途中退場者続出、全米が吐いたという衝撃作『テリファー』。6/2に続編が公開されましたが、ホラー好きの方はもう見にいきましたか? やっぱりピエロは怖いですよね。でもテリファーだけじゃ物足りない。もっと怖いピエロが見たい! という方にぜひ見て欲しい作品を紹介します! そうでない方ももちろん楽しめますよ!
目次
- 1. 1:全米が吐いた『テリファー』とは?
- 1.1. 1:待望の続編が公開
- 2. 1:『道化死てるぜ!』(2012年)
- 2.1. 1:最初に殺されたのはピエロのほう
- 2.2. 2:黒魔術で復活
- 2.3. 3:アーティスティックな殺し方
- 3. 2:『クラウン』(2015年)
- 3.1. 1:始まりは子どもの誕生日
- 3.2. 2:脱げない呪いの衣装
- 3.3. 3:浸食されていくケントの心
- 3.4. 4:視聴者を裏切った衝撃シーン
- 4. ピエロはまだまだ止まらない!
1:全米が吐いた『テリファー』とは?
2016年に1作目が公開され、殺人ピエロに襲われるという昔ながらのホラー映画でありながら、殺人鬼アート・ザ・クラウンの不気味さや、用いられる手段のおぞましさから一気に話題作になりました。
「ギコギコしちゃうぞ」というキャッチフレーズとともに日本に上陸したテリファーは、国内のホラーファンからも支持される人気キャラへ。
1:待望の続編が公開
そしてついに2作目が公開されました! 既に鑑賞した人の感想を見る限り、とても面白い仕上がりになっていたようです。前作同様にグロテスクなシーンは多いそうなので、苦手な人は注意して下さいね。
公式ツイッターはピエロらしく、結構お茶目な感じです。すぐにリプライでギコギコしにいきがち。
それでは、テリファーで味わった恐怖をもう一度! 怖いピエロ映画の紹介です!
1:『道化死てるぜ!』(2012年)
邦題のセンスがぶっ飛んでるこの作品ですが、ピエロ系ホラーの中ではかなり芸術的なほうなんです。
哀しきピエロの復讐劇。その見どころを紹介します。
1:最初に殺されたのはピエロのほう
物語の発端は、行儀の悪い子どもたちが起こした最悪のアクシデントです。誕生日会の余興として呼ばれたピエロの男は、皆の前で大道芸を披露するのですが、これが不評。「つまんねーよ!」と子どもからブーイングを喰らう羽目に。
それだけに飽き足らず、彼らは面白半分でピエロを痛めつけるのですが、手違いでピエロの頭に包丁が突き刺さります!
2:黒魔術で復活
年数が経ち、事件当時は幼かった子どもたちもすっかり学生に。誰もがピエロのことなど忘れていました。しかし殺された当の本人が、のうのうとキャンパスライフを送る彼らを許すわけありません!
黒魔術により墓から起き上がったピエロ。凶器を手に、目指すは子供たちが集まるパーティ会場でした。
3:アーティスティックな殺し方
この映画が他のスプラッター映画と違うところは、その多彩な殺害方法! ピエロという設定を存分に活かしており、次はどんなのが来るんだろう? と見ているうちにワクワクしてしまうんです。例えば、空気入れを相手の後頭部に突き刺して、頭を風船みたいに破裂させたり、引きずり出した大腸でバルーンアートをやったりなど、とにかくバラエティ豊か。
刃物で突き刺すだけの3流ピエロとは訳が違います。
怖いだけじゃない。その手法に感心もさせられる『道化死てるぜ!』でした。
2:『クラウン』(2015年)
前述の2作とは打って変わって、こちらは哀愁漂う悲劇のピエロ。普通の家庭を持つ優しいパパが、呪いに侵されて正気を失っていく様が恐ろしい作品です。
ピエロが怖いというよりも、温かい家族が崩壊していく様がなんとも恐ろしい作品。そのみどころを紹介します。
1:始まりは子どもの誕生日
主人公のケントは、妻と1人の子どもを持つごく普通の男性でした。その日は息子の誕生日。アメリカでは子どもの誕生日パーティにピエロを呼ぶのがメジャーなのですが、手配していたはずのピエロが急遽来られなくなってしまいます。
子どもを悲しませまいとして、ケントは偶然手に入れた衣装とメイク道具でピエロに変身! これが全ての始まりでした。
2:脱げない呪いの衣装
ケントの機転のおかげで誕生日パーティーは無事終了。父親が扮するピエロに息子も大喜びでした。疲れたケントは、ピエロのメイクも落とさず、衣装も着たまま眠ってしまいます。そして翌朝、ある異変が。
どうやっても衣装が脱げず、丸い鼻もくっついて取れないのです。引っ張っても無理。ナイフで切ろうとしても刃が立たない。そんな状況にケントはパニックに!
3:浸食されていくケントの心
ケントが身に付けたピエロの衣装は、実は悪魔の呪いが込められた恐ろしい代物でした。この映画の設定では、ピエロとはもともと人間を喰らう怪物。それが長い時を経て、今のような道化師の形になったのだとか。
悪魔時代の黒魔術がしみ込んだその衣装は、ケントの精神を徐々に蝕んでいき、やがて彼自身を人喰いのモンスターへ変えてしまうのです。
4:視聴者を裏切った衝撃シーン
ホラー映画で殺されるのは、大体は大人か、そうでなくてもある程度成長した子どもです。純真無垢な幼い子どもは、決して殺害の対象にならない。そう考えていたのは私も同じでした。
しかしこの映画にそれは通用しません。悪魔に憑りつかれたケントは、名前も知らない小さな子どもを、耐えがたい空腹感を満たすためだけに襲います。ぐうぐうと鳴るお腹の音と、自分の心とせめぎ合うケントの苦悩。ものすごく衝撃的なシーンでした。
これは怖さよりも哀しさが勝つ映画です。見終わった後、「あー、怖かった」というよりは、溜息をついてしばらく動けなくなるタイプの作品でした。
ピエロはまだまだ止まらない!
絶賛公開中の『テリファー 終わらない惨劇』ですが、既に続編の製作が決定したようです! 怖いけど、どこか面白い。ピエロにはそんな魅力があるので、いつの時代でもホラーファンに愛される存在なんですね。
まだまだ新しいキャラクターが生み出されるであろう、これからのピエロ業界に期待しましょう!