ヘリコプターのエンジンが停止しても〝墜落しない仕組み〟がスゴい

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ヘリコプター」のエンジンが飛行中に故障しても、そのまま真下に墜落することはありません。実はヘリコプターには特別な墜落防止システムが搭載されています。

ヘリコプターの秘密について海外YouTubeチャンネル「Not What You Think」が解説しています。


*Category:テクノロジー Technology *Source:Not What You Think,wikipedia

ヘリコプターに搭載されている「墜落防止システム」とは?


ヘリコプターが上空で故障しても安全に着陸することができます。なぜなら、ヘリコプターには「オートローテーション」という機能があるからです。この仕組みを使えば、例え上空でエンジンが止まっても、滑空して着陸することができます。


通常のヘリコプターの飛行では、エンジンの動力を受けた回転翼が上空から空気を吸い込み、下方に排気して揚力を発生させています。


しかし、エンジンの出力が低下すると気流が逆転します。重力に引かれてヘリコプターが下降すると、空気は下からローターシステムに押し込まれます。その際にも、回転翼が回転するため揚力が発生し、飛行状態を維持できます。これがオートローテーションの仕組みです。

回転翼が一定の回転速度に達するまでには、最低でも地上から150~200メートルの上空にいる必要があります。そして、回転翼が速く回転すればするだけヘリコプターはゆっくり安全に降下することができます。


オートローテーションを使用する際は、パイロットはコレクティブレバー(回転翼の角度を調整するバー)を使って回転翼の角度を平らにする必要があります。

平らにすることによって、回転する際の抵抗が少なくなり、回転スピードが上がります。


アメリカの国家運輸安全委員会が収集したデータによると、飛行機、ヘリコプター、気球、その他すべてを含む一般航空機の平均墜落率は、飛行時間10万時間あたり7.28件でした。

しかし、ヘリコプターだけの墜落率は10万時間あたり9.24件と平均を超えています。これはヘリコプターが飛行機では飛べないような高度が低い場所や、山などの危険で複雑な地形で使用されることが多いからです。


ただ墜落率が高くても、ヘリコプターの墜落事故による死亡率は低いです。一般的な航空機の死亡者数が10万飛行時間当たり1.4人であるのに対して、ヘリコプターの死亡者数は1.3人と少ないです。ヘリコプターは、意外と安全な乗り物なのです。

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