コイントスの〝勝ち方〟が35万回の実験で判明

コインを投げるとき、表か裏が出る確率が同じであることは誰もが知っていることです。しかし新しい研究によると、ある特定の状況下では、コインはどちらか一方が出る可能性が高いということが判明しました。この驚きの研究結果について、海外メディア「science alert」が詳しく解説しています。

*Category:サイエンス Science *Source:science alert ,Cornell University

コインの表か裏が出る確率は同じではない


コーネル大学などの国際的な研究者チームは、合計350,757回のコインを投げる実験を行いました。この結果を分析したところ、コインを投げる際に表を向いている面が、コインが落ちたときに表になる可能性が高いということがわかりました。これは数学者のパーシ・ディアコニス氏が2007年に提唱した理論です。

最新の実験によれば、50.8%の確率で当てはまることが示唆されました。このバイアスはコインの種類によって異なりますが、個人差はないようです。研究者らは論文の中で、以下のように述べています。

The standard model of coin flipping was extended by Persi Diaconis,who proposed that when people flip an ordinary coin, they introduce a small degree of ‘precession’ or wobble –a change in the direction of the axis of rotation throughout the coin’s trajectory,” the researchers write in their paper.According to the Diaconis model, precession causes the coin to spend more time in the air with the initial side facing up. Consequently, the coin has a higher chance of landing on the same side as it started.


— 引用:Cornell University

訳:コイン投げの標準モデルは、パーシ・ディアコニス氏によって発展させられました。彼は、人が普通のコインをひっくり返すとき、わずかな歳差運動やぐらつき(コインの軌跡を通して回転軸の方向が変化すること)が生じることを提案しました。ディアコニスモデルによれば、歳差運動によって、コインは最初の面を上に向けたまま空中でより多くの時間を過ごすことになります。その結果、コインは最初と同じ面に着地する確率が高くなるのです。

研究者によって結果が異なるということは、コインをどのように投げるかが、どのように着地するかという確率に影響することを示唆しています。コインを空中でキャッチしたり、見る前に最後にもう一回ひっくり返したり、人それぞれのテクニックがあります。つまり、コインを投げる動作のふらつきが、結果に影響する可能性があるのです。


研究チームは、賭け事や高額賞金の意思決定などにおいて、開始時のコインの配置を常に隠すべきだと提案しています。研究者たちは、開始時の表がランダムに決定されたコイン投げでは、表と裏が均等に分かれることに気付きました。例えば、コイントスに1ドル賭けて、当たれば2ドルが貰える場合、1000回のトスで平均19ドル儲かることになります。これは、5人のプレーヤーとディーラーがいるブラックジャックでは得られないアドバンテージです。

このような偏りが過去にはっきりと観察されなかったという事実は驚くべきことです。ローマ人の時代から、重要な出来事を決定するためにコイントスが使われてきました。「コイントスが広く普及しているにもかかわらず、コインの裏表の結果がランダムなものではないという考え方に立ち止まる人はほとんどいなかった」と研究者たちは述べており、今後さらに詳しく調べたいと考えています。

AD
参考になったらシェアお願いします!
Twitterへ Facebookへ はてブへ Pocketへ
▼新着記事やオススメ記事を投稿中!
AD

人気キーワードから探す
カテゴリーから探す
ゲームのジャンルから探す