テニスの錦織圭選手が1年8ヶ月ぶりの復帰戦でいきなり優勝を果たしました！
復帰戦となったのは、チャレンジャー大会の「カリビアン・オープン」です。現地時間の6月18日に行われたシングルス決勝で予選から勝ち抜いているマイケル・ジェン（アメリカ／世界ランク1118位）を、6-2、7-5のストレートで下し、復帰大会での優勝を果たしています。
この記事では、錦織圭選手の復帰戦、これまでのキャリアと、これからの錦織圭選手についてをまとめてみました。
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目次
錦織圭選手 1年8ヶ月ぶりの復帰戦を振り返る
怪我で戦線離脱をしていた錦織選手は、現地6月18日にチャレンジャー大会の「カリビアン・オープン」にワイルドカード（主催者推薦）で出場しました。
錦織選手は、1年8ヶ月ぶりの初戦から好調で、ドロップショットなど多彩な攻撃を見せ、順調に勝ち上がります。
そして、決勝の相手は、昨年のウィンビルドンジュニアで準優勝の19歳ジュンでした。ジュンはチャレンジャー大会で初の決勝進出です。
試合は、序盤から錦織選手のペースで進んで力の差を見せつけます。第1セットを6-2で勝利すると、ジュンのサービスゲームである第2セットも破りリード。途中苦しい展開もありましたが、7-5のストレート勝利で試合終了。
復帰大会で見事に優勝を果たしました！
錦織圭選手のこれまでのキャリアを振り返る
日本を代表する世界的テニスプレイヤーである錦織圭選手。
今回、1年8ヶ月ぶりの大会でいきなり優勝とまだまだ健在です。そんな錦織選手はこれまでどのようなキャリアを歩み世界的なテニスプレイヤーになったのか？振り返っていきます。
ジュニア時代
錦織選手は、1989年12月29日、島根県松江市に生まれています。
5歳の時に初めてラケットを手にし、父と姉と公園でボールを打っていたそうです。テニスを始めて約1年後にはテニススクールに入会し、着実に実力をつけていきます。
小学4年生の時には中国地方代表で全国小学生テニス選手権大会に出場。5年生の時にも同大会に出場しベスト8の成績を残します。
小学6年生の時には、全国選抜ジュニア選手権、全国小学生大会や全日本ジュニア12歳以下で優勝。史上5人目の3冠を達成しました。
中学生の時にはアメリカにテニス留学して、世界のジュニアサーキットを転戦し技術を磨いています。
そして高校時代、2006年シーズン終了時点で世界ランキング603位につけ、日本人選手10位とすでに日本トップ選手の1人となっていました。
プロ転向
2007年に錦織選手はプロ転向を果たします。
すると、翌2008年にはATPツアー初優勝を達成。日本人男子選手のATPツアー制覇は、1992年の松岡修造さん以来2人目の快挙です。
4月には、世界ランキング99位となり、こちらも松岡さん以来で世界ランキング100位以内に入りました。
また、8月の全米オープンでは日本男子シングルスとして71年ぶりにベスト16進出などプロ転向して1年ほどで本当に素晴らしい成果を残しています。
それから、錦織選手は順調にキャリアを積んでいき、2011年には上海マスターズでベスト4に進出。世界ランキング30位になり、松岡修造さんの持っていた世界ランキング46位の記録を更新しました。
錦織圭の偉業
錦織選手は、キャリアの中で大きな偉業を数多く成し遂げていますがその中でも特にすごい偉業を紹介します。
まずは、2011年スイス室内準決勝で当時世界ランキング32位だった錦織選手でしたが、世界ランキング1位のジョコビッチを破ったこと。これにより錦織選手への注目は大きく高まりました。
2014年の全米オープンでは決勝進出を果たし、アジア人として初めてグランドスラム（4大大会）で決勝進出。
2015年にはメンフィスオープンで3連覇、メキシコオープン準優勝という結果を残し、世界ランキングは自己最高の4位まで浮上しています。
2016年のリオ五輪では、日本テニス界96年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得。
数々の偉業を成し遂げた日本テニス界のレジェンドです。
今の錦織選手の立ち位置は？
今現在の錦織選手は、怪我でしばらく戦線離脱していたことから12年ぶりにランキングを外れています。
しかし、6月に復帰を果たした錦織選手は7月下旬にツアー2大会に出場を申請しているようです。
7月24日開幕のアトランタ・オープンと、翌週に行われるシティ・オープンに主催者推薦での出場を目指しています。そして2大会の前に、米国内で行われる下部大会2試合でもプレーする予定です。
約1年8カ月ぶりの実戦となった下部大会で優勝した勢いそのままに強い錦織圭を見せてほしいですね。
これからの錦織圭選手の活躍に期待！
日本テニス界レジェンドの錦織選手。
現在33歳ですが、まだまだこれから偉業を成し遂げてくれる！そんな期待を抱かせてくれる素晴らしいプレイヤーです。
7月以降に行われる予定の試合、そして再び世界の錦織圭として活躍してくれる事を期待しましょう！
