)という激安製品がAmazonに出現していました。


» Monster Storage NVMe 2TB SSD PCIe Gen3×4|Amazon.co.jp

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ユーザーとしてはこうした激安SSDが登場したことは大変に喜ばしいのですが……「安かろう、悪かろうでは嫌だな」と思って調べてみたところ、そのウラには意外事情があることが見えてきたのです。

激安SSDの〝ウラ事情〟


このSSDのおもなスペックは以下の通り。決して、ショボいスペックというわけでなく、むしろ十分に高性能です。

  • 読み込み速度:3,400MB/秒
  • 書き込み速度:3,100MB/秒
  • インターフェース:NVMe
  • コントローラー:Maxio MAP製
  • NAND:YMTC製

このスペックであれば2万……とまではいかなくても、1万円台後半というのが相場という感じです。

ところが、この製品はほぼ1万円。この激安価格の裏にはどうやら〝政治的な事情〟があるようで……

米アップルが中国の半導体大手、長江存儲科技(YMTC)からのスマートフォン「iPhone」向けの部品調達計画を保留していることがわかった。複数の関係者が明らかにした。米国政府が半導体を巡る中国への規制を段階的に強化しており、製品のサプライチェーン(供給網)への影響も大きくなっている。

— 出典:アップル、中国半導体の調達保留|日経電子版

安値の理由はiPhoneに使われる予定だった3D NANDチップが米国と中国の貿易摩擦によりAppleが使用できなくなっているから。この影響で3D NANDの在庫が過剰になったことで中国メーカーが安価に購入できることとなり、それが激安SSDの登場につながったというわけです。




激安価格になっているMonster Storage製のSSDも、NANDは禁輸規制の対象となっているYMTC製です。

こうした背景からSSDの値下がりトレンドを迎えていますが、その中でもこの製品は特にお得。2TBという大容量で安価な〝高コスパ〟SSDとなっているので、こういった製品を探していた人は「プラム感謝祭(10月15日・日曜まで)」チャンスをゲットしておきましょう。

Monster Storage NVMe 2TB SSD PCIe Gen3×4 2TB



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SSDケースもプライムデーでセールになっているので、併せて購入すれば1万円台前半で2TBのストレージ容量増設が可能です。

UGREEN M.2 SSD 外付けケース



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